税理士もりりのひとりごと

税理士もりりがぶつぶつと日ごろの出来事についてひとりごとを綴っていきます





  税理士もりりのひとりごとのナビゲーター   トップページ > 資格・転職・就職 > 50歳からの資格、資格取得ランキング  

50歳からの資格、資格取得ランキング

2011 - 07/27 [Wed] - 01:17

 検索ワードを見ていますと相変わらず資格に関するものが多いです。その中でも先日は「50歳の資格取得」とか「50歳の資格取得ランキング」といった検索ワードを見つけました。

 もうこのレベルの話になってきますとはっきり言った方がイイの思うのではっきり言います。50歳から資格取ったってまともに飯食える資格なんてありません。今まで長年やって来た仕事の延長で資格を取るのであればまだしも、将来の生活への不安、リストラへの不安から「金を稼ぐ」目的で資格を取ろうと思っているのなら、まず無理です。

 これは突き放しているような言い方に聞こえるかも知れませんが、私の親切心から言っているとどうか受け取って下さい。まずきちっと明らかにしておかないとならないことは、ご飯が食べられるような資格なんて世の中にはほとんどないということです。

 たぶん世の中にある資格のうち、なんとかご飯が食べられることにつながる資格は医師、歯科医師、看護師、鍼灸師、薬剤師、弁護士、会計士、弁理士、税理士、司法書士、社会保険労務士、行政書士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、宅建・・そんなところじゃないでしょうか?

 もちろんこれらの資格でも比較的容易に取得できるものもあります。一方で試験合格、資格取得にゆうに数年以上かかるものもあります。どちらがメシを食べやすいかといえばそれは一般的に取得が難しい資格の方がメシは食べやすいでしょう。

 しかし資格商売の難しいところ、というかどんな商売でも一緒なんですが、資格を持っているだけでは商売にもなんにもならないんですよね。大切なのは実務上の経験と知識。これが逆に言えば全てと言っても過言ではありません。といっても「資格→経験・知識」という重要度の順番がひっくり返ることはありません。なぜなら経験と知識があっても資格がないと絶対に看板を上げて商売することができないからです。

 50歳から資格を取って一体どうしたいんですか?もしメシを食うために資格を取ろうと思っているのであればやめた方がイイと思いますねぇ。だって苦労してその資格を取っても飯なんか食えませんよ。それに一体どこで実務経験を積むつもりなんですか?50歳の未経験者を雇ってくれるところがあるとでも思っているのでしょうか?或いは資格さえ取れば最悪すぐ開業すればいいとでも思っているのでしょうか?

 なかなか今の時代、それほど資格商売は甘くないですよ。まあどんな商売を手掛けてもすぐにカネをかき集めることができるくらい商才をお持ちの方であればすぐ成功を収めることもできるでしょう。でも今までの50年間の人生を振り返って「勝ち組だった」と思えない方は50歳から資格を取ってもやっぱり勝ち組にはなれないと思いますよ。

 50歳から資格を取ってメシを食うことができる方は、それまでの人生が勝ち組だった方だけでしょうね、きっと。でもそんな方は50歳過ぎていまさら資格取って商売替えしようとは思わないでしょうね。今までの手慣れた商売をどんどん膨らませてもっと儲かるように頑張る方がよほどカネになりますもんね。

 よく世間では資格はリストラや退職後の生活不安を解消するための切り札のように言われますが、今そんな資格は世の中にはありません。どんな仕事でもそうですが、仕事なんて10年くらいやってようやくまともに飯が食えるようになるものです。仮に50歳で資格を取って運良く再就職先が見つかったとしても、まともに独り立ちできるようになることは60歳頃。その10年間とそれからの人生において相当なバイタリティが求められることは誰しも想像に難くないでしょう。

 頑張ること、努力することは誰しも賞賛されることです。しかし歳を取ってからの資格取得はそれだけではないのではないかと私は常日頃思っています。カネを稼ぐため、或いはメシを食べるためだけに資格を取ろうと思っているのであれば、それは至極安易な考えだと言わざるを得ません。そして下手をすると資格を取ることで逆に人生を棒に振ってしまうこともありえるのだということに頭を回す冷静さも必要ではないかという気がしています。

 例えば一般企業にお勤めのあなたが50歳から公認会計士の勉強を始めて、素晴らしく努力した結果52歳で試験に合格したとしましょうか。「すごい!あんな難関試験に50歳過ぎで挑戦してたった2年で合格するなんて!」と周りの人は大絶賛してくれるでしょうが、あなたがその後公認会計士になれる可能性はほぼゼロです。

 理由は何度もこのブログに書いているとおりです。もし自主退職までして公認会計士試験を受験したりしたら、その後の人生はどうなるのでしょう・・。きっと会計士試験を受けたことを一生後悔し続けるでしょうね。

 また「70歳で司法試験に合格!」なんてニュースをテレビで見て「よし、俺も一発逆転を狙って頑張ってみよう!」と触発される方もおられるかも知れませんが、70歳で司法試験に合格する人は別にその後弁護士になって活躍しようなんて思ってないんです。ただ趣味、あるいは自分のチャレンジ目標として試験に合格しただけのことなんです。

 そういう方は別に弁護士にならなくても年金だけで余裕を持って暮らせるような方なんです。あなたのおかれている状況とは全く違うんです。趣味で試験合格を目指している方と、生活のために本気で試験合格を目指している方では全然違うんです。

 生活のために資格試験合格を目指しているのであれば絶対的に年齢を考慮する必要があります。その後のあなたの人生を無駄なものにしてしまわないように、この点はぜひよく考えてみてください。

関連記事

トラックバック

http://moriri12345.blog13.fc2.com/tb.php/981-ee6c074e

 | HOME | 






プロフィール

もりり

Author:もりり
当ブログにお越しいただきありがとうございます、税理士のもりりです。のんびりと、時々辛辣に日々感じたいろいろなことを自由に書いていきたいと思います。

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード