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会計士業界も揺れています・・

2011 - 06/09 [Thu] - 12:14

 今日の新聞を読んでいますと、小さい記事でしたが公認会計士協会の会長を解任させる運動が起きて、結果的には否決されて現会長が続けていくことになったのだとか。なんでもその理由が例の企業財務会計士の資格創設に会長が反対しなかったため会としても賛成扱いになってしまったことに会員の不満が募っていたのだとか。

 意外と会計士協会もこの件ではもめていたんですね。私のブログでもやたらと財務会計士がらみの記事のアクセスが多かったので会計業界では大変関心が高かった話なんでしょうね。冒頭の日経新聞記事によれば、本当に日経の記者達は税理士が大嫌いなようで(笑)、この財務会計士が廃止になったのも「税理士業界からの猛反対」だけによってもたらされたかのように書かれていました。

 何度も書いてるけど、それは違うでしょ?税理士業界が反対するだけで財務会計士案が廃案になっちゃうの?そんなわけないやんか。今までだって会計士業界は税理士が反対しようとどうしようと結構好きにやってきたじゃないですか。そもそも税理士が反対する程度で潰れるようなアイデアを出す方がおかしかったんじゃないでしょうか?

 まあでも会計士業界としてもこの問題に異を唱えておられた方々が相当数おられたことがわかって、私もすこし救われた気がしました。会計士業界にとって見ても企業財務会計士なんか創設したって意味ないし、はっきりいって「会計士」というブランドを落としてしまうような制度案でしたからね。

 きっと会計士協会の会長としては、金融庁と政治家に配慮して「イエス」と応えざるを得なかった苦しい立場だったのでしょうが、結果的に廃案になる程度の話だったのですから会計士業界の将来の利益などを考えて反対すべきだったのではないでしょうか?

 「企業財務会計士を創設すれば協会も会費収入がっぽがっぽ増えまっせ」という甘い言葉にクラッときた面もあると思いますが、そもそも公認会計士という専門職業目的に照らしてみれば企業財務会計士なんて邪道も邪道。会計士から見て世の中に税理士が存在していることよりも理解できない存在だったのではないでしょうか(笑)。

 それは言い過ぎか、会計士から見れば企業財務会計士は身内ですけど、税理士はある意味敵ですからちょっと違うかな。でもそうは言っても「なんで企業財務会計士を創設しなければならないのか?」という理由については、会計士試験合格浪人対策以外に積極的に支持する理由が見当たらなかったのではないでしょうか?

 会計士自身から見ても、試験合格浪人が増え続けていくことは世間から会計士試験合格者のレベルが疑問視されかねない状況にもつながりますから、きっと迷惑な話だったと思うんですよね。問題の根本は需要に反して試験合格者が多すぎるという、ごく単純な理由によるものなんですから、そこを改めれば済むだけの話なんですよね。

 試験合格者を増やして会計士を増やせば監査要員も増えて監査の質と処理能力が高まる。しかも価格競争原理が働くので監査報酬の引き下げにもつながる、と目論んでいたのでしょうが、なかなかそうは問屋は卸しませんて。

 弁護士だって全く同じ事が起きているじゃないですか。弁護士試験合格者を増やして世の中の問題解決能力は高まっていますか?報酬が安いだけで経験がない弁護士なんか胡散臭いし信頼できないんで誰も相談に行かないでしょう?そりゃ当然ですよ。

 おかげでご飯が食えない弁護士が続出していて、税理士なんかよりずっと貧乏な弁護士もたくさんいるようにも聞きます。以前であれば弁護士といえば新人でも600万円くらい年収がもらえたはずですよね?それが日々のメシ代を稼ぐのにも苦労するだなんて、悲しい話じゃないですか。

 それもこれも、日本には会計士や弁護士に隣接する資格があるので、会計士や弁護士を増やしたってニーズが増えるわけではないからなんですよね。そもそも数が少ない会計士や弁護士の業務の隙間を埋めるために隣接士業が既に社会的なニーズを引き受けているので、今更会計士や弁護士を増やしたってほとんど意味がないんですよね。

 当初弁護士や会計士を増やそうと考えていた人達は、そこのところを完全に読み違えていたんですよね。世の中では弁護士に相談するニーズは訴訟と法的対策立案・実行だけに限られ、一方会計士は大企業の法定監査と税務申告業務だけにほぼ絞られちゃうんですよね。

 それ以外の登記法務や行政法務、税務などは司法書士、行政書士や税理士が既に業務を行っていますし、大企業の法定監査以外の会計税務は税理士が請け負っていますから、そもそも弁護士や会計士の人員を増やしたって彼らの仕事が増えるわけじゃなかったんですよね。

 賢い方々が多い弁護士や会計士業界なのに、なぜそこを読み違えちゃったのでしょう?それとも人数を増やして力ずくで行けば隣接士業連中をぶっつぶせると思ったんでしょうかね?隣接士業をぶっつぶす前に自分達の首を絞めてしまうとは全く予想していなかったんでしょうか?弁護士様と会計士様のブランドを前面に押し出せば依頼者達は尻尾を振って隣接士業から乗り替わってくると思っていたんでしょうか?

 そこが正直いってよく分からないんです、だって本当に彼らは賢い人達ですからね。でも一人や少数で業務を行っている人達が多いんで、あまり社会一般の行動基準を理解していなかったんですかね。大体士業をやっている人達は我が儘で自分勝手、社会常識にいまいち欠ける人が多いですからね(笑)。弁護士なんてイヤになるくらい左翼ばっかりだし。

 まあ読み違えた原因はよくわかりませんけど、やっぱり会計士も弁護士も過度に増やしすぎない方がいいんじゃないでしょうかね。正しいことなら思い切って物事を運んでもまわりがついてくる、と思うのは自信過剰な方々が陥りやすい誤り。もう少し世の中の事について落ち着いて判断しておけばこのような問題は起きなかったのにな、と残念に思いますね。

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