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税務署員の奥さんがニセ税理士

2011 - 02/17 [Thu] - 22:17

 ちらっとある税理士から聞いた話など。

 その税理士に最近仕事を頼んできた顧問先の話なのですが、そこが以前に頼んでいた税理士が亡くなってしまったので、その顧問先を担当していた事務員は別の税理士事務所にお客と一緒に移籍したのだとか。ところが何かソリが合わなかったのでしょう、オイシいお客だけ新しい事務所に取られ、その事務員は一部の顧客とともに新しい事務所を追い出されたのだとか。

 でその事務員は仕方ないので一年ほど残ったお客の仕事をニセ税理士として決算と申告をしていたらしいのですが、やはり税理士のハンコがないといろいろと困ることもあるだろうからということで、その取引先は知り合いの税理士にその元事務員が作った申告決算の内容チェックと申告書提出などの業務を依頼してきたのだとか。

 まあそれはそれで良いと思うのです、きちんと新しい税理士が元事務員の仕事内容をチェックするのであれば。先日のブログにも書きましたように、税理士がニセ税理士が作成する書類にメクラ印を押すのであれば問題ですが、きちんとその仕事の内容をチェックしてその税理士自身の基準でオーケーになっている決算書や申告書であれば全然問題ないと思うのです。

 この話で興味深いところは、そのニセ税理士行為をしている元事務員さん、旦那さんが税務署員なのだとか(笑)。税務署員の奥さんがニセ税理士行為をしているなんて、おかしな話だと思いません?

 でもっとおかしな話は、新しい税理士がその事務員が作った青色決算書をチェックしていると、減価償却の計算がおかしいのだとか。旧定額法で計算する資産に関して「償却の基礎になる金額」が前年末の未償却残高になって計算しているのだとか。つまり定額法と定率法がごちゃ混ぜになったような計算になっていたわけです。しかも従来からそう計算しているフシがあるそう。

 当然そうなってくると翌年以降の計算もおかしくなってしまいますし、何より定額法であるにもかかわらず毎年償却額が減ることになるという誠に奇妙な計算になってきます。償却額が毎年減るので納税者にとっては不利ですし、残存価額も時を重ねるとめちゃくちゃな金額になってしまいます。

 なのでその新しい税理士さんは「この減価償却の計算を確認して欲しい。正しく計算するとこうなるはず。」と依頼者を通じてその元事務員に確認してもらうように頼んだのだとか。そしてその元事務員から返ってきた答えが「先生のいうとおりにしてください。私が使っているソフトは2年前のものなのできっと計算がおかしくなったのでしょう。」・・・?

 この話を聞いて、そんなことあるかいな、って思いません?(笑)違うだろ、そんな話をしてんじゃないんですよね。2年前のソフト使ったからといって旧定額法の計算なんか間違えるわけありますかいな。その新しい税理士さんは本当はこの元事務員に「あんた、ちゃんと定額法の減価償却計算方法わかってる?毎年こんなことして気付かなかったらアカンから、ちゃんと直しといてよ。」といいたかったわけなんですよね。

 ところがこの元事務員、自分が定額法の計算を間違っていることには触れもせず、ソフトのせいと、まるで他人事のように「税理士がそう言うならその金額でいっときゃいいんと違う?」という感じの回答をしてきたわけです。

 その話をその税理士から聞いて、私は「えーかげんなもんやなぁ。」と思いましたね。減価償却の計算すら間違えるような元税理士事務所の事務員って何よ、って思いましたね。しかも指摘されても間違いに気付こうともしないわけですからね。

 でもその新しい税理士がいうには、その元事務員さん、きっちりとNTTデータの達人を使って申告書を作っているのだとか。そこまで金掛けてニセ税理士業務を行っているのに、減価償却の計算一つまともにできないとは・・。ニセ税理士ってそんなレベルなん?

 しかもダンナが税務署員ですよ。笑いますよね、全く。でも結構そう言うケースって多いんじゃないですか?税務署員同士が結婚して、後に署を退職した奥さんがニセ税理士行為をしている。或いは税務署員の近しい親戚がニセ税理士をしている。或いは税務署員自身がアルバイトでニセ税理士行為を行っている・・。

 だって税務署の業務時間中に税務署員がコソコソと建物の外で携帯電話でよく私用電話をかけていますが、たまたま通りかかってその話の内容を聞いていますと、明らかに税務や決算の話をしていますからね。

 そんなもの業務上の話であれば携帯電話でコソコソと話さなくても署内で電話すればいいでしょう。そんな話を隠れてしなければならないところからして、結構自分の友人や知り合いの税務相談やニセ税理士行為を個人的に行っている人もいるのでしょうね。もちろんそういった行為を全く行わないちゃんとした税務署員もいるとは思いますが。

 まあ今回はそんな伝え聞いた税務署員の奥さんによるニセ税理士行為の話など。ホントかウソかは知りませんよ、検証したワケじゃないですし、全部伝聞ですからね。この話を聞いて、許せない、とまで強く感じることはありませんが、なんとなく「この元事務員のニセ税理士も、そのダンナの税務署員も世の中と税理士を舐めてるよな」とは思いますよね。

 税理士法を見直すみたいな話になってますけど、こういった下世話な話からしてきちんと適正化できるように税理士法を運用していきませんか?

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