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低報酬顧客をどう扱っていますか?

2011 - 02/10 [Thu] - 22:15

 この時期、税理士の報酬額の設定って頭悩ませますよね。というか、悩ませない方は全く悩ませないのでしょうけど、私の場合は悩ませてます。

 まあ私の営業方針もあるのでしょうが、私の場合は基本的に来るものは拒まず、の世界です。だってまだまだ駆け出しの税理士ですからね、依頼された仕事は何でも有り難く受けることにしています。

 私の場合はまだ職員を抱えているような状況でもなく、一人でやっているようなもんですから一件でも依頼が増えてちょっとでも報酬がもらえれば即増収につながりますのでね。贅沢言わず何でもやるし、いくらからでもやりますよ。

 なんてことを言うと「お前みたいな安売り税理士がいるから税理士市場が荒らされるんや。」と文句をおっしゃる税理士先生方もたくさんおられるでしょう。でも私が安請け負いしているようなお客さんは皆さんが業務の対象としている顧客じゃないので、全然みなさんの税理士市場を荒らすことなどないと思いますよ。

 だって私が安請け負いしている依頼者なんて、多分ブランド税理士さんなら絶対に拾わないような顧客ですもの。私がこの仕事を始めてから疑問に思っていることなんですけれども、例えばこの時期に申告をすれば1万円還付されるけれども、その仕事を請けるための設定報酬額が1万円だった場合皆さんならどうされます?

 多分ブランド税理士さんならば「こんな申告、うちに頼んだら報酬の方が高くつくから自分で申告したら?」と依頼者に上から目線で話して断るでしょうね。弁護士さんなども少額の依頼であればそうやって断りますよね。

 でももしその人が自分でどうしても申告を作成・提出することができず、税理士に頼まざるを得ない人だったとしたらどうしますか?私の場合、先ほどの例であれば設定報酬が1万円であれば5千円くらいにして請けてあげることにしているのです。これは私が勤務していた時代からそうです。

 確かに作業にかかる時間あたりとコストを考えてみればあまり儲からない仕事かも知れません。ブランド税理士さんなら「そんなアホらしい、金にならん仕事なんかやるかいな」とおっしゃるところでしょう。まあでも私の場合は「人助け」の意味も含めて請けることにしています。さすがにタダではやりませんが、依頼者に損がない程度に報酬は減額して請けてあげます。

 だって先ほどのような1万円還付をもらえる申告書を作るために税理士に1万円お金を支払っていたら、依頼者から見ればなんのこっちゃわからない話になっちゃいますもんね。だったらケチくさいことを言わずに5千円なり7千円くらいで、もっと言えば3千円くらいで請けてあげてもいいんじゃないか、と私は思うわけです。

 だってこんな申告をする方々から沢山お金を取る必要などないじゃないですか。数千円、1-2万円くらいの還付申告を行う人から沢山報酬をもらわなくっても別にいいじゃないですか。そんなのボランティアですよ。儲かっているお客さんからしっかりと報酬をもらえばそれで事は足りるんじゃないかと私は思っているんですよね。

 ダメですかね、こんな営業方針じゃ(笑)。でも私もこの仕事を気がつくと結構長くやってきていますけど、この程度の「安請負仕事」は安請負の部類に入らないと思っているんですよね。顧客をかき集めるための広告宣伝活動と思えば別に気にもならないし、自分で申告書を書けない方の役に立っていると思えば嫌なことだとも思わないんですよね。

 何度も言いますけど、我々の仕事は依頼者に喜んでもらって、満足してもらってナンボの商売。私がやっているのは10万円の報酬を3万円にしようという話ではありません。ほんの1万円の報酬を5千円にする程度の話。それくらいのレベルの話であればサービスしてあげればいいじゃないか、って気がするんですよね。「うちは1万円もらえないとその仕事できません」って愛想なく断って依頼者をしょんぼりさせる必要はないと思うんですよね。

 それに結構そんなレベルの還付申告を依頼してくる人達って、意外と良い客筋だったりするんですよね、実は。だって普通の人達は1万円の税金を還付してもらうために例え5千円でも支払うのはイヤだ、って思うもんなんです。そんな中で「ああ、5千円くらいならいいよ。」って安がって喜んで税理士に仕事を頼んでくれる方々って意外と資産家だったり、知り合いに良い方がおられたりするんです。

 だから私がやっているようなことは決して税理士市場を荒らすための安請負仕事ではありません。むしろ多くの税理士が嫌がってやりたがらない仕事の隙間を埋めているだけですから、他の税理士さんには全く迷惑を掛けていないと思っています。

 沢山報酬を支払うことが割に合わない依頼者がいれば、その依頼者のメリットになる範囲で仕事をしてあげればいいと思います。そうして喜んでもらって、多少でも報酬をもらえればよいと思っていますし、報酬は沢山もらえる人からしっかりもらっておけばいいわけで、困っている人がいれば素直に助けてあげりゃいいんじゃないかと思いますね。

 もちろんそれぞれの税理士さんには営業の方針というものがあるでしょうし、報酬の少ない仕事なんて一切しない、という方もおられるでしょう。でも我々のような駆け出し税理士の営業のやり方は色々あると思うんですよね。

 最初からブランドを目指す人もいればいいし、最初はお金にならない仕事であっても何でも請けてとりあえず自分の事務所の良さを感じてもらおうという方針の税理士さんもいるでしょう。税理士紹介業者を使う人もいれば、DMやテレアポ営業をする人もいるでしょう。税理士の営業だって一般の商売と全く同じ話で、どうやって顧客を増やしていくかという考え方は人それぞれでいいと思うんですよね。

 先般このブログに書きましたように、私は「税理士業界のトヨタ」のような事務所を作っていきたいので、最初からブランドは目指していないんですよね。まずはトヨタに乗ってもらってトヨタの品質の良さと価格の割安感を感じてもらって、その結果トヨタが自社のファンを増やしていったのと同じように、私の事務所の仕事をまずは実際に体験してもらって、そして「ああこういう税理士もいるんだな。これもいいな」って感じてもらいたいんですよね。そういう風に思ってくれる人を一人でも増やしていきたいわけですね。

 やっぱりどんな商売も顧客満足度を高めることが絶対的に勝敗を決めますからね。そこは絶対に追求し続けていきたいと思っていますし、満足してくれれば顧客は自ら喜んでどんな金額の対価でも支払ってくれますからね。どうせ同じ対価をもらうのであれば、イヤイヤ支払ってもらうより「えっ、これだけしてもらってこの報酬でいいの?」って感じてもらう方がお互いに嬉しいですからね。

 まあだから冒頭の「低報酬顧客」の話も、結局はそういうことです。種まき、ファンづくり、営業活動の一環だと思えば全然何とも思いませんね。だって高報酬の客しか請けない、とお高くとまってヒマにしているよりはコチョコチョ動いて多少でもお金を貰った方がウチも助かりますしね。

 他の税理士さんは私のやり方を「邪道」「迷惑」と感じるかも知れません。そう思う方々には残念ですがそう思っておいていただきましょう。でもその人達が端から拾うつもりがない顧客を拾ってサービスを提供しているわけですから、その人達に迷惑をかけているわけではないんですけどね。

 まあいろいろと税理士の営業方針も研究しながらやっていきましょう。何にしても私自身は私の事務所を大きくしていかなきゃいけないんで、いろんなことを頑張ってやっていきますよ。

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