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税理士先生、納期は遅らせる方が儲かると思っていませんか?

2011 - 01/31 [Mon] - 23:49

 私のようにまだ成功を収めているわけでない税理士が言うのはなんですが、基本的に税理士も仕事の進め方については他の一般企業で是とされている方法を採用するのが良いのではないかと考えています。

 どういうことかと言いますと「仕事のスピードアップ、効率化をはかる」と言うことですね。とはいえ昔ながらの税理士事務所などに勤めたことがある方であれば、親方先生や先輩職員などからこう言われたことが少なくないのではないでしょうか。

 「たとえ仕事が早くできていても顧問先にはそう言うな。ギリギリに『できました』と言って、どれほどこっちがたいへんな仕事をしてやっているかと言うことを顧問先に印象づけて報酬をがっぽりもらえ。」と。

 今でもそうやって報酬をもらうやり方の方が儲かると思っている税理士さんや職員さんももちろんたくさんいるでしょう。これは弁護士さんなどにも良くある考え方ですよね。確かにこうやって納期をワザと遅らせてギリギリまで引き延ばすことで顧問先との心理戦で有利に立って沢山の報酬を引き出そうという手法は今でも有効であるかも知れませんね。

 しかしその手法が通用するのは、あくまで顧問先がこちらとの力関係で下にいる場合についてのみの話です。顧問先の方が税理士に対して気をつかってくれているからこそ納期が遅くても文句をいわず、そして高い報酬を提示しても文句もいわず払ってくれるのです。

 そう言う力関係をまだ顧問先との間で築けていない税理士さんや、或いはこれからの時代税理士をビジネスパートナーとして位置づける顧問先が増えてきた場合にも「納期を遅らせてガッポリ」手法は有効に働くでしょうか?

 私は有効に働くとは思いません。そもそも仕事ができているのに客に敢えて黙っておいて、その上で報酬まで沢山取ろうと考えているなんて、商売としては邪道も邪道、そんな殿様商売を一般企業でやっていたら今どきすぐに商売が行き詰まります。

 普通は納期が他所よりも早いからこそ料金は高くても許されるものです。遅けりゃ安くて当たり前ですし、場合によっては仕事が遅いことはクレームやペナルティの対象になりかねません。

 一般企業では「納期を遅らせてガッポリ」とは全く正反対の手法がビジネスを成功させるためには大切だと考えられています。つまり納期は早いほうがいいに決まっているんです。顧客が期待しているよりも早い納期で、そして期待している以上のクオリティーでモノやサービスを提供することができる事業者が顧客に喜ばれ、顧客から選ばれ、そして顧客が値切らずにお金を支払ってくれるのです。

 納期が遅くても顧客が文句を言わずにお金を払ってくれる商売は、超一流ブランドや超プレミア付きの商品やサービスに限られます。もし「自分が提供するサービスは日本一で、比類するモノはない。だから仮に客を待たせることがあったとしてもそれだけの価値が絶対にある」とお考えを持っている税理士さんであるならば「納期を遅らせてガッポリ」手法をなさったらよいと思います。

 しかしそこまでのサービスを提供することができない税理士がブランド税理士の真似をして「納期を遅らせてガッポリ」戦術を行ったらどうでしょう?今の時代顧問先は「こいつ一体何様やねん、仕事はおっそいし、報酬は高いし。挙げ句の果てに態度は偉そうやわ、言うてることは何言うてるかわからんし。」と感じるだけでしょうね。ひとたび顧問先にそう思われるとその後の仕事の進め方や価格交渉において不利になること間違いなしですよね?

 結局税理士業においてもこれから儲けていこうと考えているのであれば、仕事は早く片付けて、そしてそのスピードとできばえの確かさで顧問先を感動させて適正な報酬を気持ちよく払っていただく、という当たり前のビジネス手法を使う方がよいと私は思うんですよね。最近本当にそう思うようになりました。

 だって考えてもみて下さい。もしのんびりと仕事をこなしていくよりも早く仕事をこなしていけば、単純に考えて年間にこなしていける顧問数は増えるんですよ。事務所職員が全員早く仕事をこなす意識を持って仕事を行ってくれれば事務所全体でどれだけ顧問先を増やす余力が増えると思います?

 数の少ない顧問先から仕事を遅らせて有り難がらせて少しくらい多めに報酬をもらえたとしても、そんなもの仕事の処理速度を早めて事務所のキャパを拡げて顧問数を増やして報酬を増やしていく方が事務所としても儲かることはお分かりになるはずですよね。

 ですから今から税理士として成功していこうと考えている税理士さんであれば、仕事をのんびりやって顧問先からガッポリ取ってやれ、なんてことは考えないほうがいいと思いますね。そんなことやってると将来のあなたのためにならないと思います。

 だって普通に考えて一生懸命働く人とそうでない人のどちらが稼いでいるかと言えば、やっぱり一生懸命働いている人の方が稼ぐでしょう。でも「いや、俺はそんなチマチマした仕事をしたくないから税理士になったんだ。だから蟻のように忙しく仕事をするなんて真っ平御免。俺はブランド税理士を目指す。」と考えている税理士さんはどうぞその調子でやってください(笑)。

 でもイメージだけでブランドを築き上げようとしたって、サービスの質が伴っていなければ無理矢理作ったブランドイメージなんかすぐに泡のように消えて無くなります。私はそう言う「エセ偉い税理士先生」さんからお客さんを沢山奪って稼げるような事務所を作っていきたいですね。

 言ってみれば「税理士業界のトヨタ」を目指したいのですね。今のところ税理士業界のベンツやエルメスは目指していません。だって顧問先に喜んでもらえることを追求するのが、結局のところ事務所が繁栄して儲かることにつながると思いますもの。仕事が遅い税理士より早い税理士の方が顧問先が喜ぶのは絶対的ですからね。

 私はそれを追求したいと思っています。それを事務所のビジネスモデルにしたいと思っています。でももし「税理士業界のトヨタ」を追求した先に行き着いた状態が「税理士業界のベンツ、レクサス」であれば言うことはありません。

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