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大卒者の就職難のからくり

2011 - 01/25 [Tue] - 00:53

 大卒の就職率が最悪なのだそうですが、実はそうでもないということがネットのニュース記事に書いてありました。

 実は大卒に対する求人枠は20年前よりも2割増えているのだとか。ところが問題なのは20年前と比べてショーもない大学がポコポコポコポコ雨後の筍のようにできてしまったせいで大学生数が20年前と比べて100万人近く増えてしまったのだとか。

 詰まるところ、昔だったら大学に行かなかったような人が無試験で大学に行けるようになったことが今の大卒者の就職難を招いているとのこと。なるほど、はっきり言ってそれはそうでしょうね。なんでも大学進学率も20年前は20%だったのに今では50%を越えているのだとか。これはヒドいですね。

 先日も書きましたけれども、探せば職はいくらでもあるんですよ、実際のところ。ただ「中小はイヤだ」とか「自分にあった職種でなければイヤ」とえり好みしているからないだけの話なんです。単なるミスマッチなわけです。

 しかし本来高卒で職に就くべきだった人達が多数大卒という肩書きを持つことになったために、従来の大卒者向けの就職枠に求職大学生が溢れ、逆に高卒向けなどの就職枠に人が行かないというのは皮肉なことですね。まあこの記事で一つだけ疑問なのは、じゃあなぜ高卒も就職難なのか、ということですね。

 ここまでの話であれば、本来高卒で就職すべき人達が大学に進学するようになったわけですから、高卒の就職者希望者は減っているはずなんですよね。であれば高卒向けの本来採用は余ってくるはずなんですよね。そこがそうなっていないということは、どういうことなんでしょうね?

 もしかすると20年前に大卒者の採用を行っていた企業の採用枠が今では減ってしまい、それを埋める形で以前は大卒者を採用しなかったような会社がこの20年間の間に新たに大卒者の採用をはじめるようになったことが見かけ上の大卒の求人数を底上げしている原因なのではないでしょうか。

 現実的に考えてみて、今の各大手企業の大卒求人数はやはり20年前と比べると減っていると思います。ですから、20年前は高卒しか採用していなかった企業が今は大卒を募集するようになったことが大卒の求人枠が増えたというマジックを生み、そして反対に高卒の求人枠を減らしたと考えるべきだと思いますね。

 そう考えれば冒頭に書いたネット記事の内容は間違いで、やっぱり高卒・大卒を合わせた求人総数はきっと減っているはずですね。だって20年前の景気と比較して考えれば大卒の求人枠が同じレベルで比較して増える要素などありえるはずがないですからね。

 実際に私が昔から知っている有名企業で20年前より大卒の採用人数を増やしている企業などほとんどないでしょう。ですからやはりネット記事にある大卒求人枠増加という実態は、単純に高卒採用枠が大卒採用枠にスライドした結果のまやかしだと思います。

 であるならば、やはり昔であれば大学に進学できなかったレベルの大学生は、昔高卒の人達が就職していた中小や製造業の現場などに就職するべきなんですよね。偏差値35の大学を卒業した人が偏差値60以上の人達と同じ就職先を目指そうとするからミスマッチや就職難が起きるだけの話なんでしょうね。厳しい言い方ですが、偏差値35の大卒生は勘違いしてるんですよね、多分。

 うーん、ということは最近の大卒の就職難は、結局本来大学に進むべきではない人が大学に進んでしまったことによって引き起こされた悲劇と考えるべきなんでしょうかね。むやみやたらと誰もが大学に進学するのも良し悪しですね。

 でも確かに今まで名前を聞いたこともないような大学って世の中にめちゃくちゃ増えてますもんね。正直いってそんな大学に進学したって就職がないのはどう考えたって当たり前といえば当たり前なんですけどね・・。そこに進学した学生さん達もちょっと見込みが甘かったかな・・。

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