税理士もりりのひとりごと

税理士もりりがぶつぶつと日ごろの出来事についてひとりごとを綴っていきます





  税理士もりりのひとりごとのナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 税務・会計 > 消費税をもうちょっと考えてみましょう。  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

消費税をもうちょっと考えてみましょう。

2010 - 11/14 [Sun] - 12:40

 消費税については導入したときも、税率を5%に上げたときも、そして先日菅が10%にすると言ったときも、必ず大騒動になります。そしてそれを言いだした政権は必ず選挙で大敗してやがて退陣に追い込まれています。(菅が退陣に追い込まれるときは消費税以外の原因の方が強いと思いますが(笑)。)

 でも、私は平成元年に消費税が導入された当初から、消費税については不満をほとんど持っていません。むしろ大変合理的な税であるとして積極的に支持しているくらいです。もちろん消費税を導入したり、増税する際には他の所得税・法人税を減税する、という条件がなければならないのは当然ですが。

 それはそれから後に私が税理士になって多少税に関する知識と情報が増えるようになってからも変わっていません。ヨーロッパで20%くらいの消費税が導入されているから、という諸外国との比較でそういっているわけではなく、ただ単にとても合理的な税制だからそう思っているだけです。

 その最大の理由は、日本には本当に沢山の税金がありますが、納税者の意思で納税額を決められる税金なんて消費税くらいなものだからです。所得税にしても法人税にしても、相続税にしてもそうですが、これらの税金は納税者が税金を安くしたいと思っても通常はできないものです。

 所得税にしても年間の所得が決まってしまったら支払う税金は自動的に計算されます。もし納税額をもっと少なくしたいと思ってもそれはできませんし、やろうとしたら所得隠し、脱税しか方法はありません。

 でも消費税は違います。もし税金を支払いたくない、と思うのならものを買ったりするのを控えればよいだけです。大きな買い物や旅行に行くことを控えれば納税額を減らすことができるのです。つまり納税者が自分の意思で税額をコントロールできる唯一の税金と言ってもよいのです。そんな税金は消費税以外にはありません。

 だから消費税増税を所得税や法人税減税などとセットになって議論されるのであれば、これは積極的にその議論の内容を検討し、妥当であると思われる内容であればみんなそれを積極的に支持すべきだと思うのです。

 今からの日本社会を考えた場合、これだけの膨大な財政赤字を抱えているのですから増税の話は避けて通るわけにはいきません。それは日本の国民全員が覚悟して渋々ながらも承知をすべきです。あとはどうやって増税するか、という方法論を検討するべきなのです。

 そこで先ほどの「消費税は納税者が税額を決めることができる税金」というところがポイントになるわけです。税収に占める消費税の割合が大きくなってくれば、政府のやっている政策や景気対策が気に入らなければ国民は消費を手控えることで税収面から政府にお灸を据えることができるのです。

 そうならないためには政府は必死になって国民のために役に立つ政策、景気を良くする対策を考え続けなければならないのです。ですから政治家達に国のために一生懸命働かせるためにも消費税の比率を上げさせればよいと私は思うのです。

 だって考えてみて下さい、3歳くらいの子どもからお爺さんまで、ほぼ全ての国民が支払っている税金なんて消費税だけですよ。しかも消費額に応じて税額負担が決まるわけですから、お金持ちはたくさん税金を負担し、そうでない人はその消費に応じてそれなりの税負担で済むのです。こんな公平な税制は他にはないと思いますよ。

 しかもお金持ちだって税金を払いたくないと思えばお金使わなきゃいいわけですからね。お金持ちなのに税金を自分の意思で減らせる税金なんて消費税だけです。こんなにも公平でしかも納税者の納税意思を反映させることができる税金なのに、なんでみんな反対するのでしょう?消費税は納税者の権利と意思表示が最大限できる制度なのだから上手く利用すればいいじゃないですか。

 きっと皆さんが反対する理由は消費税増税が必要以上の増税に繋がるからではないかという疑心暗鬼があるからだと思います。ただそれはきっちりと他の税金の減税とのバランスや、税収や税の使い道を私たち納税者がチェックしていけば良いのではないでしょうか?それをしないで政府・与党や官僚に任せきりになっていたり、逆になんでも政府に反対する左寄りの野党の意見を疑わずに鵜呑みにするからおかしくなっているだけのことなのです。

 もう一回言いますけど、今後増税は避けられません、絶対に。過去の自民党政権が悪かったとか、社会保障制度を増やしすぎたからだ、とか昔の話をいまさら云々しても仕方ありません。だってそれもこれも有権者が自分の意思で選んだ政治家、政党が行った政治の結果ですから、それに文句を言うことは天に唾することと一緒です。

 そんな無意味な議論をするよりも、増税が避けられないのであればより良い増税はなんなのか、少しでも国民にとって監視が行き届いて国民の意思を反映させることができる方法はないのか、ということを考える方が建設的だと思います。

 なので、私は敢えて国民の多くが拒否反応を示す消費税についてもっとしっかりとその制度を理解して、この税制のメリットについても理解すべきだと思っています。

関連記事

トラックバック

http://moriri12345.blog13.fc2.com/tb.php/710-00105af6

 | HOME | 






プロフィール

もりり

Author:もりり
当ブログにお越しいただきありがとうございます、税理士のもりりです。のんびりと、時々辛辣に日々感じたいろいろなことを自由に書いていきたいと思います。

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。