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野球賭博、名古屋場所と暴力団壊滅。

2010 - 07/11 [Sun] - 15:40

 大相撲界の野球賭博の問題、なかなか奥が深そうですね。きっと捜査している警察・警視庁の方から見ても別に相撲取りが野球賭博をしていたこと自体はどーでもいい世界の話だと思います。ただ、やはりポイントは名古屋場所開催の時期に合わせてこの話を公にして捜査やら何やらを行っている、ということですよね。

 最近ニュースでも伝えられているように、名古屋には弘道会という暴力団があります。弘道会の組長は今山口組の組長でもあります。昔は関西や西日本の暴力団組織が強かったというイメージがありましたが、この弘道会組長が山口組の6代目に就任したあたりからヤクザの世界でも名古屋が強くなってきたということになったらしいのですね、どうやら。

 で、この弘道会というのが結構武闘派らしいのですね。だから弘道会組長(司忍)が6代目に就いた山口組も今までよりも雰囲気が変わるのではないかといわれています。確かに以前は関西ナンバーの車が多かった山口組詣での車が今や名古屋ナンバーの車をよく見かけるようになったと聞きますし、弘道会の影響力というのが山口組を支配してきているのでしょうね。

 どうやら警察としてはこの弘道会を何とかしたい、というのが狙いのようで、だからこそ名古屋場所に合わせての野球賭博問題なんでしょうね。弘道会の本丸である名古屋において相撲絡みから入ってきそうなお金をちょっと絞ってみよう、と。そして世間の注目も名古屋のヤクザ問題に集めてみよう、と。

 確かにね、いろいろと反社会的な面で暴力団に問題があるのは確かですし、理想論とすれば暴力団を壊滅させたいというのもあるでしょう。しかしもし仮に暴力団が壊滅できたとしても、また裏に潜って新しい同じような組織ができるだけの話ですよね?だって裏の世界でしか生きることができない人っていますもの。芸能人だってそうじゃないですか、本来裏の世界で生きている連中が自分達の綺麗なところだけ表側で一般人から金取って見せる人達なんですから、表社会の落ちこぼれである芸能人達は裏がなくなっちゃったら生きていけないじゃないですか。

 誰かも言っていましたが、どこの国に行ってもギャングやマフィアのない国はないそうです。つまり暴力団やヤクザってどこの国でも自然発生的にできちゃうんですよね。だって自分達の子供の頃から考えてみてください。自分は勉強もできない、家にお金もない、社会的に差別を受ける育ちである、自分がまわりから浮いているような気がする・・、そんな友達ってクラスに何人かいたでしょう?。そんな人達が大きくなっていく過程でどんどんすさんでいってしまったとして、その人達が生きる方法として裏社会を形成していくことはどうしてもありえるんですよね。どんなに綺麗事を言ったとしても。

 そいつらに綺麗な社会で生きていけるように努力しろ、って言っても無理なんですよね。全ての人が努力して自分の環境を変えてくれる、いや変えるべきだ、なんて考えるのは思い上がりも甚だしいことで、そんなに世の中頑張れる人ばかりじゃありません。と、いいながら私もよく「上を見ろ」とか「死ぬほど努力しろ」なんてこのブログに書いていますが、それは私がその文章を事業経営者とか税理士試験受験者のように頑張るべき人に向けて書いているからであって、社会全ての人に対してそういっているわけではありません。

 世の中誰だって綺麗な人達ばかりじゃないし、真面目な人ばかりじゃありません。努力が続く人ばかりでもありません。上数パーセントの超エリートがいるとすれば、逆に下数パーセントの超落ちこぼれ達がいても当然なのです。もちろんだからといって彼らの悪行を正当化するつもりは毛頭ありませんし、私だって彼らに脅されればもちろん怖いのでイヤですが、ただある程度彼らの逃げ道を用意しておいてやるのも社会としては必要じゃないかな、とも思うのです。

 というのも、先ほどの数パーセントの超落ちこぼれ達を押さえつけていくだけではその先が怖い気がするのですね。どーにも逃げ道がなくなった連中が自暴自棄になって町中で銃を乱射するとか、爆弾を爆発させるとか、それこそもっと薬物の乱用が激しくなるとか、婦女暴行や強盗・殺人が増えるとか、そんなことになりかねないような気もするのです。

 暴力団の世界にも組織が大きくなっていく過程、出世していく過程においては大企業で出世するのと同じだけの要素が必要だと思うんですね。下っ端がめちゃくちゃである分、ある意味ヤクザの世界で偉くなっていく方がよほど人心掌握術と組織の扱いには凄いものがあると思います。当然そういう組織の頭として下を束ねていくために下っ端の教育をし、下っ端を組織に合わせて訓練することで、どーしようもない下っ端連中にもある種の「人間教育と規律」が育まれる面もあります。組織に属することで彼らなりに夢を持つことだってあるでしょう。

 言ってみれば「アウトサイダー専門の人間教育の場」のような機能も暴力団にはあるわけで、それが本当になくなってしまえばえらいことになっちゃうと思うんですね。皆さんは歴史で織田信長が、とか豊臣秀吉が凄い、といいますが、彼らこそ乱世の世界に生きた超武闘派暴力組織の頭ですよ。力と暴力で世の中を支配したという意味においては暴力団の組長とやってることはほとんど変わりません。だから先ほどのように「ヤクザの頭になるのは凄い」というのもそういう意味なわけです。

 話を戻しますが、そういうことで暴力団も社会の必要悪という面もあると思うのです。どーしようもない超落ちこぼれ達にも生きる場所を提供する場でもありますし、ある種の裏組織で生きることによって一般社会と上手いこと共存していくこともできます。

 それに歴史的に見ても、暴力団が無法者を力で押さえつける役割も持っているのです。例えば山口組は第二次大戦後に在日中国人がめちゃくちゃに振る舞っていた元町を中心とした神戸の街を力で制圧し、日本人に街を取り戻してくれた役割を果たしたのは事実です。警察も手をこまねいてどうすることもできなかった無法地帯を押さえつけて規律を取り戻してくれたわけです。

 また山口組自体が昔の港湾労働者を監督する組織だったわけで、どこの馬の骨かわからない人足連中が船に積まれた荷物を中抜きしたりしないように監督・監視する組織だったのです。だからもともと神戸、博多、広島、名古屋、横浜などの港町には暴力団が多いのでしょうね。ある意味アンダーグラウンドの暴走をアンダーグラウンド内で止める役割を果たしてくれているわけです。

 役所の人も認めているように、だからこそ山口組がある神戸では意外と犯罪が少ないと言います。つまり暴力団がアンダーグラウンドに属する人間を押さえつける機能を持っているからです。アンダーグラウンドにも上下関係、力関係が当然にあって、そういうパワーバランスが一般人への犯罪抑止にも役立っているという面もあるのです。

 ただ従来そういう「アンダーグラウンドの監視部隊」的な面もあった暴力団、特に山口組も弘道会支配が強くなるにつれ変質していると聞きます。逆に言えば、暴力団が単なる無法者集団、暴力犯罪集団から以前のように「超落ちこぼれ達の駆け込み寺」的なものに戻ってくれれば社会と共存していくことができるのかも知れません。

 ただ本当に壊滅、ということになってしまうと、ちょっとそれは困るかなぁ、と考えてしまいますね。暴力団に変わる超落ちこぼれ達の受入組織をお上が用意してくれるのならよいですが、そんなことできます?何でもかんでもクリーンにしてしまうよりも、ある程度グレーな部分を残してアンタッチャブルな組織や人達を生かさず殺さずおいておくことも社会には必要じゃないかな、と思ったりもするんですが・・。

 一般人は世の中にそういう組織があることをよく知り、そしてそことのかかわりをよく考えながらやればいいだけのことなんですから・・。要するにお互いの住み分けをよく知ればよいだけの話だと思うのです。そんなことを言えば人権派から「差別を助長することにつながりかねない。」なんて批判されるんでしょうけど・・。

 でも「お互いの違いを知る」って大事だと思いますよ。

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