![]() |
トップページ > スポーツ > 浅田選手銀メダル!頑張りました! | |||
浅田選手銀メダル!頑張りました!
浅田選手、銀メダルでしたね。おめでとうございます。頑張りましたね。
ずっとキム選手と浅田選手のいずれかが金メダルになると言われていたわけですから、今回のオリンピックでは残念ながらキム選手が1位になって、浅田選手が2位になっちゃったわけです。どちらかが勝てばどちらかが負けるわけですから、こればっかりは致し方ありません。
先日のブログにも書きましたが、私たち素人には全然わかりませんが、キム選手は今の採点ポイントを最大限に生かした演技をしていますので、ミスがなければ今回のオリンピックのようにとんでもない得点をたたき出すことができるわけです。一方浅田選手は技術を前面に出したリスキーなプログラム構成なので、高得点を取るためにはある意味キム選手よりも高い技術や能力が必要となってしまうのでしょう。
浅田選手とキム選手が滑っているのを比べれば、私たちにはそれほどの違いは感じられません。浅田選手の方が2回もトリプルアクセルを決めることができるし、技術的には凄いのかなぁという感じがしますが、得点を見るとキム選手に遙かに離されちゃうんですね。
表現力とか芸術性って、多分トリプルアクセルや4回転ジャンプをマスターするのより遙かに容易なんじゃないかと思うんですね。だから浅田選手ならやろうと思えばキム選手に負けない表現力を身につけることはできたんだと思います。
ただ現実には彼女はジャンプを完璧に飛ぶことを選択したんですね。それ自体は自分の技術の限界に挑戦するという意味でとても価値のあることだし、素晴らしいことなのですが、フィギュアという競技においてはそこを追求していくことに実はあまり意味がなかったのかも知れませんね。
そういう意味では浅田選手が銀メダルになった、キム選手と得点差がつきすぎた、と言っても浅田選手は何ら責められる必要もないし、素晴らしい演技をおこなったと思います。ただ今回浅田選手をもってしても金メダルを取ることができなかったのは、あくまでポイントを取ろうとした演技構成にしなかったコーチや周りの人間のミスです。敗因は浅田選手ではなく、まわりの人間の作戦ミスです。
だって誰が考えたって、浅田選手とキム選手の間にあれだけの得点差がつくほど選手としてのレベルが違うとは思えないはずです。その差がつくのはポイント評価を考えたプログラムにしているかどうかという点だけです。そこを考えるのはコーチをはじめとするスタッフの仕事なのですから、今回は浅田選手のスタッフの完全なミスですね。
浅田選手がトリプルアクセルにこだわろうとするのをある程度押さえるのも本当はまわりの人間がするべきだったのです。もし浅田選手とスタッフの目的がオリンピックで金メダルを取るということであったのなら、それに照準を合わせて柔軟に戦略を修正するべきだったのです。浅田選手のやりたいことを実現させるのが目的なら今回のプログラムでもよかったのでしょうが、金メダルが目標であったのなら違うアプローチがあったような気がします。
せっかく4年間もオリンピックの金メダルだけを目指してもの凄い努力を続けてきて、しかもそれにふさわしい能力を持っていたのに彼女には可哀想なことをした気がしてきます。男子でもそうでしたが、今のフィギュアに関して言えば金メダルを取るためにはそのための作戦、戦略をきちんと立てなければいけないと言うことなのでしょうね。技術だけでメダルを取れる競技ではないということが今回の男女の結果でよくわかったのではないでしょうか。
でも本当に浅田選手頑張りました。浅田選手は一生懸命滑ったし、なにも問題があったわけではないのですから素晴らしいものです。日本で応援していた人達も浅田選手の素晴らしい演技には賞賛を惜しみません。日本に帰ってゆっくりと休んで、また次に向かって頑張って欲しいものです。
トラックバック
http://moriri12345.blog13.fc2.com/tb.php/473-7a9e428b