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政治とお金の話。

2010 - 02/23 [Tue] - 02:22

 最近鳩首相や小沢幹事長などに関して政治資金規正法絡みの問題が報道されることが多いものですから政治と金について考えることが増えました。ただ・・、私は昔から大いに疑問に思っているのですが、政治家ってそもそも「利益を誘導する」ために存在している人達なんじゃないんでしょうか・・?金を動かすためにいる職業なんじゃないでしょうか・・?

 だって考えてもみて下さい、投票する有権者にとってみれば「この人に投票すれば自分にとって何か良いことがあるかも」って考えるからこそ特定の政治家に投票するのでしょう?国を良くする、地方を良くすることだって詰まるところ利益誘導って事ですよ?だって自分達のためになにもしてくれない人に投票なんかするわけないでしょう?

 だからそもそも選挙とか政治家って「利益誘導」と「癒着」があってこその話だと思うんですよね。自分達に利益をもたらしてくれそうな人に投票し、応援する。自分達に利益をもたらしてくれそうな人だからこそお近づきになろうとするし、あわよくば自分達だけ利益を得たいと考える。そしてその期待に応えてくれた政治家にはさらに資金面で応援するし、票でも応援する・・、こういうサイクルだと思うんですよね。これが自然な選挙、政治の姿だと思うんです。

 ところが今の政治は、金権や癒着がひどくなりすぎたせいでしょうか、政治資金も大変厳しく規正されていますし、政治家と企業などの癒着はどんどん断ち切ろうという方向に進んでいます。

 しかしそんなことで本当にこの国は大丈夫なんでしょうか?だって政治家って最初に書きましたように支援してくれる人達に利益を誘導してこそナンボの商売です。なんの利益ももたらす力もなく、タダ綺麗事と理想論だけを並び立てる政治家が良い政治家である、なんてことになってしまったら、そんなの誰でも政治家になれますよ。それが良い政治であるのなら、政治家は全員素人にさせておけばよいって話になります。

 日本の将来を考えた場合、国際ビジネスの場においていかに日本国に利益を誘導するお膳立てを整えてくれるのか、って事はとても大切なことです。その際にそういうお膳立てをするのは官僚であるのはもちろんのこと、その上に立って力業を発揮すべき政治家であるのです。

 そもそも政治家って力業を発揮するのが仕事なのです。世の中が全ての人を満足させるものであれば政治家など要らないのです。政治とは「普通に考えれば不可能なこと、無理なことを様々な調整手法を使って決着させること」だと私は定義づけており、政治家とはそのような政治を行う人のことだと考えています。

 だからそもそも政治家は裏技や寝技を使う人達なのです。そうでないと解決できないような難しい問題ばかりなのです。そういう無理難題をもの凄く高度な利害判断から決着させる人が政治家です。最近の政治を見ていると世の有権者は金にまみれた政治家に失望しているみたいですが、じゃあ皆さんが大好きな幕末から明治初期にかけての政治家達はそれほどすてきな人だったと思いますか?

 彼らこそあらゆる意味で自分達の利益のために働いた人達ですよ。体制が崩壊して世の中が混乱する中で自分達のやりたいこと、したいこと、利益があることをあらゆる難問とぶち当たりながらやっつけてきた人達が彼らです。綺麗事や、世のため人のためだけに働いた人達だと思ったら大間違いですよ。

 彼らのせいで泣いた人、不安を持った人も多かったからこそ暗殺されたりするわけじゃないですか。100年くらい時が経っているのと、昔は情報が少なかったから彼らの実像が世間に伝わることもなく英雄化されたイメージだけが一人歩きしていますが、政治家はいつの時代もそんな感じだと思いますよ。

 今の日本の閉塞感漂う状況を見て政治家はどうあるべきだと思いますか?クリーンで企業献金を受け取る魅力もなく、またなんの利益も誘導できないような政治家に任せておけば上手くいくと思いますか?それこそ明治の政治家たちのように多少強引でダーティであったとしても日本という国家の将来、利益のために思い切り働いてくれる人のほうが必要ではないかと思いませんか?

 今の政治資金規正法ってそういう意味で少し行きすぎているんじゃないかと思うんですよね。政治はそもそも利益誘導のためにあるのに、最も利益を誘導して欲しい企業や団体からの政治献金を行ってはならないなんて・・。個人献金なら良いという話らしいのですが、そんな無理なルールを作るから企業や団体が個人名を偽って献金せざるを得ないような状況になっちゃうわけじゃないですか。そもそも無理があるんですよ。

 こういう献金システムは欧米を真似ているのかも知れませんが、アメリカの政治なんか利益誘導、癒着丸出しやないですか。アメリカの大統領こそアメリカの国家・企業に利益をもたらすために働くことを最も期待されている人なんです。だって大統領がよその国に行くと大企業のトップもそこについていって一緒に営業するじゃないですか。こんなの日本の政治でやったら一発で逮捕ものですよ。だって国内の公共事業の口利きしただけで逮捕されちゃうくらいなのに、首相が特定の企業の商品を外国で政官民相手に売り込むなんて・・。あり得ないでしょ?

 しかしこと国際ビジネスについて言えば、癒着だとかどうのなんて言っている国のほうが少ないんじゃないでしょうか?だって日本に利益、即ち日本企業に利益をもたらすために働くのが政治家であるわけですから、政権のトップが海外で日本企業の商品やサービスを売り込むのは当然のことです。

 同じ問題が官と民との間でもあるから余計に具合が悪いのであって、本当ならば政官民一体となって日本を海外に売り込まなければならないのです。それができないように規正されすぎているから最近の日本企業は海外で大きなプロジェクトの入札で負けてばかりなのです。

 巨大なビジネス案件など、そんなものクリーンな理由だけで獲得することなどできるわけがありません。どんなルートを使ってでも、どんな裏技を使ってでも、獲得してこそ意義がある話なのです。法に触れるか触れないかギリギリのワザを使って(ときにアウトな事もやりながら)相手を誉めたり恫喝したりしながら交渉し、そしてそのビッグビジネスを日本企業に受注させる手助けを行うのが政・官の最大の仕事の一つじゃないですか。

 なんか最近の政治や行政の動きにくさを見ているにつけ、少し政治の金の話や官民の関係について厳しくし過ぎなんじゃないかと思いますね。昔の狂歌にもにもありましたでしょう、「白川の 清きに魚の棲みかねて 元の濁りの田沼恋しき」ってえのが。なんか最近の民主党政権の政治を見ているとなんか息苦しくって、違う気がしてくるんですよね・・。

 トップにいる幹事長は利益誘導型でいろんな事をしてくれそうな気がするのに、何もできない人達が彼の足を引っ張っているような、ただ政治をクリーンにしようとしているだけのような、そして法律も日本の政治にどんどん足枷をつけていっているような・・。挙げ句の果てに首相は何もできないクセに家庭内のお金の移動だけは脱税してでもやっちゃうという・・、わけわかんねぇや。

 政治って、元々綺麗じゃないんですよ。綺麗な人に政治なんかできないんです。それよりも日本や地方にどれだけ利益を誘導してくれるのか、そこが本来あるべき政治家の本質だと思いますけどね・・。まさに「清濁併せ呑む」からこそ政治家なのであって、クリーンなことしかできない政治家なんてただの夢想家ですよ。

 政治とは人を動かすことであり、人を動かすためには金が必要なことは当然です。その金を集めることができる力を持っているからこそ仕事ができる政治家になれるわけで、その道を絶ってしまったのではよい政治活動ができるはずありません。そう言っちゃうと言い過ぎなのかなぁ・・。でも田中角栄とか好きだったけどなぁ・・。近世では彼こそが政治家の中の政治家だと思うんですけどねぇ・・。

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