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会計士就職支援に関する新聞記事

2010 - 01/19 [Tue] - 10:44

 今日の日経、兵庫版のページに「会計士合格者 企業も採用を」というタイトルの記事が出ていました。

 就職難に陥っている会計士試験合格者の就職口を求めるために日本公認会計士協会近畿会が説明会を開いたのだとか。2009年の試験合格者のうち近畿だけで130-140人が就職できずにいるそうで、「会計士試験という難関を突破した優秀な人材の採用を検討してほしい」とのことです。会計士協会としては試験合格者が就職難で困っているなんてかっこわるくて仕方ないのでなんとかお願いします、という感じでしょう。

 しかし以前からこのブログに書いておりますように、その合格者を採用する側からすれば監査を経験したことのない会計士の卵を採用するメリットというのはなんなのでしょうか?試験に合格しただけで、実務も、社会経験も、監査経験も、人脈もない彼らを雇う価値というのはどこにあるのでしょうか?しかも彼らだって機会があればいつかは監査法人で会計士としての経験を積みたいと願っているでしょうから、企業から見ればいつまで働いてくれるかわからない人材を採用しなければならないリスクがあります。

 会計士協会が会計士へのイメージダウンを緩和するために、就職難にある合格者の就職支援に乗り出していることは理解できますが、どうなんでしょうねぇ。私が企業の人事部採用担当者だったら「そんな腰掛け気分で、頭でっかちなヤツなんかいらねぇよ。実務経験もないのに資格手当出してもしかたねぇしな。どうせ採用するのなら、多少知識が少なくっても長く会社に貢献してくれる可能性の高いプロパーの新卒を企業の色に合わせて育てた方がいいよ。」って思いますねぇ。

 結局のところ、この問題の根源は「会計士を増やせば監査の質が上がる、需要も増える」と勘違いした規制改革委員会や会計士協会の思惑がまんまと外れてしまったことにあるのでしょう。同じことは弁護士についても言えるわけですが、結局急激に有資格者を増やしたって消費者利益に寄与しないばかりか、質の低い有資格者をどんどん増やすだけに終わってしまうのではないでしょうか。

 やはりそこにはきちんとした需給のバランス、市場調査を行ってから判断を行うべきだったのではないかと思います。

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