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橋本大阪府知事に大阪弁護士会が懲戒処分

2009 - 12/01 [Tue] - 04:45

 橋本大阪府知事が以前に読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」で光市母子殺害事件の被告人弁護団に対して懲戒請求を呼びかける発言を行ったことに対して、大阪弁護士会が「弁護士としての品位に欠ける」という理由で懲戒を検討しているのだとか。


 これってどうなんでしょうか。橋本府知事と被告人弁護団のどちらが弁護士として品位に欠ける行動をとっていたのでしょうか?私から見れば被告人弁護団が展開した日本弁護士史上にも残ると言われる「ドラえもん理論」の方がよほど品位に欠ける主張だったと思うのですが・・。あの主張ほど被害者関係者と世間の多くの人々の神経を逆撫でさせたものはなかなか見当たらないのではないでしょうか?


 「依頼者の利益を守るために最大限の努力をする」といえば聞こえがいいですが、やっていることを第三者的に見ればただ単に殺人鬼の刑を軽くするためなら何でもやっているだけです。本来死刑に処されるべき殺人鬼が裁判で誤って刑が軽くなり、世に放たれることがどれほど社会にとって脅威をもたらすことであるのか、この弁護団はわかっているのでしょうか?


 私にどうしても理解できないことは、依頼者がこういった凶悪犯罪者であった場合であっても弁護士がその凶悪犯罪者の「利益」のために働いていることです。もちろん憲法には基本的人権が定められていますし、冤罪の危険性もありますから凶悪犯罪者の利益のための弁護活動も社会的に見て必要であると思います。しかし光市の事件に関しては、100%間違いのない犯人で、しかも逮捕後の言動から全く反省していないとんでもない奴です。こんな奴の権利や利益をなぜ社会利益に優先させてまで守る必要があるのかが私には全く理解できないのです。


 ちなみに弁護士法には、


(弁護士の使命)
第一条 弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。
2 弁護士は、前項の使命に基き、誠実にその職務を行い、社会秩序の維持及び法律制度の改善に努力しなければならない。


と書かれています。「社会正義を実現」し、「社会秩序の維持」が弁護士の使命であるならば、100%冤罪の可能性のない凶悪犯罪者の減刑のために社会を敵に回してでも弁護活動を行うことが弁護士として正しい行為と言えるのでしょうか?もはやその弁護活動自体が「反社会的行為」と呼べるのではないでしょうか?


 本当に「社会正義の実現」と「社会秩序の維持」のために弁護士が存在しているのだとすれば、今回の光市の被告に対しては「仕方ないね、君が行った行為はどう贔屓目に解釈しても極刑に相当するよ。残念だろうけど君が行った重大な反社会的行為は君の命でもって償うほかないんだよ。いくら泣き叫ぼうが、不満が在ろうが、君はその罪を甘んじて受け入れなければならないんだ。だから君にできる事は残りの人生で被害関係者に誠意をもって詫び、君自身の行為に対して反省を行うことだよ。」と被告に諭すのが本来の弁護士の姿なのではないでしょうか?


 弁護士から見れば「そんなアホな」と笑い飛ばすような話かも知れませんが、我々一般人から見れば刑事事件における弁護士にはそうあって欲しいと思います。ところが現実の弁護士は刑事事件ではただの減刑屋であり、民事事件ではただの言いがかり屋になっています。この現状が弁護士法に定められた「社会正義の実現」と「社会秩序の維持」という大いなる使命に沿っているのでしょうか?私には大いなる疑問ですね。


 それにそもそも橋本府知事がテレビで呼びかけようがどうしようが、光市事件の弁護団の言動に問題がなければ懲戒請求など寄せられなかったはずなのです。あれだけ多くの懲戒請求が寄せられたこと自体、彼らの行動は社会から見て非難を受けるに相当する弁護士活動だったと考えるのが普通ではないでしょうか。それなのに懲戒請求を呼びかけた橋本府知事のほうが弁護士としての品位に欠けるとして懲戒処分を受けるなんておかしすぎます。どう考えたって弁護士の常識と世間の常識は乖離しすぎています。


 最近の過払利息返還請求に関する弁護士のテレビCMなどを見ていても、おかしな話ですよね。よほどこの過払利息返還請求が金になる案件なのだなと思いますね。これから先に過払い事件など発生する可能性はほとんど無く、言ってみれば過去に発生した過払い事件を我先にかき集めようとしているわけですよね。どんどん先細りしていく金蔓の奪い合いですよ。先にやった者勝ち、依頼者をかき集めた者勝ちの世界。さぞ品のある弁護士活動だと思います。


 しかも宣伝文句によれば「体の具合が悪くなったら医者に行きます。でも借金で困ったらどうしますか?そんなときの身近な存在になりたい」みたいなことを言っていますが、「ハァ?」って感じですよね。冷静に考えれば「何で借金で困ったときだけ弁護士なのよ?」って思いますね。何で「他の問題が起きたときにも弁護士に頼め」と宣伝するのではなく、「借金」の時だけ弁護士に頼むように宣伝しているのか不思議で仕方ないですね。しかもこの手の過払返還請求が行える期間限定のビジネスにもかかわらず、さも「これからも借金問題は弁護士に」と見る者に勘違いさせるCMを打つなんて、嫌らしいもんですね。


 まぁ、よほど過払請求は弁護士にとって金になる商売なんでしょう。金のためなら全国ネットでテレビCMを打ってでも依頼者をかき集める、これが弁護士の望ましい姿なんでしょうかね?実際、過払返還請求事件しか扱おうとしない弁護士がいて、他の相談を依頼者が行おうとすると「他の弁護士に行け」と断ることが弁護士会から問題視されていました。この手のテレビCMが減り始めたら、もうこの市場は弁護士によってしゃぶり尽くされたと思ったらいいと思います。


 サラ金業者もエライ目に遭ったもんですね。普通じゃお金を借りれない連中が「お願いやから、ちょっと金貸して。利息はどれだけ高くても絶対文句言わん。」って言ってきたから金貸しただけなのにねぇ。借りる方も貸した方もお互い様なのにねぇ。あとになって返還請求だなんて、ルール違反ですやんか。そんなんやったら最初から借りなかったらよかったのに。泣きついて金借りて助けてもらっておいて、何言ってんの、って感じですよ。そんでもって弁護士費用まで払うんですよ。何やってんでしょうね。


 結局は自分達がサラ金業者と弁護士にさんざんしゃぶられているだけなのにねぇ。そんなこともわからないんですよね。そんな人達相手の商売だから弁護士にとっては本当に美味しい市場なんでしょうね。返ってくるお金から報酬をさっ引くわけですから、こんな確実に報酬が入ってくる仕事はないし、それにそもそも返還請求額が少なかったら「ああ、これじゃ弁護士報酬のほうが高くつくからご自分で返還請求しはったらどう?」って断ればいいだけですからね。さぞパターン化された楽な商売なんでしょうね。


 話を戻しますと、確かに橋本府知事がバラエティ番組にでているときなどは多少軽い言動があるなと思ったこともありますが、しかしそれが弁護士としての品位を貶める程度のものだとは思いませんでした。一方の光市の事件の弁護団における活動や主張は一般社会から見れば弁護士そのものに対する信頼を失わせる結果に結びつくほど品位に欠けるものであったと言わざるを得ません。


 今回の大阪弁護士会の判断については大いなる疑問を感じざるを得ませんし、いかに弁護士会という自治組織が社会通念、社会常識と異なった思考や力学が働く組織であるかということが垣間見れたような気がします。弁護士という人達を偉くて賢い、尊敬すべき人達、と思うのは間違っているのかも知れませんね

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