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サブプライムと米偽装

2008 - 09/27 [Sat] - 01:39

 最近思ったんですけど、世界の経済に大打撃を与えているサブプライムローン問題って日本の米の偽装問題と構図が全く一緒ですよね。サブプライムローンって、言ってみれば消費者金融からしかお金借りられないような人に対して住宅ローンを組ませるようなもんですよね。普通に考えれば返済できるわけないですし、まずそういう人達に対して資金を貸し付けること自体があり得ない話ですよね。でも住宅の担保価値が高いとか、住宅の価格が上昇を続けていたとか、そういった理由でジャンジャンお金を貸していたわけですよね。


 しかしそうは言っても貸手側はやっぱりこういう人達に貸した債権は怖いので、ご承知のように証券化して他の金融商品と混ぜてどんどん売り飛ばしてしまったわけですよね。リスクが高い債権でも他の安全な金融商品と混ぜればわけわかんなくなるだろ、ってなもんですよね、分かりやすく言えば。食えない米でも食える米と混ぜちゃえばわかんない、っていうのと全く同じですよ。ところが蓋を開けてみるとアメリカの不動産価格はどんどん下落、低所得の債務者は予想通り返済不能、となればサブプライムローン自体の価値などほとんどないわけですよ。それで結局サブプライムローンの債権をばれないように混ぜ込んで世界中に売り飛ばしていた金融商品はガタガタと下落、おかげで世界経済はご承知のような状況、というわけです。


 翻ってお米の問題。事故米と呼ばれる商品価値のないお米を安くで仕入れた業者は他の普通のお米と混ぜることを繰り返すことによって事故米自体を高く売る手法を編み出したわけですよね。つまり本来なら全く価値のないサブプライムローンの債権を小口に証券化して他の商品と混ぜて、さも安全な金融商品であるかのように「偽装」して転売と組みかえを繰り返すことで高額で売り飛ばして儲ける仕組みを編み出したのと全く同じ構図な訳です。


 結局どちらもやってることの本質は「偽装」ですよ。相手を騙して金儲けする為だけに考え出した「ごまかし」で、根本は詐欺と一緒ですよ。最終的にはどちらも化けの皮とからくりが白日の下に晒されてしまって米の方は日本中で大問題、サブプライムは金融機関がバタバタと倒産、ってことになっちゃったわけです。そう考えればしょーがないですよね、だって悪いことしてたんだもの、人を騙して大儲けしてたんだもの、当然の罰ですよ。


 でもね、詐欺を行うような連中は必ず場所を変えて同じことを繰り返すんですよ。だって美味しい商売ですからね。アメリカの証券会社や銀行が潰れたって、社員はまた別の会社で働くわけですよ。法人を動かしていたのは人なんですし、法人が無くなったからって人が死んでしまうわけではないですからね。それにこいつらは高い給料もらっていたから会社が無くなったって痛くも痒くもないですしね。当然反省などしているわけもないし。だから同じ人が別の場所で同じことを繰り返し行うだけのことですよ。米だって一緒。たまたま米の問題が表面化しただけのことであって、こんなこといつどこの商売でおきたって全然不思議じゃありません。


 話は変わりますが、かつての大阪の米相場は先物取引などもあった最先端の商品市場だったとか。なるほどだから事故米を少しずつ混ぜて高値で転売を繰り返すという大阪の米商人が思いついた商品化手法がサブプライムローン関連証券に応用されて世界で金儲けの道具に使われていたのか。日本の米問屋は今でも世界の金融・商品界の最先端ですなぁ(笑)。

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