税理士もりりのひとりごと

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税理士に関する日々雑感など

2008 - 09/19 [Fri] - 01:46

 最近思ったことを少し。一つは何かを読んでいるときに「税理士は税理士試験で『節税』を勉強するわけではない」という文章を読んだものですから少し反論を。この文章を書いた方は税理士試験合格者なのだそうですが、おかしいと思いますよね。特に税理士試験を受けた方であれば。税理士試験を受けたことがある方ならお分かりだと思いますが、税理士は節税の方法を税理士試験の勉強で習いますよ、当然。だって税理士試験では「解答を書く際にはできるだけ納税額が少なくなる方法を選択すること」ってことになってるじゃないですか。


 だって考えてみて下さい。節税を考えないで法人税の解答を行えばよいのであれば「受取配当の益金不算入」とかといった任意選択の減算要素を全て無視してしまっても税法上は何ら問題ない申告ですから、これでも「正解」ということになってしまうじゃないですか。税法に違反していなければ思いっきり高い税額になるように解答を書きゃイイ、って話になっちゃうじゃないですか。国税庁が泣いて喜ぶ答案で、即合格!ってなもんですよ。でもそんなことないでしょ、実際は。実際にはできる限り減算の要素も解答して税額が少なくなるように解答用紙に書くじゃないですか。だから税理士試験では「節税」も問われているのは明らかなんです。


 先ほどの文章をお書きになった方がどんな試験をお受けになって税理士になられたのか私にはわかりませんが、税理士試験で積極的に「節税解答」を書くことになっているのは専門学校の先生が年間の授業の最初に話してくれる通りですよ。節税を無視した解答を書くのであれば相続税でも小規模宅地等などを考慮する必要ないでしょ?あれだって別に任意なんですから、小規模宅地を選択しなきゃいけない、っていう条文はどこにもないんですから。財産評価だって別に安くなるように一生懸命有利選択する必要もないわけですから。仮にも「税理士試験に合格した」方であれば、そんないい加減なことを書いちゃいけませんよ。税理士は試験の段階はもとより、実務においても積極的に節税しなければ訴えられて負けちゃうんですから、「税理士は『節税』を習わない」なんて大ウソですよ。税理士は常に節税を考えてなきゃいけない職業ですよ、あまりバカにしないで下さい。


 それからもう一つ、公認会計士協会が税理士制度を批判していることをふと思い出したんですけれども、その批判の中で「税金の申告などだれでもできる。税理士という資格を設定する必要などない。」と書かれていました。それがどうしても引っかかっていたのですが、それで毎年の所得税の税務支援の時のことを思い出しました。当然所得税の税務支援ですから相談者は所得税の確定申告書の書き方を相談しに来られるわけですが、時々公認会計士の方も税務支援に来られるわけです。で、その方が一言目におっしゃることは「いやぁ、僕らは法人の会計と税務ばっかりしてるから、所得税とか相続税は全然知らないのよ。」って言い放たれるわけです。いや、そりゃあ私だって所得税は得意ではないですけれども、それでも相談に来られる方の応対くらいはできますよ。


 先ほど公認会計士協会が「税金の申告などだれでもできる」と税理士批判をしていることを書きましたが、そうおっしゃる会計士、それも税理士資格をお持ちの方が自ら「所得税と相続税はわからん」と公言するっていう矛盾はどうなんでしょうか?所得税のことすら分かってない公認会計士の集団に、なんで「税理士不要論」を堂々と言われなきゃいけないんでしょうか?確かに法人税に関しては大企業の申告にも携わる機会が多い会計士の方が一般的な税理士より知識と経験は豊富でしょう。それは私は全く否定しませんよ。でもそれ以外の税法については会計士の方は自分でも「からっきしだ」って公言するじゃないですか。じゃあそれが税理士の存在意義の一つなんじゃないですか?


 そんなことを言うんだったら、税理士に会計監査の法的知識とノウハウを教えてくれれば税理士が公認会計士になれる、って言うのと同じ理屈になっちゃうじゃないですか。「やり方教えてくれりゃあ、税理士が会計監査してやるよ」って言うのと同じですやんか。税理士が会計監査をできないのは一言で言って「やったことないから」ですよ。公認会計士が所得税と相続税の申告実務を「やったことがない」から税理士資格を持っていても全然分からないのと全く一緒ですよ。じゃあ税理士に会計士の資格をくれたっていいじゃないですか、会計士だってやったことないのに税理士の資格がもらえるわけですから、税理士にやったことがない会計監査ができる資格くれたっていいじゃないですか。何か不都合がありますか?


 まあそんな言いがかりを会計士に対してするつもりなど私は全然ありませんよ、ホントは。税理士も公認会計士も住み分けてるわけですからそれでいいじゃないですか。お互いにできない部分がある訳なんですから。別に私は企業監査をしたいなんて思いませんよ。そりゃあ儲かるので悪くない仕事だとは思いますが、あんな細かいめんどくさい仕事なんか大変ですもの。私は企業にいた頃会計監査に担当者として立ち会ったことがあるんですが、会計士か会計士補がいろんな色の付箋と蛍光ペンを使って細かく調べて、そりゃあ大変な仕事ですよ。正直、よーやるわ、と思いましたよ。それだけ大変な仕事なんだから高い給料をもらって当然、それでいいじゃないですか。会計士は会計士で立派な仕事だと思いますよ。でもだからといって会計士協会から「税理士は要らない」と言われる筋合いはないと思いますね。所得税も分からない人達にそんなこと言ってもらいたくないですからね。


 でもね、もう一つこれは疑問を。最近税理士が政治家や自治体などの外部監査をできるようになったらしいのですが、これには「なんで?」って思いますね、正直。だって仕事は「会計監査」でしょう?税理士が会計監査をしてもいいの?できるの?って話なんですよね。一生懸命日税連が税理士の職域を広げようとしているのはよく分かるんですよ。多分証取法か何かで会計監査を義務づけられている法人の監査はどう転んでも公認会計士にしかできないので、それ以外の「会計監査」を少しずつ税理士の職域に取り込んでいこうという魂胆なのだろうと思います。でもね、さっきの話じゃないですけど税理士は監査などしたこともないしやり方も知らないわけですよ。だって本来的な職域じゃないですからね。そんな連中に付け焼き刃的に研修を行ったくらいで監査させていいもんなんでしょうかね。税理士がいずれ会計士になれることを見越してこういったことを行っていっているのであれば喜ばしいことですが、そうでないのであればあまり分不相応な部分にまで職域を広げない方がいいと思うんですけどね。会計参与にしてもそうですけどね、あれって税理士が本来すべき仕事なんでしょうかネェ。税理士が会計士の資格を持つ、あるいは相互乗り入れができるようになって初めてできる仕事だと思うんですけどね・・。日税連は税理士をどうしたいんでしょうネェ?なし崩し的に勢いで会計士の資格と統合させるのが狙いなんですかね。


 最後に一つ余談を。先日会計士協会のホームページを見てみました。レベル高いです(笑)。日税連のホームページとは書いてある内容のレベルが違いすぎます。会計士の個々の方々がレベル高いかどうかは知りませんが、少なくともそれを束ねる会計士協会の意識は相当高いレベルにあります。正直書いてある内容が難しすぎて私にはよくわかんなかったです(笑)。会計基準の見直しなどで会計士は世界を常に視野に入れながらどんどん先に進んでいるぞ、税理士はどうする。もっと大きな世界を目指す必要が在るんじゃないか?そのために何をするべきなのか?税理士自身のレベルアップをよくよく考えないと世間から置いていかれるぞ。

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