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税理士もりりのひとりごと

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軽減税率導入に向けて着々と準備を

2019 - 07/16 [Tue] - 14:18

もう7月も半ばを回りましたね。6月7月と全然暑くなかったので真夏という雰囲気が例年と比べて感じられませんが、季節は確実に真夏を迎えています。もうすぐ土用の丑の日を迎えようというのが信じられないくらいですけど(笑)。去年なんかこの季節汗をダラダラ垂らしていたような印象がありますが、今年はまだ一度も汗をかいていません。

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今年10月から導入される軽減税率を伴う消費税増税はどうやらこのまま実行されそうですね、さすがに。もう残り3ヶ月を切った時点で「止める」と言われても正直そのほうが世の中は混乱しますからね。今回はとりあえずこのまま行くしかないところに来てしまいました。

そうなってきますと、私達もお客さんに改正への対応をお話ししていかないといけなくなってきました。レジメーカーの人達も一緒ですけれども、軽減税率を適用されるのならレジはいち早く対応したものにしていかなければならないのですが、世の中みんなが軽減税率に疑心暗鬼だったものですから積極的に新しいレジ導入の話などがやりにくかったんですよね。

もし急いで新しいレジを導入して、その後税率アップが中止になったりしたら「お前が言うたから急いで新しいレジ導入したのに、結局ムダやったやないか。金返せ!」と言われても困りますからね。でもさすがに残り3か月を切ってもう消費税アップと軽減税率導入は避けられそうにない雰囲気ですので、少し急いで対応していかないといけない状況になってきました。

なにしろ事業者さんとしては、10月1日にはきっちりとレジが10%に対応しておかなければならないわけで、一日でも遅れるわけにはいかないのです。そしてみんながみんな9月末に駆け込みを始めると当然レジメーカーも対応ができなくなりますから、消費税改正が避けられないと思われた時点で出来るだけ早く対応を行う必要があるわけです。

私も7月以降はお客さんには消費税がアップされる旨を積極的にお話し、そして軽減税率が関係しそうな飲食業を中心に必要なレジのアップデートをお願いするようにしています。ソフトの修正だけであれば2-3万円で対応してもらえるようなケースもあるようですから、できるだけ早めに対応していくのがいいですよね。

それに絡んでの話ですが、先日とあるイートインスペースのあるパン屋さんに行ってパンを買って何気なくレジに持っていきますと、店員さんがイートイン用のトレーを用意し始めて「お飲み物はなんになさいますか?」と訊いてきます。「いえいえ、持って帰りますよ。ここでは食べません」というと店員さんはキョトンとしたような顔をして、「ではこちらへ」と隣のレジに案内します。

よく見ると隣のレジには「お持ち帰り専用レジ」と書いてあります。そう、私は間違えてイートイン用のレジで買おうとしていたわけです。なるほど、こういう消費税対応もありですよね。つまりレジを持ち帰り用とイートイン用に分ければ税率を打ち間違えることもないし、お客さんの意思確認にも役立つわけです。もちろんレジを最低でも2台導入しないといけないというデメリットはありますが。

まあこうやって余裕のある店舗ではレジを2台用意して軽減税率に応じて使い分けるというやり方もありだと思います。いずれにしてもそれぞれの店舗で軽減税率の内容を理解して、しっかりとレジの打ち間違いなどがないようにトレーニングして準備を行う必要がありますよね。

まあ10月以降は私たち税理士にとっては大変なことにはなってきそうです(笑)。誰か知りませんけど、税理士業界には頑なに記帳方式による軽減税率対応を主張しておられる方がいますが、帳面付ける人の身になってみればそりゃあ大変ですよ。作業料が上がるわけでもないですのにね。逆に「軽減税率になりまして記帳作業が大変になりますから、記帳料上げてください」なんて言える税理士さんは立派です(笑)。

まあ記帳を税理士事務所で行っているお客さんはずいぶん減りましたけど、それでもやっぱりありますからね。それらの作業を考えてみた場合には、結構複数税率を記帳していくというのは大変な作業になります。

ちらっと税務署の方にも訊いたことがあるんですが、税務調査の時だってその帳簿に正しく二つの税率が記帳されているかどうかなんて帳面見ただけでは絶対に調査官もわからないですよね。もっと言えば、たとえスーパーで買った内容を10%分と8%分に分けてお客さんが入力処理してくれていたとしても、その内容が正しいかどうかなんて我々税理士が分かるはずもないし、もちろん調査に来た税務署の人だってわかるはずありません。

それが正しいかどうかを確認するためには、原資料であるレシートなどと突き合わせて確認するしか方法はないわけで、すべての入力内容についてレシートと突き合わせてチェックするなんて大変なことが税理士にできるわけもないし、もちろん税務署だっていちいちやってられません。

だから本来複数税率になったらインボイス(レシート)を集めて消費税だけを集計する方式にしなければ誰にも正しい消費税申告ができているかどうかなんて分かりっこないんです。

で、税務署の方も「そりゃいちいち帳簿なんか見てたって正しい税額計算ができているかどうかなんてわかりませんから、とりあえずいくつかチェックして指導をするくらいしかできないでしょうね」と言っておられました。そりゃ、それが調査の現場の実情でしょうね。

でもいくら指導したって、記帳方式を維持する以上永久に正しい税務申告ができているかどうか税理士・税務署職員を含めて誰にも分らないわけですから、早晩にインボイス方式に移行するべきですよね。もちろん国は2023年から適格請求書保存方式、いわゆるインボイス制度を導入する予定なわけで、この4年間くらいはもう内容がめちゃくちゃでもしゃーない、できなくても経過措置で大目に見たるわ、ということなんでしょうね。

税理士業界にもし記帳方式に固執してインボイス方式に反対している人がいるのであれば、私個人としてはそのほうが不思議。なんで手間ばかりかかって、しかも内容の正確さが全く担保されない記帳方式で消費税を計算しようとするのか、そのほうが全く意味が分からないです。そんなものレシートを集めてチャーっと計算して仕入税額を計算するほうが誰がどう考えたって正確だし簡単です。

で、記帳は消費税導入前のように消費税込みで記帳すりゃいいんです。で、インボイス方式で出てきた申告税額・納税額は租税公課に計上して費用処理すればいいだけのことです。もう複数税率になってくればそうしなければ大変でやってられないし、内容の確認もいちいちできないし、そうするしか方法はないですよ。

そのあたりは柔軟に我々も対応していくしかないんじゃないでしょうか?自分たちやお客が慣れてるから単一税率で記帳方式で、なんてことを言っていても仕方ないんじゃないでしょうかねぇ。

時代には適応していかないと、どんな仕事も生き残っていけませんからね。まあまだまだ将来どんな税制改正があるのかわかりませんけど、我々税理士も自分たちの仕事を効率的にこなせるように軽減税率に対して適応できるような実務的な提案を働きかけていきたいところですね。

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