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消費税増税はどう転んでも政権批判につながる

2019 - 02/17 [Sun] - 22:08

消費税の増税はどうもこのまま今年の10月から実施されそうな感じですね。併せて軽減税率の導入や、景気対策としてのポイント制?みたいなものも導入されるやに聞いています。

もう今まで2回延期をしてきた関係上、もうさすがに3回目の延期や中止はないと思いますが、今回の消費税の増税は行っても行わなくても、なにをやっても政権批判のネタにしかならない気がしてきました。

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なぜかと言いますと、まず予定通り10月に増税しますとほぼ間違いなく景気は冷え込みます。そしてそれは前回消費税率を8%に上げたときに景気が一気に冷え込み、インバウンドや輸出などの影響がある事業者以外についてはその後全くといってよいほど経営状況の改善の兆しすら見えない状況です。そのなかでさらに10%に消費税率を上げれば私たち税理士が関与している小規模事業者は壊滅的な打撃を受ける可能性があります。

これは正直言って怖いです。前回の8%へのアップの時は駆け込み需要もありましたけれども、正直言って今回はそれほどでもないかも知れないですね。といいますのも10%に上がった後の不景気を心配して増税前から財布の紐を締めてしまう可能性だって大いにありえるからです。それも前回の8%に上げた後の景気の冷え込みの大きさが消費マインドに影響しているように思います。

そして世間的にはとても評判の悪い軽減税率の導入も政権に対する批判の元になるでしょうね。飲食業、小売業を中心として、その会計処理・税務処理に関するコストアップと手間は相当なものになります。複数税率にするのなら、消費税は記帳制度にするのではなくインボイス制にしなければ絶対に抜け穴やミスができてしまうのに、なぜインボイス制にしないのか個人的には全く理解できないところです。そもそも複数税率になれば我々税理士だってお客さんが記帳した税区分が正しいかどうかなんてわかるわけないんですから、インボイス制にしなければ私たちだって正しい税務ができている自信はありません。

またインボイス制でなければ税務署員だって税務調査の時に膨大なチェックを行うことになってしまいますので、そんなの現実的に消費税の申告チェックなんて誰にもできない状況になってくると思います。そういう面で、国税当局内部からもインボイス制を採用しない複数税率の導入には大きく批判が起きそうな気もします。

そして景気対策としてのポイント制度導入ですが、私自身はこの制度についてそれほど詳しく知っているわけではないのですが、これについては国会で野党が批判していたように「こんなことをして景気を維持するのなら、最初から増税などしなきゃイイのに」って話ですよね。増税感を薄めて景気への影響を少なくするためにポイントによって消費者に還元するだなんて、だったら消費税上げるなよ、って誰だって批判したいところですからね。

ここまでは増税が予定通り実施されたときに政権が批判を受ける内容でしたが、もし万が一にも消費税が10月に増税されなかったとしたら一見みんなが喜びそうな気もするのですが(実際内心ホッとして喜ぶ人は多いと思いますが)、ただ政治の場においては政権批判が相当強くなることが容易に予想できます。

まず一つには、約束が守れないことに対する批判でしょうね。今まで2回も延期してきて、つぎこそ絶対に増税をすると言ってきておいたにもかかわらずまたしても延期・中止するとなると、政権に対する政策実行能力が大いに批判されることになると思います。

そして増税を行わないということは景気が思わしくないから増税できない、ということですから、当然有効な景気対策を打って来れなかったことに対する批判が強くなってしまうでしょう。それは安倍総理自らが「景気を維持することで消費税増税を実現させる」と常々言ってきたわけですから、消費税増税を止めるということは自らの景気対策が失敗したことを認めてしまうことになります。

結局今回行われるであろう消費税増税は増税しようが止めようが、どっちにしても政権批判につながるのがほぼ確実なんですよね。消費税が増税されて半年ちょっとで東京オリンピックが行われ、それはそれで世の中盛り上がるとは思いますが、しかしその後の反動による景気の冷え込みは今までも指摘されてきたとおり。これがまた恐ろしいです。

そう考えていくとこれからの1-2年間は、日本がとても大変な時期に突入していくきっかけになる時期なのかも知れませんね。東京オリンピックで盛り上がるだけに、その前後に訪れる消費税増税をきっかけにした景気の冷え込みは日本を一気に奈落に突き落とすことになってしまうかも知れないです。

正直考えるだけでも怖いです。まあ、もちろん世の中はなるようにしかならないので、どう転んでいこうがそれに合わせていくしかないわけですが・・。

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