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税理士試験受験者が激減

2018 - 08/05 [Sun] - 23:05

先日届きました税のしるべを読んでおりますと、なんでも今年(平成30年度)の税理士試験受験者がとうとう4万人を割って3万8千人ほどになったのだそうですね。前年と比べて2,717人減ったのだそうです。

不景気のまっただ中だった平成22年には6万人も受験者がいた税理士試験も大幅に受験者数が減っていまや4万人を割り込む要になってしまったわけですね。このペースで行けば3万人を割り込むこともそう遠くなさそうですね。

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まあ、現在は大手企業は好景気で最高レベルに学生の就職状況がいいですから、こういう状況においては資格試験受験者や公務員試験受験者が減るのはある意味当然の流れなのですが、税理士試験に関して言えば平成22年から右肩下がりに減ってきていることが特徴的ですね。

つまり不況時においても税理士は多くの人にとって魅力的な職業に見えない、ということだったわけですね。もちろんこれは税理士に限らず弁護士・会計士などについても同じ傾向があるのだろうと思います。はっきり言えば「大変な苦労をして試験に合格して資格を手にした割には稼げるお金はたいしたことないし、将来性もあまり期待できない」ということなんでしょうね。

私自身も商売がちょっと最近頭打ち状態ですね。なんとかあとひとがんばりしてこの壁を突き破りたいと思っていますが、でも現在のお客さんの状況を見ていますとはっきり言って全く楽観することはできません。いまのお客さんの顔ぶれの中で、10年後に商売を止めているであろうお客さんは決して少なくありません。それを考えると正直ゾッとしますね。

そうならないためには新しいお客さんを常に確保していかなければならないわけですが、大企業の景気のいい話に隠れていますが、私たち税理士の顧客の対象となるべき中小事業主さんたちは全く儲かってないです。一体世の中のどこが景気が良いのか?と思われるほど、中小事業者の景気は悪いと思います。

そんな状況において、そりゃいまから大変な税理士試験の勉強をして税理士になって、そしてバリバリ稼ごうと思っている方はそんなに多くないでしょうね。ある意味当然だと思います。はっきり言えば既にお客さんをたくさん抱えてすごく儲かっている税理士さんのご子息や、そこであとを継ごうと虎視眈々と狙っている職員さん以外で税理士になろう、なんて思っている人はほとんどいないんじゃないかと思いますね。

少し前に心配していたことですが、これからの時代は税理士の業界は勝ち負けがより鮮明になってくるでしょうね。税理士一人で事務所構えてほんの少しの職員抱えて、なんて従来の経営スタイルではもうダメでしょうね。事務所は大きくなければダメです。そして抱えるお客の絶対数が大きくなければ税理士なんて商売は話にならない時代になってます。

なにしろ時代の動きが速すぎます。税法は毎年ビックリするくらい変わりますしね、そして会計処理のやり方や商売のやり方もどんどん変わってきています。この変化の速さに理解しながらついて行けるのは若い人でなければムリでしょうね。戦後税理士制度ができて以来20年ほど前まで全く変わることがなかった手書きの記帳システムが、この20年弱の間に一気にパソコン処理になったこともものすごく業界に与えたインパクトは強かったですね。

そのおかげで人手が全然要らなくなりましたからね。しかし人手が不要になった代わりに、仕事のスピードと業務に必要とされる知識の量と変化の大きさがものすごくなりました。正直私自身かなり疲れてきていますね(笑)。私がこの業界に入った頃は偉そうに客をどやしつける定年過ぎのベテラン税理士事務所職員、なんて人もいましたが、もうこれからの時代そんな人は事務所に残っていられないでしょうね。

私自身もモバイルツールに疲れ、そしてリモート操作を使って四六時中仕事を行うことに精神と体力の疲れを感じてきましたが、もうこの仕事の疲労感がハンパないですね(笑)。たぶんこれは税理士業界に限らず一般的な企業においても同じようなことは言えるのでしょうが、変化の早い時代に効率よくカネを稼ぐことを求められる現代のビジネススタイルの中においては、中年以降のビジネスマンにとってはしんどい場面が増えてきているでしょうね。何しろビジネスが全体的に体力勝負・スピード勝負になってきていますからね。

税理士業界について言えば、そうやってパソコンなどの大幅な導入・業務効率化によって顧客からの収入が大幅に減り、それによって税理士の儲けも減ってきているので、受験者から見た税理士の魅力も減ってきているんでしょうね。もうそれはわかります。本業の税務・会計が儲からなくなってきているもんですから、業界としても経営指導や税務プランニングに力を入れようとしていますが、そこははっきり言って今後最も競争が激しくなる分野だということを忘れちゃいけません。

なぜなら経営指導や税務プランニング、すなわち経営コンサル的な仕事は「誰でもできる仕事」だからです。国家資格としての中小企業診断士もいますし、もちろん税理士もいるし、なんの資格も持たない口八丁手八丁の経営コンサルタントなんてそれこそいくらでもいます。そんな競争の中で経営指導なんて結果が見えにくく、指導する側の実績がなによりも大切になるようなビジネスで、普通の税理士に一体どれほどお客を言いくるめて高いフィーを取ることができるでしょうか。

税理士は本業の税務が儲からなくなってきているので、自ら敢えて競争が激しく手にする果実も見えない経営コンサル業に手を出さざるを得なくなってきているんでしょうね。受験者の減少傾向が示すとおり、これからの税理士業界は本当にしんどいでしょうね。

少し前までは私も元気があって「それでもその中でも勝ち残って行ってやる!」なんて思っていましたが、最近はなんかそれもお疲れ気味です(笑)。とにかくいまはその元気を取り戻すために自分の心と体を強くすることに一生懸命な状況ですね。

武道では「心技体」と言いますが、ビジネスにおいては「心智体」だと思います。「智」は「知」と置き換えても良いかも知れませんね。とにかくこの心と知識、そして体の状態が良好に保たれてこそビジネスで活躍できると思っていますので、少しずつこの疲れた心と体を健全な状態に保つ努力を行い、その上で知識を蓄えて少しでもこの税務ビジネスで勝ち残っていけるようにしたいですね。

少しずつ頑張っていきます!まずは体力から(笑)。

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