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日本人は疲れすぎている、思い切って休み、そしてもっと働こう!

2017 - 01/02 [Mon] - 00:47

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

新年からいきなりのタイトルで恐縮ですが、最近の大手広告代理店における新入社員の過労自殺もそうでしたが、バブル以降の日本人は「おもてなし」「顧客第一主義」を掲げるあまり、みんなが働きすぎて身も心も疲れてしまっているように思います。「おもてなし」とか「顧客第一主義」という言葉はお客さんの方を向いているイメージが強いので、そういうことを追求することこそが「善」であるかのように多くの人に思われがちなところが、考えてみると実は恐ろしいということに気づくんですよね。

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そう、つまり顧客の方を向いて仕事をしているんだから、顧客にとって良いことはもちろんのこと、会社にとっても働いている人たち自身にとっても「絶対的に良いこと」だとみんながついつい思ってしまうんです。だから会社の上層部は「顧客第一主義」を掲げて、顧客を満足させるためであればどんなことでもやるべき、ということを現場の社員に強いるわけです。なぜならそれが「会社にとって正しい選択」だと信じて疑っていないから。会社が儲かるんだから、ひいては社員にとっても良いことである、と信じてしまっているのです。

でも、最近強く思うんですよね。24時間営業のコンビニや正月元旦からお店が営業していることが本当に「良いこと」なのかな、と。別にそれはやらなくてもいいんじゃないかな、やらなきゃやらないで誰も実は困らないんじゃないの?と。結局「顧客志向」の美名のもとに従業員に過度の労働を強いた結果、みんな休みが取れず、そして多くの人が疲弊し、その結果健康や精神に悪い影響があるのではないでしょうか?

以前の記事にも書きましたけれども、そう考えるのには私自身が事務所を大きくしようと一生懸命寝ないで24時間働く勢いでやってきたことから感じたことも大きく影響しているのです。自分自身は「顧客のため」と思って24時間働くつもりで数年間働いてきたんですけれども、だんだん身体と精神がおかしくなってくることが自分でも分かってきたんですよね。

最初は「ああ、ちょっと働きすぎて疲れているだけだな。少しよく寝ればまた元気になる」と思っているんですけど、結局は多少寝たくらいではまったく改善されないんです。どんな悪影響が起きるかといえば、まず常に疲れていてしんどい、朝起きられない、仕事に対する意欲がわかない。疲れが抜けない。注意力・集中力が落ちて仕事の精度やパフォーマンスが明らかに落ちる、常に頭にモヤがかかっているようで気分がスッキリしない、常に仕事に追いかけられているような気がする・・、等々。

それも年齢から来る自分自身の「衰え」だと思って半ば諦めていたところもあるんです。あるいは男性の更年期障害ではないかとか、もしかして鬱病やノイローゼなのではないか、などと疑ってみたこともあります。もしかするといずれも正しかったのかもしれませんし、どれも間違いだったかもしれません。私自身が幸いだったのは、自分の身体と精神の状態が「おかしくなっている」ことを自分自身で気がついて、それを改善しようといろいろ考えられたところだと思います。

その結果「一度休みをしっかり取って様子を見てみよう」と考え、まず手を付けたことは「オンとオフをしっかり分ける」ことと「出来る限り寝ること」を行いました。そしてその次に「意識的に身体を動かして運動すること」や「湯船にゆっくり浸かること」「家族と一緒にいて会話をすること」などを心がけるようにしました。つまりすべて「仕事のストレス」を取り去るために行ったことばかりなのです。「事務所のパソコンの電源をつけっぱなしにしてモバイルパソコンからリモート接続していつでもどこからでも仕事を行う」ということを止めたのはそのためです。そして職場以外では一切仕事はやらないことにしました。家は家、仕事は職場、ときっちり分けたのです。

その結果、明らかに体調と精神が改善されていくことが実感できました。今では心も身体もすごくスッキリして毎日気分がいいです。そしてそうやってしっかりと仕事とプライベートを区別することによって、実は仕事に対する意欲や集中力が高まってくるのが自分自身でわかったんです。

結局、良い仕事をするためには、逆説的ですが仕事を忘れてしっかり休むことが必要なんです。24時間仕事をしていることと比べると一見非効率に見えるかもしれませんけれども、実はそのほうが仕事のパフォーマンスが上がり、結果的に仕事に良い結果をもたらすのです。そのことを私自身が理解するのに、ものすごく時間がかかりました。それは私がそれまで若く元気だったからだと思いますが、それにしても気がつくのが遅かったように思います。

でもこれは私自身だけの話ではなく、世の中全般に言えることなのではないかという気がしてきたのです。顧客第一主義はなによりも善、という誤った神話を信じ込むがあまり、世の中全体が働きすぎて疲れ果て、そして心も身体も病んでしまっているのではないかと思うんですよね。

ですから、大手ファミレスやコンビニチェーン店などが24時間営業を廃止しようとしている動きはとても良いことだと思うんです。表向きには「夜間の人手が確保できない」ということになっていますが、経営的に現実的な話をしても、深夜営業なんか行ってもはっきり言ってムダ以外のなにものでもありません。

まず深夜なので人件費が高い。そして明らかに客数が減り、客単価も下がるので売上が上がらない。時間あたりの粗利よりバイトの人件費のほうが高い時間帯のほうが多いはずなんですよね、普通のコンビニなんかでは。だからそんな深夜営業はやるだけ損、やらないほうが経営的に絶対的にいいんです。

それにもかかわらず24時間営業を続けるのは、ただ単に「夜中にお店が開いていると、喜んで立ち寄ってくれる客がいる」からだけなんですよね。そしてそれが「顧客第一主義」が実現された姿だと信じて疑わない経営者がいるからなんですよね。でもそれは単なる自己満足、エゴにすぎないんです。

そうやって365日、24時間営業を続けることによって、お店で働いている従業員はもちろん、お店の経営者まで次第に、そして慢性的に心身を疲弊させてしまうんですよね。お店で働いている人が疲弊すれば、たまの休みの日も家でゴロゴロするだけになってしまい、結局消費活動をほとんどしません。だから「顧客第一主義」を追いかけていくと、結果的にそれが原因で「みんながカネを使わない」「物が売れない」「世の中が儲からない」ということにつながっていってしまうという、なんとも皮肉なことになってしまうのです。

そう考えてみますと、企業の経営にとっても、そして社会にとっても大きな悪影響を起こしかねない365日、24時間営業に代表される「顧客第一主義」を追求していくことはもう止めるべきではないでしょうか?もちろんやりたいところはこれからも続ければいいですが、しかし世の中のすべての人が「顧客第一主義」を掲げて休みも取らず、気も休まることもなく四六時中仕事をする必要はないと思うのです。

24時間営業を止めるファミレス、素晴らしい決断です。そして24時間営業を止めることを検討しているコンビニチェーン、これほど素晴らしいアイデアはありません。もし仮に他所で24時間営業を続けているお店にお客が集まって儲かったとしても、それはそこに儲けさせておけばいいんです。みんながみんなそのお店を羨ましがるあまり、社員にムリを強いて疲弊させてまで利益を追求することはありません。自分たちにとってベストな方法でベストな利益を上げられるように頑張っていけばいいだけのことなんです。

そう、とにかく今の日本は疲れ切っています。すべての企業、そしてすべての社員が「顧客第一主義」の美名のもとで疲れ切っています。疲れ切ってしまうまで仕事をやる必要はありません。というより、疲れ切ってしまったらよい仕事ができません。だからみんなしっかり休みましょう。良い仕事を行なうために、ぜひ休みましょう。

ただ勘違いしてはいけないのは、私は決して「仕事なんか一生懸命しないでいいし、仕事のパフォーマンスが落ちてもいい」ということを言っているわけではないことです。まったく逆です。仕事のパフォーマンスは上げなきゃいけません。そしてより効率よく儲けなければなりません。それを実現させるためには「休みが必要」と言っているだけです。

社員を休ませて、心をリラックスさせ、そして身体を休ませて疲れを取り去ってしまうこと、これが仕事の効率とパフォーマンスを上げるためには不可欠だと思うのです。そしてそのことがひいては社会全体の消費活動を刺激することにもつながる可能性が高いのです。

ですから四六時中営業して従業員を働かせ続けることはやめましょう。経営者自身が働き続けることもやめましょう。24時間営業なんて止め、そして正月の営業も止めればイイです(笑)。夜はみんなしっかり家で団欒を楽しんでゆっくり過ごし、正月は家でのんびり過ごせばイイです。「儲けたいやつは休まずに働いてりゃいいじゃん。俺達は休むよ。休んでまた一生懸命頑張るよ」という心の余裕を持って仕事を行うべきです。

そうすることによって日本社会全体で失われた心の活力が徐々に取り戻され、人々の気持ちも、そして消費・景気も良い方向に向かっていくのではないかと思いますね。やっぱり世の中を動かすのは人々の「心」や「気持ち」なんだと思います。今はみんなが疲れ切ってしまって、良かれと思ってやっていることであってもすべてが悪い方向に作用しているように思えます。

だからみんなしっかりきちんと休みましょう。そして心身の疲れを取りましょう。それが今の日本に最も必要なことじゃないかと真剣に私は考えています。夜はゆっくり過ごし、正月ものんびり過ごしましょう。そういう社会に戻ることが、実は最も先進的で効率的な経営戦略であるのかもしれません。

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