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「天然なら安心」のウソ

2016 - 06/27 [Mon] - 18:29

最近は人工的な食品添加物がお店の食材に多く含まれるようになってきたからか、そういった化学的添加物に頼らないで天然由来の材料だけで作られた食品などが注目されるようになってきていますよね。あるいは、最近よく目にするのが「砂糖は体に悪い」というもので、要するに製造工程で様々な化学的な手法を使っているので体に良いわけがなく、もっと天然由来の甘味料を使うべき、とおっしゃる方もおられます。

また「江戸時代の人たちは体に悪い化学的な食品を食べていなかったので、現代人より健康的な生活を送っていた」とおっしゃる方もおられます。要するに「天然物」あるいは「天然由来」であれば体に悪いものなどない、というご意見なのでしょうね。

でも、この「天然なら安心」ははっきり言って大ウソですよね。まあこのブログをお読みの方々はうすうすお感じの方が少なくないと思うのですが、「天然なら体にいい」わけなんかあり得ませんからね(笑)。化学合成された薬より、天然由来の漢方薬の方がいい、なんて方もおられますが、トリカブトの根やフグのキモなんか天然そのものですけど、口にしたら一発で死にますからねぇ(笑)。

そう、天然だって体に悪い毒なんて山ほどあるんです。天然だからいい、人工物だから悪い、ということではなくて、単純に「体に悪いものは何でも悪い」と言うだけの話なんです。食卓塩はダメだけど昔ながらの天然塩なら体にいい、なんて人もおられますが、それは単純に純度の問題であって、天然塩だってたくさん摂ったらそりゃ高血圧の元になると思いますね。

なんかそういう根拠のない「天然信仰」ってありますよねぇ。冒頭に書きましたように「江戸時代の人は現代人よりずっと体に良い生活をしていた」なんてこと書く人は、実際に江戸時代の人々の生活を体験したことがあるんですかね?(笑) あるわけないですよね? ただご自分にとって都合の良い妄想を働かせて「天然物しかなかった時代の生活=体に良い健康的な生活」と結論づけてるだけの話なんですよね。

昔の人なんて歯磨きもきちんとしていなかったでしょうから、ある程度の年齢になると多くの人は歯を失ったでしょう。また衛生状態も現代とは比較にならないほど悪かったので様々な伝染病や皮膚病などが蔓延していたはず。衣服や畳にはシラミがダニが湧きまくり、体じゅう痒くて仕方なかったでしょう。

そして当然現代的な医学や化学合成された薬がありませんでしたから、そういった病気にかかっても治療する方法がなく、早死にする人が多かったはず。そんな生活が「天然物しか世の中になかったから」と言う理由だけで現代の生活より優れていて、健康的だった、なんて断言するのはあまりに乱暴すぎます。

ですからね、世の中の「天然物信仰」なんてその程度の話だと思うんですよ。天然か人工かということが問題なのではないと思うんです。問題なのは、「体に悪いこと」をすることであって、天然でも体に悪いものはたくさんあるし、人工物でも体に良いものはたくさんあるんです。それは「野菜がいいか、肉がいいか」というのも同じような話だと思うんです。大切なのは「体に悪いことはしない」と言うことであって、どちらかに極端に偏るのは決して体に良いとは思えないんですよね。

そこをステレオタイプに論じるのは間違っていると思うし、そんな尤もらしい話を信用すると口のうまい商人にコロッとだまされるだけなんじゃないかと思うんですよねぇ。

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