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軽減税率、こりゃ大変だなぁ。

2016 - 05/23 [Mon] - 16:11

改めて消費税の軽減税率に関するQ&Aを読んでおりましたが、これ、ややこしいですねぇ。いえ、内容自体は全然ややこしくないんですけど、この指針に従って会計入力処理を行っていかないと考えると、ホント頭痛いです。だって飲食に関連する事業を行っているお客さんの場合、軽減税率の対象となる食材とその他の商品を一緒にスーパーで買ったりしていたら単純に入力の手間が二倍になりますもんね。

消費税の軽減税率制度に関するQ&A

しかも事業者の方は事業者の方で、例えばコンビニやケーキ屋さんの場合、レジに商品を持ってきたお客さんがその商品を持って帰るのか、あるいはイートインスペースで食べて帰るのか、によって税率が変わってくるのでいちいち確認しなければなりません。個人的な意見を言えば、そんなもの買うものは一緒なんだから、イートインスペースで食べようと、公園で食べようと、家で食べようと、どこで食べたって一緒じゃねぇか!って思うんですけどね(笑)。

でも来年4月からの消費税法では区別するようになっていますので、コンビニなどでレジを打つ担当者はしっかりとお客さんの意志を確認してレジを打たなければなりません。まずそこが正確に処理されているのかどうかが問われますし、もっといえば、馴染みのお客さんが来たりすれば、イートインスペースで食べるにもかかわらず持ち帰りとしてレジを打って軽減税率で販売するケースは普通に出てくるでしょう。

そんなことになれば軽減税率を設定した意味がなくなってしまいます。つまりは販売の現場でレジを打っている人への周知徹底とモラルに委ねられるわけですが、しかし事業者側からしてもそこに打ち間違いがあったとしても、消費税はどのみちお客さんから預かって税務署に納めるだけのお金なので、間違いがあってもなくても事業者は痛くも痒くもありません。

もちろん罰則は設けられるでしょうが、かといってそんなコンビニやケーキ屋、ドーナツ屋さんでイートインのお客を持ち帰りとしてレジ打ちしていたという事実をどうやって確認できるでしょうか?現実的にはそんな確認は不可能ですよね?だったらめんどくさいと思う店員やオーナーはなんでもかんでも持ち帰り客としてレジ打ちするかも知れません。だってその方がお客さんから見れば支払額が安く済むので嬉しいですしね。

で、その間違いを税理士がチェックするのなんて、更に輪をかけて不可能です。そんな現場でのレジ打ちの間違いなんか、レジペーパーを見ながら税理士に探し出せるはずがありません。今までは売上の話をしてきましたが、仕入れだって全く同じです。無理ですよ、絶対。そもそも発行したり受け取ったレシートの税率が間違っているかも知れないし、さらにはそれを見ながら会計ソフトに入力した内容が間違ってるかも知れません。

二重で間違いが起きそうな可能性があるところを、どうやってチェックしろというのでしょうか??今までと全く処理の内容が変わってくるので、正直軽減税率が適用されるお客さんの入力チェックなんていくらお金をもらっても無理ですよ、時間かかりすぎます。

いろいろと賢い方たちが検討された結果なので、イートインと持ち帰りで税率を変える合理的な理由というのは有るんだろうと思います。でも素人目から見れば、持って帰って食べるものが軽減税率適用なら、買ったお店で食べたって軽減税率でイイんじゃないの?と単純に思うんですよね。まあ、そんなこと言い始めると飲み屋での食べ物代はどーすんだ?って話になってそれこそ確認のしようがないので、飲食施設があるお店での飲食は一律通常税率適用、と決めたんじゃないかと思うんですけどね。

でも、逆に単なるイートインスペースや喫茶コーナーくらいしかないお店であれば、税務署に「軽減税率適用届」みたいなものを提出して店内での飲食や持ち帰りも全て軽減税率適用にできるようにしてあげればイイのにな、と思いますねぇ。だってそんな持ち帰り併用可能なお店だったら、さっき書いたみたいにイートインのお客に持ち帰り用の軽減税率でレジ打ちすることが広く横行するはずだからです。

一般税率が適用される飲食店なんて、いわゆる飲み屋に限定すればいいんじゃないかと思いますね。コンビニやファーストフード店、食堂は一律軽減税率でイイと思いますし、もしそこでお酒を提供するのなら、そのお酒にだけ一般税率を適用すればイイんじゃないでしょうか??ま、賢い方が考えた制度なので、もっと深い意味が有るんだとは思いますが・・。

でも、とにかく大変ですよ、この制度。ざっと考えただけでもこれだけ正確に適用できそうにない要素が羅列できるのに、とてもまともに税額計算と納付ができるとは思えないですねぇ。ますます日本の消費税制度は理解不能なザル法に進化していくのでしょうか・・?(笑)

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