税理士もりりのひとりごと

税理士もりりがぶつぶつと日ごろの出来事についてひとりごとを綴っていきます





  税理士もりりのひとりごとのナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 日記・エッセイ・コラム > 暴力や威圧で人を押さえつけようとすることはいかなる人でも許されない  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

暴力や威圧で人を押さえつけようとすることはいかなる人でも許されない

2016 - 05/14 [Sat] - 02:47

最近有名な舞台演出家さんがお亡くなりになりましたね。多くの俳優たちを指導して演技力を高めたと言われ、その指導に対して感謝している俳優さんたちも決して少なくなりません。

しかし一方でこの演出家さんは俳優を厳しく指導することでも有名で、俳優たちの演技が気に入らなければ人格を否定するような暴言や罵声を浴びせ、時にモノを投げつけて激しく感情を露わにしたそうです。その厳しい指導も含めて、感謝をしている俳優さんが多いわけですが、でも個人的には「ちょっと待ってよ」と思うのです。

お亡くなりになった方のことを悪く言うのは日本人が嫌うことですが、でも私個人としてはこの演出家さんは以前からずっとあまり好きではなかったんです。それは「指導が暴力的」だから。確かに追悼の意味もあってだと思いますが、この演出家さんと関わったことのある俳優さんたちが彼の厳しい指導は愛情に基づくものだ、と表現し、その指導のおかげで今の自分がある、とまで感謝の意を表しています。

でもこういうコメントを寄せることは間違っていると思いますね。と言うか、もちろんそれぞれの俳優さんたちが感謝の気持ちを示すこと自体はいいことなんですけど、ただ世の中的に見ると「暴言や暴力的な行為があっても、それが愛情に基づくものであれば許されるべきだし、時としてそれは賞賛されるべきだ」といった論調で語られることは大いに危険だと思うのです。

だって世の中にそうやって体罰をふるったり暴言を吐く舞台演出家やアマチュアスポーツの指導者、そして学校の先生などを持ち上げるようなコメントをするような人がいるから、そのコメントを勘違いして生徒たちに暴言や体罰を行なう指導者がいたり、あるいは親が子に対して虐待を行なうことがいつまでも起きるわけです。そうして「愛情」「指導」の美名のもとで精神を病んだり、殺されたり、自殺をする人が後を絶たないわけです。

そう、世の中のどこかに「後進や子どもたちを育て上げるためには、暴力や暴言も時に許される」という認識を持つ土壌があるわけです。昔の学校の先生たちは生徒に手を上げることが少なくありませんでしたが、確かに私達の同級生でもそういった先生に対して今となっては懐かしげに話しかけ、そして昔の厳しい態度も自分たちのためには悪いことではなかった、と言う人も少なくありません。

しかし、それは当時から何十年も経っている今だから言えることであり、また今現在その先生から暴言や体罰を受けていないから言えるだけのことです。もしその先生と今でも日常で接することがあり、その先生があいかわらず上から目線で掴みかからんばかりに横柄な態度でいるとしたら、昔のことを懐かしむことなんて絶対に有り得ないと思います。

個人的な話をすれば、会社員時代の同じ部署の大先輩社員がいて彼とは定期的にお酒の席で一緒になることがあるのですが、正直言って今でも大嫌いです。それはなぜかといえば、彼は既に会社を定年、私も会社を退職してから相当期間経った今となっても、相変わらずつまらないことで私に喧嘩をふっかけてきて、私がそれを流して相手にしないと猛烈に不機嫌になってしまうからなのです(笑)。

もちろん私だって人生の先達として彼を立ててあげたいと思っていますが、しかしたまに会う酒の席でいちいち下らない議論をふっかけてこられたり、延々と続く彼の持論と自慢話の独演会に付き合うつもりなんてないんです。そんな義理も今さらありませんしね。先日も「もりりくん、アベノミクスについてどう思う?」と尋ねられたのですが、私は「いやぁ、ごめんなさいそんな難しいことは私にはわかりません」と話に付き合いませんでした。

なぜなら彼はやや左翼的な思想の持ち主なので安倍総理を馬鹿呼ばわりしながらアベノミクスを全力で否定することなど、火を見るより明らかだったからです。一方私自身はどちらかというとアベノミクス否定派ではありませんから、そんなのたとえ真面目に議論したとしても彼とは絶対に意見が合うところなどなく、お互いに平行線で話をするだけで不愉快になることがわかりきっていたからです。

そして私がそうやって彼の話を流した後、彼は猛烈に機嫌が悪くなり「つまらないから、もう帰る!」とか言い出すわけです。もちろん私も今となっては日常で一切関係のない彼のご機嫌を取ろうともしませんから、「そうですか、じゃあお開きにしましょうか」とか適当に相手をしながら宴を終わらせたりするわけです。もう酒の席で彼の相手をするのは大変です。きっと同席している他の方たちも苦笑い状態なはずで、ほとほと困っていますが、でもまた宴席をもうけると、また彼は同じような調子でマイペースに私達を困らせるわけです。

ああ、なにが言いたいかといえば、理不尽な態度を取ってくる指導者、上司、親、先生なんてものを懐かしんだり、その厳しさに感謝できるのは、いま現在そういった人たちが自分に対して関係ない存在だから言えるだけのことなんです。もし今も変わらずに自分に対して理不尽なことをしてくるのであれば、懐かしんだり感謝することなど普通はありえないです。

ですから、やっぱりどんな状況にあったとしても、暴力や暴言で相手を威圧させて自分のいうことを聞かせようとすることは許されるべきではないと思うのです。今回の演出家の死去に関しても、多くの俳優を中心として世の中がその演出家の「指導」の名の下に行われた理不尽とも思える暴言や威圧的で暴力的な態度の数々を称賛するようなことは間違ってると思うんです。そんなことをすると世の中の多くの人が「ああ、やっぱり時に暴力と暴言は許されるんだ。だってされたほうが感謝してるじゃないか」と勘違いしてしまうんです。

今は本当に昔と時代が違うんです。もしマスコミがこの演出家の厳しい「指導」を称賛することがあったとしても、必ず「今の時代にこのような指導が許されるかどうかは別の話として」と一言添えて欲しいのです。

正直言えば、私自身は時と場合によっては暴言や力によってある程度高圧的に接しなければ子どもや後輩の教育や指導ができないケースがあるとは思っています。100%そういった行為をなくすことは不可能だと思っていますし、なくす必要もないとは思っています。しかし、それは相当なレアケースであって、通常そのような感情に任せて相手を罵倒したり、ましてや暴力を振るうことなど絶対にするべきではないと思うし、ましてやマスコミでそういった人を称賛することなど決して行なうべきではないと思います。

もちろん賞賛したい俳優さんたちの気持ちはわかりますが、でもやっぱり今の時代、それは賞賛しちゃいけないと思うんですよね。だって、そもそもの話をすれば、テレビには確かに有名俳優さんが出てきて彼の厳しい指導に対しする感謝の言葉を述べるわけですが、でも実際にはそんなにこの演出家と関わったすべての人が彼に感謝し賞賛しているはずなどないですからね。

テレビで「感謝しています。今の私があるのはあの人のおかげ」と言っている人でも、本心では「あんな最低な奴と二度と仕事なんかしたくなかった。死んでザマミロだ」と思っているかもしれません。もちろん現場でこの演出家さんと喧嘩をして二度とかかわらなかった俳優さんもいるでしょうし、彼の指導が死ぬほどイヤだった俳優さんも山ほどいるでしょう。そういった人たちの声をひとつとして取り上げることもなく、死んだからと言って、ただ彼を闇雲に称賛する声だけをマスコミが垂れ流すのはやっぱりちょっと違うと思うんです。

まあ、とにかく、今は時代が違うんです。この演出家のやり方で世間が大目に見てくれた時代とは違うんです。この演出家さんの功績は認めますし、彼がお亡くなりになったことには哀悼の意を表しますが、彼の指導方法を今の時代に称えることだけはやっちゃいけないんじゃないかと個人的には感じますね。

例えは悪いですが、今は一般社会はもちろん芸能人やスポーツ選手だって暴力団関係者と付き合うことは許されない時代なわけですが、芸能人やスポーツ選手が「そうは言うけど、あの大親分さんはいい人なんやで。面倒見もいいし」なんてことを公に発言することなど許されないのと一緒のことなんです。昔ならそういった発言をする芸能人たちもたくさんいましたし、そういう発言も許される土壌がありましたが、今は一言でもそんなことを言ってはならない時代ですからね。

阪神大震災の時には山口組が、そして今回の熊本地震の際には神戸山口組が被災者への物資の分配や炊き出しをいち早く行ってくれてそれに対して感謝する被災者も決して少なくなかったわけですが、しかし、どのテレビや新聞もこのことを報じませんしましてや賞賛することなど絶対にありません。それは単純に今は暴力団を表だって賞賛することなど許されない時代だからです。

件の演出家さんの指導についても一緒です。今の時代は表立って暴行や暴力、暴言などを称賛する発言を行うことなど許されるべきではないと思うんです。ですから俳優さんたちの気持ちも分かりますけれども、マスコミも彼の暴力や暴言を愛情にすり替えて称賛するようなコメントをテレビで垂れ流すような事はぜひともやめて欲しいと願いますね。

それにそもそも暴力や暴言、そして威圧的な態度で相手を抑えつけて自分の意のままに従わせようとするなんて、ストーカー、DV行為そのものです。「暴力的だったけど、愛情もあった」なんてストーカーの思考回路と全く一緒です。こんな理不尽な行為など芸能界だから大目に見てもらえただけで、一般の世界でこんな演出家みたいな人がいれば告訴されても当然のレベルです。

とにかく今の時代は暴力や威圧、暴言で人を指導したり支配することは絶対に許されない時代なのです。それを「愛情があったから許される」なんて言うことなど言語道断。マスコミもこの点はしっかりと守ってこの演出家さんに関する報道を行ってもらいたいと強く思いますね。

関連記事

トラックバック

http://moriri12345.blog13.fc2.com/tb.php/2733-f8f93602

 | HOME | 






プロフィール

もりり

Author:もりり
当ブログにお越しいただきありがとうございます、税理士のもりりです。のんびりと、時々辛辣に日々感じたいろいろなことを自由に書いていきたいと思います。

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。