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介護施設での転落事件-容疑者逮捕

2016 - 02/17 [Wed] - 00:44

介護施設で到底転落するはずのない場所から3人の入居者が転落死亡した事件について、これらの入居者を転落させて死亡させたとして容疑者が逮捕され、容疑を認めているようですね。

87歳転落死、元職員を殺人容疑で逮捕

まあすごい事件です。介護施設に入居していた老人を3人もベランダから投げ落として殺したわけですからね。殺人鬼と言ってもよいくらいの事件で、かなりの厳罰が予想されますよね。

でも、確かに入居者を殺してしまうことは絶対にやってはならないことだとは思いますが、現実問題として介護施設の職員というのは日々とてつもないプレッシャーとストレスを抱えて仕事をしていることも事実です。だって自宅で面倒を見ることができない、つまり身内ですら手に負えない高齢者たちを預けてしまう、いわば「有料姥捨て山」のような施設なわけですからね。

昼であれ夜中であれわけのわからない言動を繰り返すような高齢者が集まっている場所なんですから、いくら優しく接しろと言われても職員だって感情を持った一人の人間なのですから限度はありますよね。私のお客さんにもデイケアを行っておられる法人がありますが、仕事終わりにお邪魔するといつ行っても職員さんたちはみなさんへとへとで入所者の文句ばかり言ってますよ(笑)。

デイケアですらそうなのですから、もっと状況のひどい入居施設であれば24時間どれだけのストレスが職員にかかっているのか、それはなかなか想像できませんし、場合によっては想像したくもないですね。申し訳ないんですが、私にあの大変な仕事をやれと言われてもできる自信は全くないですね。もしやるとしても、あれだけ大変な仕事をするわけですから、最低でも月100万円の給料でも保障されない限りとてもじゃないですが自分自身の心のバランスを維持できるように思えません。

そんな中で今回の事件は起きてしまったわけです。犯人は確かにとんでもないことをしたわけですが、正直こんな事件を起こしたくなる気持ちはわからないでもありません。だって少なくとも私にはストレスなく介護の仕事を行う自信がないわけですからね。もし私が同じ状況にいたとして、彼と同じ行動を絶対に起こさないとは私自身でも断言できないように思います。

テレビを見ていますと「なぜ施設はもっと早く対処しなかったのか、なぜ警察はもっとしっかりと調べなかったのか」と批判していました。でも、そりゃあテレビキャスターならなんとでも批判できるでしょう、しょせん他人事ですから。でも実際の介護の現場にいる人たちから見れば、まともに意思疎通もできないような高齢者たちばかりがいる施設では、私たちが普段の生活では到底想像もできないようなほどわけのわからない出来事が日々起きているはずなんですよね。夜中に徘徊する人はもちろん、勝手にどこかに行ってしまって職員が手分けして探し回る、なんてことはいくらでも起きているはずなんですよね。

だから今回の事件が起きた時でも、施設内においても「ああ、こんな転落事故くらい起きるかもしれないな。」と思っている職員だって少なからずいたと思うんですよね。もちろん「こんなところからあんな高齢者が落ちることなんてなかなか考えられないから、誰かが落として殺したのかもしれない」と思う人もいたでしょうが、日々の老人介護があまりに過酷なものですから、入居者が一人死のうがどうしようが「もうそんなことはどうでもいい。殺人でも事故でもどっちだっていい。介護する人が一人いなくなって助かった」と思ってしまう人だっていたかもしれないんですよね。

で、このお亡くなりになってしまったご親族の方々だって思いは一緒かも知れません。確かにベランダから落ちてしまうなんてなかなかありえない死に方かもしれないけれども、施設に入れて面倒を見てもらっていたわけで、自分たちではもうとても面倒は見切れなかったし、ぼけてしまってコミュニケーションもまともに取ることができない状況で、愛情も薄れ、入所の費用もかかって大変なわけです。だからご親族の中にも少なからず「事故で急に死んでしまったのは残念だしわからないところもあるけど、でも、ある意味亡くなってくれてホッとする部分もあった」と感じる方もおられたかもしれません。

だから施設関係者もご遺族も、死因についてそれほど一生懸命追及する部分はなかったのかもしれないんですよね。する必要がなかったというか。彼らがそれほど死因について騒ぎ立てないのであれば、警察だって別にことを荒立てる必要だってないですよね。だって警察も日々わけのわからない出来事が介護施設の中や外で起きていることくらい嫌になるほど知ってるでしょうからね。転落事故がおきて老人ホームの高齢者が死んでしまうことが起きたって不思議でも何でもないわけです。

きっとそういう背景がこの事件にはあったんじゃないかと思うんですよね。だから最初から怪しいと思うところがあったにしても、関係者がみんなそれほど一生懸命になろうとしなかったのではないかとも思えてしまうわけです。そりゃテレビキャスターは妙に正義感ぶってカッコつけてますから「なぜもっと早く事件を調べようとしなかったのか」と関係者を批判しますけど、実際の現場というのはそんなものだったのではないかとも思えるのです。

何度も書きますが、確かにいくらストレスが溜まっても人を殺しちゃあいけません。でも老人ホームなどの介護の職場では殺したくなるほどストレスが溜まっても不思議がないような状況にあることも紛れもない事実です。きれいごとではなんとでも言えますが、現実問題として介護をお仕事にするというのは想像を絶するストレスを伴うものだと思います。

介護というわけのわからない仕事に従事している方たちの待遇や処遇について、もっと理解し、そして彼らのストレスをどう減らしてあげることができるのか、ということをより真剣に考えてあげる必要があるんじゃないかな、ともこの事件を見ていて強く感じましたね。決して特別な人が起こしてしまった特別な殺人事件ではなく、いつどこの老人ホームで起きても不思議じゃない事件だと思うくらいにとらえておいたほうがいいのではないかと思ったりもするわけです。

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