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50代社員に対する若手・年下上司&会社のホンネ

2016 - 02/15 [Mon] - 16:04

こんな記事がネットにありました。50代のサラリーマンの仕事について、自己評価と若手・上司などの評価とのズレが書かれてある興味深いものです。

「俺は会社に貢献している」は思い過ごしだった!? 50代社員に対する若手・年下上司&会社のホンネ

私自身がそういう年齢になってきていますので、こういう記事というのは少なからず気になるものです。私がもし会社勤めを続けていれば周りからこんな評価をされるのだろうな、と思いながら読みました。

記事の内容を読みますと、まさにその通りだと思います。中年社員は自己評価は高いわりに、周りの目は厳しめになるのだろうと思います。でも、でもですよ、こんなの別に今の時代に始まったことじゃないです(笑)。私たちが若かった頃は、やはりほとんど上司の仕事ぶりには不満を持っていたし、批判的でした。

別に私たちが無能な世代で、そんな無能世代が上司にいるから文句を言われているのではなく、いつの時代も中年上司というのは若手から見ると物足りなく見え、そして仕事のわりに給料が高く、何かと批判の対象になりやすい存在なのだと思います。

そもそも記事を読んでいても思いますが、そうやって批判している若手社員たち自身がこれからさらに変化が早くダイナミックになっていくであろうビジネスの世界で、果たして自分たちが中年になったときに自分たちが若いころ中年上司に対して期待していた通りの姿で働けるのかどうか、そこは冷静に自問自答すべきではないかと思いますね(笑)。

これは実際に自分たちが年を取った状態を経験できるわけではないので想像力が必要になるのですが、私自身年齢を重ねて思うのですが、なかなかやはり若い時と同じ働き方、あるいは自分が若いころに中年上司たちに期待してた働き方というのは実践できないものなのです。

なぜ実践できないか、といえば、それは単純に「人間は年をとれば老いる」からです。理由は実に簡単なんです。

結局のところ、中高年を会社の中で働かせる、ということは女性の社会進出と同じようにいろいろな得手不得手に応じて上手に仕事してもらえるように配慮しなければならない、ということになってくるのです。性別によって能力に違いがあることがあるのと同じように、年齢によってできることの違いというのはどうしても出てくるのです。

男性社員から見て女性社員の腕力のなさを批判しても仕方ないのと同じように、若手社員から見て中高年社員の動きの遅さやパワーのなさを批判したって仕方ないんですよね。だって誰しも年齢を重ねればやがて体力が落ちて死んでしまうわけですからね。そこを「若い人と同じようにがむしゃらに働いてほしい」と要望されたってどうしようもないんです。

まあ、今の若いサラリーマンなどから見れば、バブルのころに大した能力もないのに運の良さだけでいい会社に入っていい給料をもらえるシステムに乗ってのほほんと過ごしているように見える50代あたりの先輩社員を見ると文句の一つも言いたい気分になるのでしょう。

でも、さっきも書いたように、別にバブル採用社員だからのほほんとしているわけではないんです。彼らだって若いころはそれなりにバリバリ働き、 場合によっては彼らを批判している若手社員たちよりもめちゃくちゃ働き、そしてめちゃくちゃ稼いだ人たちだってたくさんいるのです。その会社への貢献度合いは今の若手社員の比ではないかもしれません。

ただ、彼らも年を重ねて若いころと同じパワーで仕事ができなくなってきてしまっているのです。そうやって彼らを批判している若手社員たちだって、自分が40歳、50歳、60歳になったときに果たして自分が若い時に上司に期待していたような仕事を自分自身ができるかどうか、一度想像してみればいいと思います。

「私は絶対あんな上司にはならない!」と言い切れる人もいるでしょう(笑)。でも、若いころはみんなそう思うものなんですよ、私だって思ってました(笑)。でも人間年齢を重ねてくると、ある時「ガクッ」と体力・気力の衰えを実感せざるを得ない時って来るものなんです。若いころのように働きたくても働けなくなってしまう時が必ず来てしまうのです。

そして自分がそのような状態になったとき、はじめて本当の意味で「中高年社員とはどうあるべきか」という意味合いが分かってくるのです。しかしグローバル競争の影響もあって最近は実績・成果主義による人事評価が強まってくるようになると、中高年社員に対する処遇のひずみが必ず問題になってくるんですよね。なぜなら彼らは若手社員のように直接的な「成果」を上げることができにくくなってくるからです。

正直むつかしい問題です。でも繰り返しますが、今に始まったことではなく、もちろんこれからも永遠に繰り返される問題です。いま中高年上司たちを口酸っぱく批判している若手社員たちも、自分たちがいざその年になってみれば同じように下の年齢の社員たちから文句を言われる立場に必ずなるのです。

「経験則だけに基づかず、論理的に仕事を進め、そして新しいことにもチャレンジしてほしい」と若手や人事部などは思っているようですが、でも中高年社員にとっての武器というのは「経験と人脈」くらいしかないんですよ、はっきり言って。ええ、過去のサラリーマン人生の中で得られたものしか武器はないんです。新しい経験や能力を広げる可能性は、若手にはかないっこないんです、どう考えたって。

だからそこを否定されてしまうと、中高年社員なんて何も取り得はないんです。「変化の速い時代において、過去の経験でしか仕事をできない人など要らない。そんな社員は給料を下げてリストラしてしまえばいい」と合理主義者や若い社員たちは思うでしょうが、そう批判しているあなたたちだって残念ながらやがてそうなるんです。だったら、時代についてこれない、体力と気力のない中高年社員を会社としてどうやって有効活用するか、ということがこれからの時代はますます重要になってくるんです。

私たち世代を大いに批判しておられる若い世代のサラリーマンたちも、決して他人事だと思わず、自分たちにもやがて降りかかってくる問題であるととらえて、中高年社員の活用法を改めて考えてみる必要があるのではないでしょうか。「精神論だけで仕事を語るな。合理的・論理的に仕事を指示しろ!」と若手は上司を批判しますが、仕事においても人生においても精神論って実は相当大切だったりしますからねぇ(笑)。

一見無意味に見えることに大きな意味があるんだ、ということが分かるにもそれなりの人生経験が必要ですからねぇ。「亀の甲より年の功」ということわざもあるように、年を重ねないと理解できないことというのも世の中には現実的にあるんです。それを教えてくれるのは、若い人たちが日ごろ馬鹿にしている「無能」上司たちなわけですからね(笑)。

まあ、若手が年上社員を批判しバカにするのは昔から永久に繰り返されること。日本の景気悪化と会社の業績悪化に伴って、その批判がついつい強まりがちになってきているのは事実ですが、しかしこれはうまく折り合っていくしか解決法はないわけですから、お互いに理解しあって溝を小さくしていく努力をしていくしかないのではないでしょうか。

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