税理士もりりのひとりごと

税理士もりりがぶつぶつと日ごろの出来事についてひとりごとを綴っていきます





  税理士もりりのひとりごとのナビゲーター   トップページ > 税務・会計 > 短期バイトは取得不要・・だったらマイナンバー、意味あるの?  

短期バイトは取得不要・・だったらマイナンバー、意味あるの?

2016 - 01/13 [Wed] - 12:29

本日届いた「税のしるべ」を読んでいますと、一面のトップに「一部の短期バイトは個人番号の取得不要」とのタイトルが書かれていました。

マイナンバー

記事によりますと、源泉徴収の乙欄、丙欄適用者で年間支払額50万円以下であれば税務署へのマイナンバー報告不要、そして年間の支払額が30万円以下であれば市区町村へも報告義務はない、とのこと。内閣官房の担当者に確認しても、関係法令で番号を取得する必要がないとなっている者については、マイナンバーを取得する必要がないとのこと。

なーんだ、早速に抜け穴発覚かよぉ(笑)。これですよ、これが私が懸念してたマイナンバーの運用上の問題点ですよ。だったら複数のアルバイト先でアルバイトして、それぞれの年間支払額が30万円いかなければ職場にマイナンバーを教える必要がないってことですよね。アルバイト先が10ヶ所あって、合計すれば年間300万円の収入額がある人だって報告する必要がないってことですもんね。

マイナンバーを教える必要がないのなら、住所や氏名も偽りのものでオッケー、ってことですよね?なんだよ、それ、意味ないじゃない(笑)。こういう抜け穴を一切なくすための制度が「マイナンバー制度」だったんじゃないんですか??もう意味わかりませんわ・・(笑)。だったら外国人名でアルバイトすりゃ、なおさら所得把握なんてできませんよねぇ。

これだったら、生活保護受けてるような人が家族の名前使って年間のアルバイト収入を30万円以下に分散し市区町村に報告しないで済ませていた、従来の住民税脱税法がこれからもそのまま使える、ってことじゃないですか。なんだ、それ?って感じですねぇ。この無意味さ、すっかり脱力しましたよ・・。(笑)

バカバカしい、結局はお上に収入が捕捉されやすい人たちだけが捕捉されて税金や社会保険料を高く取られる、ってだけのお話なんですね。こんな抜け穴だらけの不公平な制度なんて、誰がまじめに報告なんかしますかいな(笑)。

最近マイナンバーの話をいろいろと聞いていますと、オオカミ少年狂想曲のようなマイナンバーに対する恐れや恐怖みたいな感覚はすっかり消え失せましたねぇ。実物が実際に手元に届き、そして各事業者で従業員のマイナンバーを取得してもらうことも、全く何の支障もなく作業が進んでいますしね。

マイナンバーの管理・漏えい云々、の問題も随分とクローズアップされていましたが、実際に通知書が届いてみればこれもまさにオオカミ少年で、「ほんとにそこまでがんじがらめに管理しなきゃいけないような問題?」というような気がしてきました。正直言ってマイナンバーが他人に知られたとしても、それ自体ではどうしようもない問題で、クレジットカードや免許証を落としたり盗まれたりすることに比べれば全然取るに足らないくらいの影響しかなさそう。

実際マイナンバーの管理を鍵付きの書棚や、ネットから共有されない場所で厳重に保管しているような事業者っていったいどれほどいるのでしょうか?またそこまでする必要がそもそもあるのでしょうか??(笑)  実際に通知書が届くまでは世の中の誰も見たことも聞いたこともない制度が始まるという、その不安感を煽るだけ煽って、IT関連事業者を中心に高額な「クラウドマイナンバー管理システム」みたいなものを無知な事業者に売りつける商売が横行していましたが、今後はどうなんでしょうか、そんなシステムを使う事業者なんているもんでしょうか?(笑)

なんか、昨年末から今年の年初にかけて、私自身はマイナンバーに対するイメージがずいぶん激変しました。「恐れるに足らず」「そんなシャカリキに対応するものではない」「抜け穴だらけ」「漏れても影響は軽微」というあたりのイメージがどんどん強くなってきていますね。

今年から一応マイナンバーの本格導入が始まるわけですが、いきなり明らかになった少額アルバイトのマイナンバー報告義務なし、の内容。なんかいきなりの腰砕け、って感じです。これだったら平成28年分の法定調書合計表を作る際にも、いったいどれほど正確な不動産賃料支払先や士業たちのマイナンバーが記載されることやら。市区町村への給与支払報告書に関してはそれ以上の疑問を感じますね。

なんかこれ、マイナンバー制度については、猛烈な疑問と侮り感を感じてきましたねぇ(笑)。大丈夫なんですかね、こんな甘い制度で?こんなので自分の所得をお上に正確に把握されるような作業に対して正直に全国民が協力するものなんでしょうか??

ものすごい大金を投入して世間を大騒ぎさせて導入する制度がこの程度の運用?ってところに少なからず呆れています・・。まあ、世間の税金や社会保険に関するすべての不平等をマイナンバー一つで解決できるとはさすがに思ってはいませんでしたが、しかし誰でも予想できた抜け穴が実際に運用が始まっても何の対策も取られていないところを知って、驚いていますね。

「マイナンバーの提示もしないような得体の知れない人物を雇って給料を支払うような事業主など風上にも置けぬ!そんな事業主もマイナンバー法違反で罰金や!」くらいの勢いでやらないとこんな制度意味ないですよ。政府にはそこまでの強い意向は今のところないようですね・・。

関連記事

トラックバック

http://moriri12345.blog13.fc2.com/tb.php/2673-5c8ff995

 | HOME | 






プロフィール

もりり

Author:もりり
当ブログにお越しいただきありがとうございます、税理士のもりりです。のんびりと、時々辛辣に日々感じたいろいろなことを自由に書いていきたいと思います。

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード