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<菊地被告無罪>爆発負傷者「誠に残念」 裁判員、疑問の声

2015 - 11/28 [Sat] - 01:18

東京都庁に爆発物を送った実行犯として逮捕されたオウム真理教の菊池被告が、一審での有罪が覆り、二審では逆転無罪になったのだとか。

オウム真理教菊池被告

市民参加の司法制度の実現を!とか言って裁判員裁判制度は賛否両論ある中で時を重ねてきたわけですが、今回みたいに一審で有罪判決が下っていたにもかかわらず二審の高裁で逆転無罪になるのであれば、一審の裁判員制度なんて意味ないんじゃないかと思っちゃいますねぇ。

「市民感情と市民感覚を司法に吹き込む」ということが裁判員制度の大きな目的だったと思います。プロの裁判官とプロの弁護士たちの間でだけ取り交わされる特別な言語と特別な常識でもって従来進められてきた裁判制度を一般の市民にも理解できる制度に変えていこう、というのが本来の裁判員制度の意義だったと理解しています。

しかし高裁において第一審での裁判員裁判の判決結果が覆る事例が最近は増えてきているように思います。ということは、司法が結局第一審の市民感覚に基づいた判決を重視するのではなく、従来のプロによって判断された判決内容を重視する形に戻ってきていることの証だと思います。

一般市民に多くの精神的・肉体的負担をかけてまで裁判員裁判を行っているのに、二審で一審の結果が覆るのであれば、そんな無意味な裁判員制度なんてやめてしまったらよいと思いますね。きっと二審の裁判官たちからすれば「一審なんて、所詮バカで思慮の浅い素人連中が法ではなく感情に基づいて判断したいい加減な結果。こんな素人連中が決めた裁判結果に従って罪が決まっちゃうんじゃあたまったもんじゃない。我々の存在意義すら疑われてしまう」といったところなんでしょうね。

一審の判決内容を尊重しない、あるいは一審の判決内容を覆した理由をわかりやすく説明しないまま二審で逆転判決が下されるのであれば、現在の裁判員制度に基づく一審など不要です。それなら最初から高裁から裁判を進めれば良いと思うくらいです。

なんかねぇ、個人的には最初から裁判員制度自体賛成ではなかったのですが、最近の二審逆転裁判の事例を見ていますと、なおさら裁判員裁判なんて止めちゃって、プロ連中だけで裁判やってりゃいいじゃない、って気になってきますよ、バカバカしい。結局裁判員制度を生かすも殺すも裁判官なのに、その裁判官が裁判員制度における判決結果をまったく尊重しようとしないわけですから、裁判員制度などあってもなくても一緒ですよ。

そもそも日本人は自らの手で自由や権利を勝ち取った歴史を持っていない国なんですから、国民が司法に直接参加する裁判員制度なんて国民は求めてなかったんですよ。それを「弁護士を含めた司法制度への国民の理解を高め、そしてその結果国民が積極的に司法制度や弁護士を利用できるように」と意識づけさせる目的で、無理やり裁判員制度を導入したわけですものね。

そりゃ、そういう経緯で導入された制度ですから、司法の側にいる人間と一般国民との間に意識の大きなズレがあるのは当然です。しかし、そのギャップを埋めようとするのに必要なのが司法・弁護士の努力と国民への啓蒙であるはずなのに、一審の判決を二審で完全に逆転させるだなんて、まったく司法の側にギャップを埋める努力をしている様子は見えません。

そもそも司法側の要求に基づいて導入された裁判員裁判なんですから、司法の側がその制度を尊重しないのであれば、こんな制度止めたほうがいいですよ。こんな判決結果がまだまだ続くようであれば、真剣に裁判員制度の見直しを検討したほうが良いのではないかと思いますね。

司法側の裁判員裁判制度に対する意識が問われているのではないでしょうか。

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