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何年も修行する寿司職人はバカ

2015 - 11/03 [Tue] - 13:36

ホリエモンが「寿司職人が何年も修行するのはバカ」と発言して物議を醸しているのだとか。


ホリエモンは、最近は寿司学校でお金を払って短期間で寿司の作り方をマスターした職人が海外に行って年収1千万円以上の収入を得ている状況があることなどを踏まえて発言したのでしょうね。長年修行をする事だけが寿司職人になるための解ではない、と言いたいのでしょうね。

ま、ホリエモン自身が成り上がりのような人生を歩んできた人ですし、しかも東大卒という賢さも兼ね備えていますので、長年目が出ないような職人の修行生活について否定的なのでしょうね。「お前、もっと要領よく寿司の作り方をマスターして、もっとうまく金儲けしろよ!それができないお前はバカだよ!」と言いたいのでしょう。

確かに、外国で寿司職人として開業する人たちのための寿司学校がある現在の状況からみれば、皿洗いばかりして寿司もロクに握らせてもらえず、「飯炊き3年、握り8年」と言われる寿司職人の世界は効率が悪いと批判されても仕方ないのかも知れませんね。

これは、先輩職人たちが後輩職人に追い抜かれて仕事を奪われないために不必要に厳しい修行を後輩に強いている悪しき慣習があることも理由の一つでしょう。これは別に日本だけの話ではなく、世界中の料理人・職人の世界ではあり得る話です。そういう世界は確かに非効率で、現代のように情報にあふれ、教育システムが発達した社会では「職人のワザの伝承」は無意味に思えるのでしょう。

ただ、この記事でも言われているように、例え理不尽な職人修行の世界がなくなったとしても、短期間で一人前の職人になれる人は「センスがある人」に限られちゃうんですよね。確かに、センスがあればすぐにワザを習得し、魚も見事に捌き、上手に寿司も握れ、盛りつけも綺麗にできるでしょう。

でも、世の中そんな才能にあふれる人たちばかりじゃありません。ホリエモンのように才能あふれる人から見れば「寿司職人になるために長年修行してるヤツなんてバカだ」ということになるのかも知れませんが、ほとんどの就業者について言えば「センスもなくてバカ」な人ばかりです、はっきり言えば。

もちろん理不尽な修行制度などなくして、できる限り早く実践的な仕事をマスターできるようにすることはこれからの時代における人材育成の観点からもとても大切なことです。しかし、例えそうなったとしても世の中にはじっくりとしか仕事をマスターできない人や、じっくりとしか成長できない人がいることも事実なんです。

また、才能だけではなく長年の経験がものをいう世界というのがあることも事実なんです。ま、それに関してもホリエモンのようなタイプの方たちは「そんなもの、そういう微妙なノウハウについてもしっかりと伝える仕組みを作るべきだろ!」と批判するでしょう。でも、仕事においてはどんな世界でも才能だけではなく、長く続けて稼いでいくためにはその人の人間性や信頼というものが大切になってくることが少なくないんですよね。

そういう人間性、信頼、経験というものは、逆に「ワザ」や「センス」だけでは越えられない部分というものがあって、どうしてもある程度の長い時間がかかって醸成されるものです。だからそこはどうしても時間がかかるんですよね。だってスポーツや芸能の世界でも才能とセンスはピカイチでも、結局大した成功はせずその後くすぶった人生を歩んでいる人がいくらでもいるわけですからね。

実際、そうやって寿司職人制度をバカにしているホリエモン自身、確かに短期間の間に大金を稼ぎ、ビジネスを成功させたかも知れませんが、他人からの「信頼」は得られてますかね?再びビジネスを興そうと思ったときに、以前のようにホリエモンを信用してお金や人を出してくれる協力者はいますかね?そこに集まって来る連中は怪しい連中ばかりになったりしませんかね?昔の同僚や部下たちが再びホリエモンの下に集結して助けてくれることなんてありますかね?

才能やセンスだけがビジネスにおいて大切な要素ではない、というのは、そういうことなんじゃないでしょうか?寿司職人の世界においても、長年の理不尽な徒弟制度を耐えた者だけが得られるワザとか、親方や同僚から得られる信頼関係とか、顧客との繋がりとか、そういういろんな付随するものを手にできることもあるんじゃないでしょうか?そして結局はそうやって一見理不尽で遠回りしているように見える職人修行も、実は安定したビジネス成功のためにはよい道だった、と言えることもあるのかも知れません。

ですから、この話に関していえば、個人的にはどちらが正しいとも言えない部分があります。それは私自身がそれなりに社会に出た期間を経たこともあって、短期間に才能と運だけで成功を収めた人を見たこともあれば、逆に地味な努力を続けてきた人が結局は最後に誰よりも大成功を納めている、というケースも見てきているからです。

ホリエモンが言うことには確かに一理あるけれども、しかしそれが全てではない、と思うのです。確かに、硬直的になんでもかんでも理不尽な徒弟制度を残す必要はないと思います。しかし、一見理不尽で非効率と思えることの中にも大成功を収める種があることもまた事実なんです。

だからどちらが正解とは言えないし、どちらもある意味正解である、ということしか言えないんですよね。その選択はそれぞれの人の考え方や性格によるのかも知れませんね。私がホリエモンのような人生を歩めず、彼のような大金を手にすることは絶対にないかも知れませんが、私は別にホリエモンのような人生を歩みたいとも思ってないです。もちろん逆にホリエモンも私のような人生を過ごしたいとは思ってないでしょう(笑)。

そういうことではないでしょうか?人にはそれぞれ人生があるし、考え方も違うわけです。人によって成功をつかむ方法論って色々なんですから、寿司職人の修行方法も色々あっていいんじゃないかと思いますね。どっちがバカで、どっちが正しいかは、それぞれの人によって異なる結果になるんじゃないでしょうか。

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