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杭工事改ざん 調査の公表中止

2015 - 10/30 [Fri] - 18:31

横浜のマンションが傾いていることから一気に発覚した旭化成建材に発注した杭打ち工事の不正、データ改ざん事件ですが、日本全国に影響が出ていますね。旭化成建材では同社が請け負った杭打ち工事の調査に関する進捗を公表する、としていたらしいのですが、その公表を取りやめることにしたのだとか。

調査進捗、公表取りやめ=くい工事改ざんで―旭化成

調査対象物件が多すぎて、調査をおこなうだけにも相当な時間が必要になったからでしょうね。

まあ、この事件って不思議なことがいっぱいあるんですよね。ひとつは最初の横浜の物件の現場担当者だけを悪者に仕立て上げ、まるで「そいつが1人で不正工事を行い、そしてその工事のデータを改ざんして不正工事を闇に葬ろうとした」ように会社ぐるみで仕立て上げようとした点ですね。

ヒドイ話ですよね。本来であれば例え現場担当者が不正を行い、その不正を隠して事件を起こしたとしても、あくまで社会的な責任はその担当者の雇い主であり、そしてその工事の請負人である「旭化成建材」という会社が負うべきです。それ以外に責任の所在なんて無いはずなのに、まるである資質に欠ける1人の担当者が勝手に不正工事を行い、こいつがいたおかげでこんなことになってしまった、と言いたげな会社の説明、姿勢はおかしいですよねぇ。

現場担当者が記者会見に出てきて工事内容を説明し、そして一人で謝って責任を一身に負う、なんてことできっこない話ですし、する必要もない話なのに、まるで不良社員が一人いて、そいつのせいでこんなことになって申し訳ありません、とでも言いたげな会社の姿勢。

そして二つ目に不思議なのは、いくら旭化成建材が旭化成の子会社か関連会社であったとしても、事件を起こしたのはあくまで「旭化成建材」という会社なのですから、親会社の「旭化成」が記者会見で謝罪する必要など全くありません。旭化成の社長が会見で涙を流す必要も、全くありませんし、筋違いも甚だしいです。

こういうところに、日本企業の責任所在のあいまいさが表れますよね。例え旭化成建材の経営陣が、全員親会社の旭化成からの天下りで、何年か旭化成建材の役員を勤め上げたら、その後は本体の旭化成に戻って出世する、という社内コースの流れになっていたとしても、旭化成建材という会社はひとつの独立した会社でしょう?そしてその経営責任を負うべき人は、旭化成建材の代表取締役だけでしょう?

それなのに、なんでこの事件には全然関係のない旭化成の社長が出てきて会見し、そして泣く必要があったんですか?もう全然意味わかりません。こんなことしたら、いかに旭化成建材という会社の経営者は無能であり、問題が起きた時の責任を取れるような器の人間でもない、と世間に公表しているようなもの。

そんな社会的な責任も取ることができないようなヤツを会社の代表取締役に選んでいること自体が間違い。そしてそんな覚悟もなく代表取締役になっている連中も考えが甘すぎます。そんな程度の企業統治しかしていない会社だからこそ、こんないい加減が工事をし、データを改ざんしてごまかすようなことをした、と世間から言われてもしかたないですよ。

でも、この事件を新聞やニュースでご覧になった皆さんは、ほとんどの方が気がついておられますよね?「こんな不正工事は、この担当者がかかわった工事だけであるはずがない」ということに。そしてさらに「この程度の不正工事、旭化成建材だけの話じゃない。どうせ他の会社が作った建物でもこんな不正工事はいくらでもあるはずだ」ということも。

実際、工事データの不正は件の担当者がかかわっていなかった工事においても見つかったと報じられています。ええ、こんな工事データの改ざんなんて、この旭化成建材という会社の中では日常的におこなわれていたことだったんですよ。担当者であれば誰でもやってたことなんです。だから件の担当者も「社内の慣行に従って」データの改ざんをおこなっただけのことなんです。

ただ、彼が運が悪かったことは、そのデータ不正を行った物件のうちのひとつが傾いてしまったことなんです。傾いたりしさえしなければ絶対にバレることがなかった工事データの不正や杭打ちの不足が、建物が傾いてしまったせいで公になり、そしてその建物を担当していた件の担当者1人が吊し上げられて集中砲火を浴びているのです。

まあ、普通に考えてみれば、こんな不正工事、どこでもあるんですよ。私も阪神大震災のあとの復興工事を行っている様子を職場の窓から毎日眺めていましたけれども、そりゃあ例え鉄筋コンクリートの建物といっても、その工事をおこなっている様子はいい加減なもんですよ(笑)。

特にあの頃のように人手が不足し、しかも工期も早めなければならなかった事情があれば、そもそもその工事現場で働いている人たちの資質も極めて低いです。職場の窓から見ているだけでも職人たちの手際は悪いし、いかにもこんな工事現場で働いた経験などありません、といったそこら辺の街のヤンキーみたいな連中がコンクリートを流し込む作業とかしてるわけですからね。なにからなにまでいい加減なもんですよ。

だから個人的には、今回のような杭打ち不足の物件があったり、建設データの不正・改ざんなどがあったとしても、全く驚きませんね。だって大きな建物になればなるほど、下請け、孫請け、更にその下の請負、とどんどん仕事は下請けに出され、そうやって下請けが進んでいくにつれて責任感とプロ意識も低くなっていくわけですからね。ちゃんとした仕事なんてできてなくても当たり前なんですよね。

今回のような事件は、まず間違いなくここの物件だけではないです。そんなもの、探せばいくらでもゴロゴロ出てきますよ。そして以前から何度も書いていますように、大手ゼネコンが建てた高額な物件であったとしても、結局現場で働いている人たちのレベルというのはそれほど高いわけではないので、目に見えないところでの手抜き工事というのはありえるのです。

それはもちろん高層マンションでも、あって当たり前なのです。高層マンションができてから本格的な大地震って、まだ日本では起きたことがないんですよ。もし東京のど真ん中で震度7クラスの地震が発生した時に、全ての高層建築がなんの問題もなく建っていると思いますか、皆さん?あるいは、大地震で建物が壊れなかったとしても、建物の中にいる人やモノが安全だと思いますか?

大手ゼネコンが「大地震でも大丈夫な設計施工をしていますから、安心を!」と言ったから安全ですか?(笑) 信じるんですか、その言葉を?そんなに高さも高くない、普通のマンションや建物の工事でも杭打ち不足やデータの流用・改ざんがあったりするのに?

東京電力だって、「大地震や津波が来ても原発は絶対安全」と言っていたのに、見事に爆発しましたよ?それでも大手ゼネコンの言葉を信じますか?手抜き工事やデータ改ざんを平気でする会社なのに??

まあ、今回の事件なんて氷山のほんの一角に過ぎないと思いますね・・。

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