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「生きていても価値がない」と思える人生とは・・

2015 - 10/07 [Wed] - 13:20

先月末にショッキングな事件が起きましたよね。三重県の女子高生が、同級生の男子に包丁で刺し殺された事件ですが、なんでもこの殺された女子は日ごろから「自分が生きていても価値がない。死にたい」と周囲に話していたそうで、殺した男子も「この女子に殺害を頼まれた。かわいそうで、救ってあげようと思って殺害した」と供述しているようです。

<伊勢・高3殺害>「かわいそうで殺した」男子生徒が供述

きっとこの男子生徒が警察に対して話している内容は本当の話だろうと思います。ある意味この男子生徒もとばっちりを食った被害者である側面もなきにしもあらず、という気もしますが、それよりなにより殺された女子が「生きていても価値がない」と信じ込んでしまっていたことに、子を持つ親として私は大変なショックを受けています。

確かに高校生といえば多感な時期で、時として自分の存在を空気のような薄さ、あるいは虫けら程度の小ささに思えてしまうことがあって、「こんな世の中の誰からも気付かれない存在であれば、今から生きていたってたいして楽しいことなどないし、毎日自分のことを考えて悩んで生きるのなんて嫌で仕方ない。だったらいっそのこと早く死んでこんなことを考えないで楽になりたい」と思ってしまう気持ちもわからないでもありません。

親子関係のせいでこの女子がそう思ったのかな、とも考えたりしましたが、それも一概にはそうでもないかも知れません。とても大事に育てていても、子供はこの時期自分の世界だけ、自分の思考・思想だけに、まるで底のない闇の中にでも沈んでいくかのように入り込んでしまう可能性だって否定することはできません。

本当になにより可哀相で仕方がないんですよね、この女子が。友達に「殺して欲しい。私を殺して私を早くラクにして」と頼まないといけないほど、自分が暮らしている世界と、自分自身がイヤに思えてしまうというところが。もし自分の子供が「自分には生きている価値などない。早く死んで消えてしまいたい」なんて思っているとしたら、きっと私はハンマーで頭を殴られたほどのショックを受け、そしてどうしてそんなことを考えるようになってしまったのだろう、と涙を流しながら自問自答し続けるでしょうね。

親御さんとこの女子生徒の関係がどうだったのかはわかりません。もし普通に女子に対して愛情を掛けていた親御さんであれば、立ち直れないくらいショックをうけているでしょうね。私だったら、考えられません、自分の子供が「生きている価値なんてない」と言いながら自分で死を選んで、私より先に死んでしまうなんて。そんなことされたら「オレの人生ってなんだったんだ?」と言いながら頭がおかしくなってしまうかも知れません。

それほど子供って親にとっては大切な存在なんですよ。親にとっては、夢や希望や将来、楽しさ、幸せ・・自分のそんなものを全て託すことができる存在が子供なんです。その子供が「生きる価値がない」と言って自分より先に死んでしまうなんて、そんなことになったら自分の夢や希望や幸せが全て失われると共に、子供に人生を生きていく楽しさや夢や希望を感じさせてあげられなかったことを自分に対して胸が張り裂けんばかりに責めますね・・。

そして、そう思いながら死を選ばなければならなかった子供が不憫で不憫でしかたなく思えてしまうでしょう。まだたった生まれてから18年しか経ってないんですよ。18年・・、まだまだ人生の最初じゃないですか。今からどれほど楽しいことがたくさん待っているでしょうか。どれほど素晴らしい人との出会いや、素敵な異性との出会いが待っているでしょうか。結婚して子供が生まれれば、また別の幸せを実感できたかも知れません。

そんなステキで素晴らしい経験をすることもなく、「自分には価値がない」と言って死を選ぶなんて、親から見てこれ以上悲しいことなどありません。子供をなぜ救ってあげられなかったのか、きっと私なら一生悩み続けると思います。

可哀相、本当に可哀相な女の子・・。今となっては闇の中ですが、なぜそんな風に自分の人生を思ってしまったのでしょう。報道で見る限り、可愛らしい女子で、きっと男子からも決して嫌がられてはいなかったはず。実際、死のうとして家出をした時や、今回殺された際にも男友達と一緒でしたし、彼氏もいたと報じられています。同世代から客観的に見ればむしろ「羨ましい人生」と思えるほどなのに、自分の存在を全否定し、死を選ぶなんて・・。

この女子を殺した男子も、きっと女子から「わたし、もうこれ以上生きていてもなにも楽しいことなどないの。早く死んで消えてしまいたいの。お願い、私を殺して私を楽にして。それを頼めるのはあなたしかいないの」と言われて、この女子をあまりに可哀相に思えて、そしてこの女子の願いを叶えてあげられるのは自分しかいない、と思い女子を刺し殺したのでしょうね。それもそれで壮絶な決意ですよね。そして、この男子が女子の胸を包丁で刺した時、女子は痛みと苦しみを味わいながらも「ありがとう」とでも彼に言ったのでしょうか・・。

私も子供の頃はたいそうひねくれて、自己チューで、視野の狭い人間でしたが(今でも?(笑))、幸いにも自分の人生を全否定して死んでしまうことなく、またあっちこっちへ思考も生き方も揺れて修正しながらなんとか今まで生きてきました。いや、人生って楽しいものですよ、例え思うようにいかないことや、自分ではどうしようもないことにぶち当たってしまったとしても。それが人生ですよ。

でもね、自分で死んでしまったらそれは経験することができないんですよ、絶対に。18歳で自分の全人生を悟り、否定し、そして人生を終わらせてしまった女子がとにかく可哀相で、可哀相でしかたないんです・・。彼女の気持ちを想像したら、「なぜ?なぜなん?」って言葉しか出てきません。

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