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別に芸能人だけが頑張ってるわけじゃない

2015 - 10/03 [Sat] - 17:17

先日も有名なタレントさんが若くしてガンで亡くなりましたね。「女優として抗がん剤治療はしない」とか「金の延べ棒でさする民間療法に望みを託して最後まで頑張った」とかいろいろ伝えられています。お若いのにお亡くなりになったのはお気の毒だったと思います。

でもですね、私、こういう芸能人の病気の話とか、闘病の話って、正直あんまり好きじゃないんです。その理由は「別に芸能人だけがその病気になるわけじゃないし、同じ病気になる人だって芸能人以外にもたくさんいて、その人たちだって生きよう、頑張ろうと一生懸命なのに、なんで芸能人だけ頑張っているように報道されるの?」というところに疑問を感じるからです。

確かに彼らは一般人と違い、多くのファンがいるわけですし、彼らの発言や行動が世の中に少なからず影響を与えることもあります。だから彼らの病気に対する姿勢や、闘病生活を報道することによって、一般の方にも検診などへの注意喚起をしたり、勇気を与えたりすることも少なくないと思います。

そういう意味合いがあることは百も承知の上で、それでも敢えて言わせてもらいますけれども、それでも別に芸能人だけが若くして病気に苦しむわけではないし、命を失ってしまうわけではありません。若くして病気で亡くなってしまう人は、芸能人以外にもたくさん、たくさんいます。そして彼らが病気になること、また不幸にしてなくなってしまうことによってご家族に与える悲しさや喪失感の強さは計り知れません。

だから芸能人のこういう報道を見ていますと「なんで芸能人が一人亡くなったくらいでこんなに大騒ぎしてるんだ?世の中には同じ病気で亡くなる人だってたくさんいるし、その方のご家族だってものすごい悲しみの中にいるのに、彼らは芸能人のようにみんなが悲しんでくれるわけでもなく、ひっそりと亡くなっているのに。同じ命なのに、その人たちに失礼じゃないか」とついつい思っちゃうんです。

病気で苦しんでいる人や、病気を克服しようと頑張っている人は、別に芸能人だけじゃありません。病気になった人はみんな等しくその人なりに全力で頑張っています。なのになぜ芸能人だけ病気になったことをことさらここまで取り上げられるのか、不思議でもあり、また不愉快にも感じます。だって病気になった人はみんな頑張ってるんだもの。芸能人だけが頑張ってるんじゃありません。芸能人以外で病気に立ち向かって頑張っている人やご家族たちにすごく失礼じゃないかとも感じるんですよね。

批判するつもりはありませんが、先日お亡くなりになったタレントさんは抗がん剤治療を行わないで、金の延べ棒でからだをさするという民間療法を行っていたのだとか。そして本人も「金でからだをさすると調子が良くなる」とコメントしていたのだとか。そりゃあ、ご本人がそう感じたのなら、そうだったのかもしれません。

もちろん、すでに病気は末期で、薬や放射線治療も効果が期待できず、医者としてもう手が付けられる状況ではなく、終末状態だったのかもしれません。だからこんな民間療法に期待を寄せたのかもしれませんけれども、こんな民間療法、はっきり言って詐欺じゃないですか。金でからだをさすってガンが治るのなら、世界中の外科医なんかみんないなくていいじゃないですか。高い医療費なんか払わないで、金の延べ棒でも買っておけばいいじゃないですか。

こんないい加減が民間「療法」(病気を治す可能性などほとんどゼロのくせに「療法」と謳うことが許せない)が世の中に存在していて、病気に苦しんで藁にもすがろうとしている人たちから高額の「治療費」をだまし取り、そのうえ終末期にある芸能人にさも効果があるようなブログを書かせるだなんて、こんなことやってる奴らなんて最低ですよ。こんなことが世の中で容認されていること自体が信じられませんし、こんな詐欺みたいな連中を役所も取り締まらないで野放しにしているなんて本当に許せないですね。

いや、身内にガンなどのむつかしい病気にかかった方がおられる方ならわかると思うのですが、こういう「○○を行えば病気は劇的によくなる!」とか「現代の医療は患者の寿命を縮める治療。人間本来の治癒力を生かして病気を治すべき!」とかいう情報が世の中にはあふれているんですよね。そしてどこから情報を聞きつけてきたのか、そういう詐欺みたいな嘘っぱちな民間療法の購入を患者に薦めてくる業者がたくさんいるんです。

こんなの、病気で困っている人をだまして食い物にして自分たちだけが儲けようと考えているとんでもない連中ですからね。私も身内がこういう詐欺に騙されそうになって、私が代理で内容証明を送って契約解除をしたことだってあります。本当にこいつらは嘘八百を並び立てて、困った人がいればここぞとばかりに弱みに付け込んで金を分捕ろうとたくらんでいます。ほんとこいつらはカネのことしか頭にないひどい連中なんです。

ですから、今回の芸能人の闘病の話にしても、万が一にも真似する人が現れると嫌なので金の延べ棒の民間療法だけはテレビなどで報じてほしくなかったですね。だって、誰がどう考えたって効果あるわけないじゃないですか。もし効果があるのなら、きちんと医学的に証明し、そして正式な「治療法」としてそのノウハウを確立してほしいと思いますね。それができないのなら、ウソ、詐欺だし、もし仮に治る人がいるといても、それはただ単に「もともと治る人だった」というだけのこと。だってガンが勝手に治っちゃう人が世の中に稀に存在していることは、医者だって認めている事実なんですからね。

話がちょっとずれましたけれども、良くも悪くも世の中に対して影響力があるので、芸能人の闘病や病死について報道することはわからないでもありませんが、でも彼らだけが「頑張っている」わけでもないし、彼らだけが「死んで悲しまれている」わけでもないんです。病気は誰にでも等しく起こりうる可能性があるものなんですから、ことさら芸能人のケースだけを取り上げて、悲話のように伝えることはよくないと感じます。だってほかの人だって頑張ってるし、悲しむんですもの。その人たちに失礼ですよ。

とはいえ、お亡くなりになった芸能人の方には罪はありません。悪いのはこういう件をことさら悲話として世間に伝えようとするマスコミです。お若くして志半ばでお亡くなりになった方にはお悔やみを申し上げますし、さぞ残念だっただろうなと感じます。心よりのご冥福をお祈りします。合掌。

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