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メドベージェフ首相が北方領土へ来日

2015 - 08/23 [Sun] - 16:19

ロシアのメドベージェフ首相が北方領土に来たそうです。日本の領土であると日本政府が確信しているのであれば、「メドベージェフ首相、訪日ありがとう!」とでも横断幕を出せばいいものを、政府やどのメディアも批判一色です(笑)。岸田外務大臣まで歓迎の意を表さず批判をしているのだそうです。

ロシアのメドベージェフ首相が択捉島入り 実効支配強化の狙い

これでさらに日露間の交流は冷え、今年中にも実現と言われていたプーチン大統領の来日も微妙になってきたのだとか。

でも本当に日本政府が北方領土を日本の領土と確信しているのであれば、現在ロシアが実効支配していようとどうしようと、メドベージェフ首相が日本の領土にやってきたわけですから、歓迎のメッセージを出せばいいのに。ロシア大使に抗議を伝えるのではなく「まあまあ、そんな我が国の領土に閣下が起こしになるのでしたらきちんとご連絡いただいておりましたら東京にもお招きしましたのに」と言えばよかったのに。

そして日本の国民も「メドベージェフ首相 来日ありがとう!」とでも日本語とロシア語で書いた横断幕とロシア国旗と日の丸の小旗を北海道の一番北の海岸で振ればよかったのに。そこまですれば、ロシア側は日本政府と日本国民のイタすぎる対応を見て「なんだこの国の政府と国民は。なんか新興宗教みたいでコワい。これがあの『神風特攻精神』というやつなのか!?」とかなりビビるでしょうね(笑)。

どうせやるなら日本政府と日本国民が北方領土を自国の領土であると信じている姿をそこまで見せつけてやればよかったのに。でも、しないでしょうね。

まあ冗談はおいておいて、ロシアから見れば日本がどれだけ叫ぼうが、抗議しようが、首相が北方領土に来ることくらい全然大したことじゃないですよ。もちろん対日本に対する何らかの意図があるのはもちろんなのですが、何しろロシア側が日本周辺や北方領土で何をしたって、しょせん軍隊が攻撃してくるわけじゃないんですもの。せいぜい外務省ルートの抗議しかしてこないじゃないですか。そんなの無視しておけばよいだけの話ですやんか。

いや、そういうことなんですよ、外交って。結局は陣取りゲームと一緒で、領土を拡大して自国領土を拡大していくのが外交の大きな目的ですよ。そしてその裏付けが軍隊ですよ。文句言ってくる相手とは戦って、やっつけて、そしてその土地を自国のものとして確固たるものにするわけですよね。

メドベージェフ首相、いやロシアから見れば、日本なんて全然怖くないですよ、だって抗議の砲弾一発だって撃ってこないわけなんですから。最初に冗談で書きましたけれども、本気で北方領土が日本の領土であると日本政府が思っているのであれば、パスポートも持たず、日本政府の了解も得ずに日本の領土にメドベージェフ首相がやってきたのであれば、抗議の意思を持って砲撃すべきですよ。あるいは船団を組んで択捉島周辺海域を囲むべきでしょう。よその国ならそれくらいのことをするでしょう、普通。

「そんなことしない」と思っているのはお花畑すぎます。国対国における抗議というのはそういうもんですよ。そうやってある程度武力で相手国をけん制したうえで国のリーダーたちが外務省職員たちとともにテーブルについて交渉するんじゃないですか。今の韓国と北朝鮮を見ていてもそうじゃないですか。そうでないと舐められるわけですよ。

軍隊を持たず戦わない、ということはつまり、そういうことですよ。なんの抑止力も、相手国を交渉のテーブルにつかせることもできない、ということですよ。もし自衛隊の艦隊が竹島周辺に展開し、それに対して韓国軍の艦隊が慌てて出てきて、竹島周辺でにらみ合いをするようなことでもあれば、竹島の領有権に関する交渉テーブルに韓国政府はすぐにでも座ると思いますよ。

防衛力、軍隊って、そういう役割を果たすものだと思いますね。もうそれはキレイごとではないです、だって国対国のエゴがぶつかり合う場面での交渉カードのようなものですからね。韓国と北朝鮮だってまさにそう。北朝鮮が「48時間以内にあの放送をやめろ!やめないと攻撃するぞ!」と言ってきても、北朝鮮のやり方を熟知している韓国は「やれるもんならやってみれば?あんたの言うことなんか聞く必要などない!」と無視してにらみ合いを続けた結果、結局交渉のテーブルにお互いがついたじゃないですか。

軍隊で侵略しようとしてきた相手をビビらすことすらできない日本は結局誰もまともに交渉テーブルに座ってくれないじゃないですか。竹島の問題なんか韓国首脳とはっきりと顔を突き合わせて話し合いましたか?尖閣諸島についても中国の首脳ときちんと交渉しましたか?北方領土の問題なんて、戦後70年経ってもロシアにのらりくらりとかわされてばかりじゃないですか。

今回の韓国と北朝鮮の軋轢や、ロシアの首相が北方領土にやってきた件などを見ていて、日本の軍備やそれを外交に絡めることについてどうお考えになりますか?何度もこのブログに書きまして恐縮ですが、軍隊って、別に戦って戦争をするためだけが目的で持つわけじゃないんです。日本の領土をしっかりと確保して、その権利を強く主張して、そして日本の国民の安全と日本が外国に侵略されて日本の平和が侵されないために持つべきものなのです。

残念ながら外交においては軍隊は相手を交渉テーブルにつかせるための手段です。たとえその武力を実際に使わなくても、武力を保持し、その姿を相手国に対して見せることが、相手国が日本に対してちょっかいを出してくることを抑制する効果があるのです。それは武士の世界でも昔から言われてきた「戦わずして勝つ」ということと同じだと思うんですよね。

戦争はいけません。もうしてはいけません。しかし日本に戦争を仕掛けてきて、領土を奪い去ろうとしている国に対してはしっかりと抗議し、時としては武力で守る必要もあります。相手国だって、武力で応戦してきてこそ初めて日本を対等に交渉の相手であると認識できる側面もあるわけです。

外交はキレイごとではありません。「平和、平和」とか「戦争反対!」と叫んでいるだけで世界が平和に収まるのなら誰だって苦労なんかしません。残念ながら現実を見て日本も対応しなければ日本国と日本の国民の利益が損なわれることになりかねませんので、安保などの問題についても、ある意味しかたがない側面があるのではないでしょうか?

政治にしても人生にしてもそうですけれども、「理想」っていくらでも掲げられるじゃないですか?でも実際にその「理想」どおりに人生が進む人ってまずいませんよね?だったら実際の現実の生活の中において「ベストではないけれどもセカンドベスト」を目標にしながら誰もが日々暮らしていくわけですよね?

安保関連法案に関しても一緒じゃないですか?そりゃあベストなのは「日本が軍隊も持たず、戦争を永久にしないで、全国民が平和に暮らすこと」でしょう。しかしそれが現在の日本を取り巻く国際社会の中において実現がほぼ不可能であるのであれば、実現可能な範囲内で「セカンドベスト」な策を考えて実行していくしかないじゃないですか。

「理想」をいくら声高に叫んで主張したってしかたないんですよ、だってしょせん実現しないアイデアなんですから。そこに固執されたって政府も、またその主張をまわりで聞いている人だってどうしようもないんですよ。だってどうにも実現不可能なことを主張されているわけですからね。

私たちが「理想」の世界に生きているわけではない以上、「現実」の世界において一番日本の平和を維持できるであろうという方策を模索するしかないわけです。偶然立て続けに起きた韓国と北朝鮮の軋轢やロシア首相の北方領土訪問などは、日本の防衛と外交のあり方などについてお考えを巡らせてみるよい機会ではないかと思いますね。

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