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キングセイコーの修理
先日の古いセイコーの腕時計の修理がやっと開始することになりました。先日のブログに書いていた二つの修理業者のうち、後から頼んだ若い時計師さんにお願いすることにしました。というより結局以前から私がやり取りをしていた年寄りの時計師はついに私に連絡をくれることがなく、そのまましばらく放っておいていたのですがやはり思い出すとムカムカ腹が立ってきたのでその爺さん時計師に苦情のメールを書いておきました(笑)。もちろん極力丁寧な言葉遣いで、しかし内容は思いきりキツく・・。「ふざけんじゃねぇぞ、この野郎!」という思いを書きましたが、どうせ読んでないでしょう(笑)。いいんです、こっちも苦情メールを書くことでスッキリしましたので。相手が読んでいようと、読んでいまいと別にたいした問題ではありません。
さて肝心のキングセイコーですが、その修理をしてくれる時計師によればかなりヒドイ状態のようです。まず裏蓋がさび付いて取れない、中身も錆びている、ゼンマイも切れている、等々・・。まあそうでしょう、40年以上も前の時計で、前のオーナーはそれほどマメな方ではありませんでしたから。
それでもなんとか修理は可能なようで、風防も新品に、そしてケースも磨いてもらうのできっと相当綺麗になって帰ってくることでしょう。実はこの時計のためにネットオークションでキングセイコー用の尾錠も買ったんですね(笑)。これで革ベルトを買って時計が修理から戻ってくれば完璧!楽しみですねぇ。
ところで肝心の修理代はいくらかといえば、四万円弱。修理代としてみればこの手の時計のものとしては少し高めに思えるかも知れませんが、何せゼンマイと風防を交換し、磨きまでかけるわけですからこんなもんが妥当じゃないでしょうか。手入れの行き届いた時計であったらきっと2万円ほどのオーバーホール代で済んだのでしょうが、この時計に関しては相当過酷な状況で使われていたのでしょう。それにレア商品であるこのキングセイコーを市場で買うとすれば10万円を下ることなど絶対あり得ませんから、完璧に整備されたレア時計を4万円で買えたと思えばこれは安いものです。
実は私、昔から良いセイコーの機械式時計が欲しかったんですよね。やっぱり日本人ですからねぇ(笑)。そりゃあ舶来ものは素敵で、ブランドも一流ですが、セイコーだって世界に名だたる大ブランドですよ。私の記憶では80年代頃ならば世界のブランド調査でセイコーはコカコーラなどと並んでベストファイブくらいに入っていたように思うのですが、要するにそれほどセイコーは世界から見てブランドだと言うことです。
その憧れの古いセイコーの機械時計をきちんと直して綺麗にして、そして自分の腕に巻く。自分が生まれた頃に作られた時計を自分の腕に巻くというのもステキじゃないかなと思ったりします。もちろん誰もそんなこと言ってくれないので、自己満足だけの世界ですが・・。でもそんな状況がちょっぴり嬉しいです。
楽しみですねぇ、修理されて帰ってくるのが。
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