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チャーチの靴の話
私は靴もちょっとだけ好きです。やはりいい靴は長持ちしますしね。で、私が好きなのはチャーチですね。長持ちするんでそれほど沢山持っているわけではないんですが、新しく買う靴はいつもチャーチですね。私が若い頃イギリス靴が流行になって、そのころ靴屋で色々と履き比べた結果チャーチを買ったんですね。
もちろん他にもクロケットとかエドワード・グリーンとか素敵な靴は沢山有るんですが、最初に買ったチャーチが凄く良くて、もうまるで靴を履いていないんじゃないかと言うほど包み込むフィット感が最高で、そのせいで特に他のものを探す必要もないんじゃないかと思ったのでチャーチばかり買っていますね。もちろんプラダに買収されてから木型も変わったそうですし、実際に靴の内装なども買収前とは変わっています。
それでもやはり私にとってチャーチはいい靴で、気に入っています。値段も昔より若干高くなっていますが、それでもインターネットで買えばまあ手頃な値段で買えます。だって昔は日本でも5万円程度で買えたのに今では多分最低でも7-8万円位しますものね。インターネットでイギリスから買えば、まあ5万あれば買えますもんね。
一時期チャーチがプラダに買収されて、工場がストでも起こしたんですかね?詳しく知らないんですが、そのころ確か2~3年くらい、それ以上かな、チャーチの靴が市場から完全に消えた時期があったんですね。私はラーメンでも何でもそうなんですが、自分が気に入ったものがあればあまり浮気しないし、それが在れば他は別にいいや、っていうところがあるんですね。ですからチャーチの靴が買えなくなった時期には、「どうしよう、これから靴が買えなかったら困るなぁ。他の靴を試すのもめんどくさいしなぁ」と真剣に思ったものでした。
ところが最近、ここ2年くらいでしょうか、またチャーチの靴がボチボチと市場にでてきて、しかもインターネットで昔の値段くらいで買えるようになってきてほっとしました。個人的にはストレートチップが好きなのでそればかり買っています。サイズはFの6、と決めていて、まあモデルで多少履き心地が変わっても2年ほど履いていれば良い靴になります。直し屋さんも良いところを見つけているのでソールの張り替えもそこに頼んでやってもらっています。
今は他にももう17年も履いているリーガルの靴や他の雨靴を含めぐるぐる回しながら靴を履いています。置き場がないのでビジネス靴は6足くらいしか下駄箱に入れていません。履けない靴がでてくると新しい靴を買う、というパターンですが17年履いているリーガルがさすがによく頑張ってくれているので、それがダメになったときのことを考えて一足チャーチを追加しようかなと思っています。
今回は一番最初に買ったバルモラルというモデルにしようかな、と考えています。といっても今のバルモラルはデザインが昔と少し違っているようですが、195ポンドで売られていて、まあ良い値段だと思います。昔の木型で作っています、とチャーチが高らかに宣伝しているこのバルモラルを、さあ15年ぶりくらいに買って昔のバルモラルとどう違うのか履き比べてみるのも楽しみですね。
でも最初に日本の靴屋で色々な靴を履き比べたとき、実は一番履いた感じとデザインが良かったのはエドワード・グリーンのあるモデルで、これはいつか買ってみたいなぁと思いながら結局買えないまま時間が経っています。やはり良い靴というのは上手く足にフィットするように作られているんですね。ヨーロッパの靴は日本人の足に合わないとよく言われますが、そんなこと無いと思いますよ。むしろ日本製の靴の方が足になかなかフィットしません。
これは多分土踏まずの部分の作りに問題があって、日本の靴は土踏まずが広すぎるんですよね。だからアッパーも上手く絞り込まれてなくて土踏まずを包み込むようにフィットできないのです。足も靴の中で遊びますからね。歩いても疲れやすいですしね。でもチャーチやグリーンなどはソール側から見た土踏まずが結構細くて、そのせいでアッパーもしっかりと土踏まずを包み込みながらソールにつながっているんですね。そういう意味ではヨーロッパの靴の方が日本の靴よりもより立体的に作られていると言えると思います。だからこそ足にフィットしやすいんだと思います。
私が昔最初にチャーチを買ったときに感動したのがこのフィット感の良さでしたから、新しいバルモラルを買うことがあればその土踏まずの絞り込み方が昔と同じかどうかをぜひ確認してみたいものです。
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