税理士もりりのひとりごと

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丸投げ仕事はやるもんじゃない

2015 - 05/01 [Fri] - 12:55

残念ながら最近関与がはずれてしまったお客さんがいくつかありました。それまでは関与をやめるお客さんはゼロだったので少なからずショックを受けましたが、ほっとしている部分もあります。

その理由は、それらの関与先が現金出納すらまともに記帳できていない、いわゆる「丸投げ」のお客さんだったからです。多くの税理士さんもご承知の通り、丸投げってものすごく手間と時間と神経を使うんですよね。だから、今までかけていた手間ひまがなくなる、と思うと、ほっとする部分もあるわけです。

なにしろ丸投げだと正確に記帳できているのかどうかすら、私たちにも確信がありません。レシートなどの資料が不足していることも数え切れないほどありますし、レシートや振り込みの内容を質問しても関与先自身が答えられないこともほとんど。

そんなのでまともな税務ができることなどとうていなく、正直、お金をもらって仕事して、時間と手間をたくさんかけて処理を行っても、のれんに腕押しという感じで、なんか手応えや満足感を得ることができないんですよね。やっぱり私たちもプロですから、できる限り完璧な仕事をしたいのに、こういう丸投げのお客さんだと、いくら時間をかけても完璧とはほど遠いことしかできないからです。

そして、丸投げのお客さんに限って、少しばかり営業している年数が経つと経営指導を求めてきたり、処理のリアルタイム化を求めてきたりします。でも、そんなことはきっちりと自分で帳面を付けている事業者さんが言うことであって、現金出納帳もなく、資料も毎回不足しているような関与先が言える話とちゃいます(笑)。

「そんなこと言ってくる前に、まず自分で帳面きちんとつけようよ!」とこっちとしては言いたい気分ですし、実際何年にもわたって何度もお願いしたところだってあります。しかし、何度も自社でトライするんですが、結局はその都度断念。またこっちで丸投げ処理を続けることになるわけです。

そしてそうこうしているうちに、次第に先方がこっちのサービスに不満を持つようになります。きっと同業者と話しているときに、ほかの税理士の提供するサービスが羨ましく見えてくるからでしょう。そして、ある日突然関与終了宣告を受けることになるわけです。

ま、確かにこっちの仕事が関与先さんの望んでいるものを提供できなかったのは事実なのですから、こちらに非はあるのでしょう。お金もらって仕事を受けているのはこちらですからね。

でも、こっちだって言いたいことは山ほどあります(笑)。「自分で記帳すらできないのに、なーにが経営分析だの、経営指導だよ。そんなの資料をきっちり用意できる関与先が言うことでしょ!」てなもん。「こっちが一生懸命手間暇かけて処理してるのに、てめえでなにもしないくせに脳天気に好き勝手言いやがって!」といいたい気分(笑)。

で、そうやって文句を言う関与先に限って事務処理量が尋常じゃないほど多いんです。結果的に不足した資料や不明点も膨大な数になり、事務処理はさらに滞ります。それなのに報酬はそれほど多くないので、こっちもストレスが溜まる一方(笑)。

なので、そういうお互いの感情が臨界点に達したときに、先方から関与停止を申し受けることになるわけですね。こっちからは関与停止は切り出しませんからね、絶対(笑)。

収入減になるのは辛いですが、でもこんな答えのでない迷路の中をウロウロしているような安仕事から解放される喜びも少なからずあります。大体は後任の税理士を見つけてきてから関与停止になるわけですが、「あっそう、じゃ新しい税理士さんにやってもらったら?」と思いますね。

だって私がやってたのと同じ苦労を新しい税理士さんが安い報酬でやるわけですもんね、ご苦労様。「ウチがどれだけ手間かけてやってたのか分かってないやろ?」と文句の一つもいいたいところをグッと我慢して、「やれるもんなら新しい税理士さんに同じことやってもらえば?」と思いますね。それが私のささやかなプライド(笑)。

新しい税理士さんから「こんな資料じゃ記帳なんかできる訳ないでしょ!こんなんムリやわ!」と言われるのか、ふたを開けた結果「こんな事務量、こんな報酬では受けられません」と言われるのではないでしょうか。はたまたキツい税理士さんなら「こんなことも自分たちで処理できないのなら、話にならない!ここまでは自分達で何が何でも処理しなさい!」と怒鳴られて、結局は関与先自身が大変な事務処理を行う羽目になるのか、いずれかでしょうね。

「いや、そうは言っても、きちんと指導しなかったおまえも悪いんじゃないの?」といううちの事務所に対するご批判もあるでしょう。それはもちろん甘んじて受けますが、でも、できるところならとっくの昔にやってもらってます(笑)。結局丸投げのままズルズルと何年間も経ってしまうというのは、何度トライしても自分たちでできないところだけになっちゃうんです。もう、その関与先さんの人的キャパ、能力、もっと言えば経営者の考えに問題があるわけです。

先日なんか、税務署から電話がかかってきて、聞けばうちの関与を外れた納税者が源泉を納めていないので教えて欲しい、というもの。でもずいぶん前に関与をはずれていますので「すみません、ウチはもう関与していないのでわからないんです」と答えました。

で、この電話を受けて「なんだ、この関与先いまでも税金滞納してるんじゃないか 。相変わらずこんなことばかりしてるの? 」と、呆れかえりましたね。ちっとも経営も改善されてないし、また経営者としての考えも改められていません。

啖呵を切ってうちの関与から離れていったのに、結局はいまだに経営が改善されることもなく、改善するための行動もとらず、相変わらずの税金滞納。税理士変える前に経営者自身の考えを改めないとダメです。それは本来自分自身が気づいて変えていくものであって、税理士などの外部から指摘されるようじゃダメです。

まあ、でも後任の税理士さんによってそのあたりが改善されればそれはすばらしいこと。私にはついぞできなかったことを指導してくださるわけですからね。税理士が変わることがよい刺激になって「あ、今までの調子でやってちゃダメなんだ」と思ってもらえれば、それはよい効果です。

いずれにしても、うちの事務所との縁は切れてしまうわけですが、うちの事務所でのやり方でほかの税理士さんが許してくれるとは限らないことを知ることも、その関与先さんにとってはよいことなのかも知れません。そこは残念ながらウチがお役に立てなかったところではありますが。

でも、とりあえず今の時代は自社で記帳、が標準ですよ。それは経営の基本だと思いますね。

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