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それなりの靴はやっぱりいいんですよ

2015 - 04/27 [Mon] - 21:23

私がビジネスで履く靴については、イギリスのチャーチが多いということは以前のブログにも書いた話ですが、「なんで国産の靴じゃないの?国産の靴でもいい靴はあるでしょ?イギリスの靴ばかり履くなんて、ただのブランド好き、舶来もの好きなだけなんじゃないの?」とお感じになる方も、それはたくさんおられるでしょう。

でもですね、残念ながら靴に関して言えば舶来ものには絶対かなわないんです。だって実際の話として日本のシューズメーカーが目標としている靴は舶来もの、それも最近の流れでいえばヨーロッパ系が多いじゃないですか。「だったら日本のメーカーが作ったヨーロッパスタイルの靴を買えばいいじゃないか。見た目だってほとんど変わらないし、値段だって舶来ものほど高くないし」と、またまたお感じになる方が多いでしょうが、それが、違うんですよ(笑)。

いえ、もちろん、最近の国産の靴を作る技術はきっと高くなってきているんだと思います。最近の国産の靴を買ったことがないので、正直なところはわかりませんけれども、きっと本物を体験する機会が昔と比べて圧倒的に増えた現代では、きっと靴を作る技術もかなりヨーロッパに近づいているのではないかと推察します。

でも、靴に関して言えば、もうこれは「日本人の技術がどうこう」とか「日本人は手先が器用」とか「日本人は本物の真似をするのが上手」とか、そんなレベルの話ではないんでです。これはなにも男性用の靴だけの話ではなくて、女性用の靴に関しても、それなりの海外ブランドの靴を履くと、「ヒールのついた靴でもバランスが崩れない」とか「長い時間履いても疲れない」とか、いろいろとその良さを高く評価する人が多いのは事実なんです。

なぜ日本人が作る靴がイマイチで、ヨーロッパものの靴のほうがよいか、その決定的な理由を書きましょうか。それは「日本人は靴を脱ぐ生活をするから」です。つまり日本では家の中で靴を履く習慣がないので、基本的には靴は「脱ぎやすく、履きやすい」ものがよい靴だとおもわれているところが少なからずあるのです。

正直いって、靴を脱いで生活する国は日本くらいなものです。日本以外の国では基本的には靴を履いたままで生活する国がほとんどです。で、日本では靴を脱いだり履いたりする生活スタイルなものですから、ヨーロッパの靴のように「足にピッタリフィットする靴」は、一日に何度も靴を脱いだり履いたりする生活スタイルに馴染まないのです。

いや、馴染まないというより、そんな靴を日本のメーカーが作ると、きっとすぐにお客から「お前のとこの靴は履き口が狭くて窮屈すぎる。履いたり脱いだりするのに手間がかかってめんどくさい。こんな靴要らない。もっと履きやすくて脱ぎやすい靴を作ってくれ!」と文句をいわれるはずなのです(笑)。

で、日本の靴メーカーはしばしば「日本人の足形を研究しているので、日本人に最も合った靴を作っています!」と高らかに広告していますが、アレは間違いです(笑)。彼らが作っている靴は、日本人の足に合っている靴を作っているのではなくて、日本人の「生活様式に合った靴」を作っているだけなのです。つまり、少し幅が広くて足が靴の中でゆったりとして、他人の家に行っても脱ぎやすくて、履きやすい靴のことを「日本人の足に合った靴」として製造販売しているだけなのです。だから決して「日本人の足に合わせて作った靴」でも「日本人の足にとって良い靴」でもないのです。

一方のヨーロッパの靴は、基本的に「朝仕事に出て、夜家に帰ってくるまで一度も脱がない靴」です。そういう靴を作ろうとすれば、基本的に履き心地が良くて、疲れない靴を追求するに決まっているのです。日本の靴メーカーが作る靴のように「脱ぎやすくて、履きやすい靴」なんて、端から作ろうとしていないのです。

それにそういう生活スタイルで使われることを前提としている靴ですから、お客から「おたくの靴は履きにくいし、脱ぎにくい!」なんてクレームを受けることもありえないのです。だからヨーロッパの靴メーカーは客からのクレームを受けて「履きやすくて脱ぎやすい靴」を作る事なんてありえないわけです。逆にいえば、「履きやすくて、脱ぎやすい靴を作って欲しい」という要望をメーカーが受ける国なんて、日本くらいしかないんです。

そう考えてみますと、日本の靴メーカーがいい靴を作れない理由ってお分かりになるでしょう?きっと作ろうと思えば作れるハズなんですけれども、ヨーロッパの靴のようにフィット感の優れた靴を作ろうものなら、きっと多くの客から「履きにくくて仕方ない!」というクレームの嵐を受けて、結局日本ではたいして売れないんだと思うんですよね。

もうこれは、「靴に対する思想が違う」としか言いようがありません。歩きやすくて、疲れない靴を作ろうとすれば、フィット感に優れた靴を作った方が良いに決まっています。また靴を履いている時に心地よくなるように靴を作るノウハウが必要になります。しかし日本の靴メーカーには靴を履いている時に心地よくなるように作る、という思想そのものが無いのです。いえ、ないというより、日本人のユーザーがそうすることを許してくれないのです。

だからビジネスの靴としては、舶来のものは良くて、日本のものはイマイチなんです。ハッキリとそこには理由があるんです。で、そうやって「フィット感や履いている時の心地よさ」を追求せず、ただ「履きやすさと脱ぎやすさだけを追求した靴」を毎日履いて歩いていますと、肝心の「靴を履いて歩いている時の心地よさ」が忘れ去られた靴であるために、靴の中で足が遊んだり、無理な力が指先や足の裏にかかったりすることにつながり、その結果外反母趾や、足の各部の痛みを引き起こしたりするのです。

「革靴は硬くて履き心地が悪いから嫌い」と思っておられる方も多いと思いますが、それは「悪い革靴を履いているから」なんです。本来一日のほとんどで靴を履いている国の人達が、そんな歩きにくい靴を作ったり買ったりするはずないんです(笑)。ヨーロッパで普通に売られている靴を買えば、それもちょっとだけレベルの高い靴を買えば、基本的に足のトラブルなんて起きないんです、本当に。

だから、ある意味、「脱ぎやすくて、履きやすい靴」を作るようにメーカーにクレームをつけている日本人は不幸ですよ。今の時代靴を脱がないで朝から晩まで過ごす機会が増えているのに、いまだに昔ながらの感覚で足のためには悪いだけの「履きやすくて、脱ぎやすい靴」を毎日履いているなんて。絶対足のため、ひいては健康のためには良くありません。

そろそろ日本人も「本当に足のために良い靴」「フィット感が良くて、履いていて気持ちよく、疲れない靴」を日本の靴メーカーに作ってもらって、それを正当に評価してあげるようにしませんか?そうすれば、日本人職人のやることです、きっとすぐに「世界最高に日本人の足にフィットする靴」を作ってくれるようになりますよ。

そうなってくれれば舶来の高い靴を買う必要もなくなるじゃないですか(笑)。もうそろそろ姿だけ舶来の靴そっくりな「似て非なるもの」「まがいもの」の靴を作ったり買ったりすることはやめて、本当に足のために良い靴、歩きやすくて心地よい靴を日本国内でも楽しめるような時代になって欲しいなぁ、と心から願いますね。

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