税理士もりりのひとりごと

税理士もりりがぶつぶつと日ごろの出来事についてひとりごとを綴っていきます





  税理士もりりのひとりごとのナビゲーター   トップページ > 日記・エッセイ・コラム > これから10年後の高齢化社会、想像できますか?  

これから10年後の高齢化社会、想像できますか?

2015 - 03/28 [Sat] - 12:41

こんなタイトルの記事がネットに出ていました。

10年後の東京…高齢者の4人に1人要介護

10年後の日本の日常の姿、想像できますか?これ、結構真剣に捉えるべき問題で、知らんぷりをしていたり、目を背けようとしていたら大変なことになりますよ。今からしっかりと考えて、想像しておかないと。今なら心の準備もできますからね。

人って必ず歳を取るんです。どんなに元気に見える方でも、長生きする限りいつかは体が弱り、頭がボケ、そして人に助けてもらわないと日常生活ができないようになり、やがてお亡くなりになります。これは誰にでも訪れること。そしてこれからの日本ではこうなっていく方が急速に増えるんです。

個人的な話をしますと、私が今の家に越してきたとき、隣には70歳代と思われるご夫婦が2人、そして同居のお子さんがお一人住んでいました。皆さんとても元気で、その年齢には見えない若さだったのですが、その時私の頭によぎったのは「でも、この方々もあと10年経てばみんなお亡くなりになってしまっているかも。そうなったらこの家はどうなるんだろう?」ということ。

そこのお子さんは、少し引きこもりがちの方で無職なんですね。だから親御さんたちの年金などが入ってこなくなれば、たちまち大きな家の固定資産税すら支払われなくなってしまうのは必至に思われたのです。

それから10年と少しが経ちました。果たして現状はどうなったでしょうか?なんと、はからずも全員お亡くなりになってしまったのです。次々と病気で。こんなことってあるのだろうか、と思いますが、あれよあれよと思っている間に皆さん亡くなられてしまいました。ええ、お子さんまで。

まず最初にお子さんが何かの発作で急死。奥さんは数年前からボケてしまって介護施設に入っていたのですが、その方も程なくして病死。残されたご主人は、そんな状況にもかかわらず傍から見ている限り80歳を超えているとはとても思えないほど気丈に元気にお過ごしだったのですが、急に体調を崩されて入院したら程なくしてお亡くなりに。

そう、私がなにを言いたいのかといえば、高齢化社会が訪れるということは、こうやってそれまで元気だと思って近くに暮らしておられた方たちが確実にこの世の中からいなくなってしまう、ということなんです。そしてそうやって高齢者の皆さんがある日突然お亡くなりになってしまうことで、隣人がいなくなり、家が空き家になり、日常でかかわる人が減り、社会や職場の風景も激変するのです。

高齢化社会といえば、世の中の多くの人たちは「高齢者を活かす社会を目指そう!」という方向にものごとを考えがちですが、本当にタブーを度外視して冷静に考えてみてください。現在65歳くらいのバリバリに元気な男性がおられて、その方が若々しくて体もしっかり動くし、頭もものすごく回るから、と職場に労働力として迎えたとしましょう。しかし、10年後までその方が同じパフォーマンスを発揮してくれる可能性は相当低いですよ。

男性の平均寿命は79歳くらいでしょうか、10年後といえばその男性は75歳。平均的に考えれば、もう人生のカウントダウンが始まっています。毎年誕生日を迎えるたびに死が確実に近づいている年齢なのです。想像してみてください。これから団塊の世代がこれからの10年の間に確実に大量の後期高齢者となり、そしてそのうちの多くの方がお亡くなりになって日常の生活からいなくなるのです。それがこれからの10年間の日本で確実に起きることなんです。

そうやって大量の高齢者が現れ、そして数年後にお亡くなりになっていくことで、暮らしている町の様子や風景、そして職場での働く人の光景は激変するのです。隣近所はお年寄りばかりになり、町を歩いてもお年寄りばかり。近所のスーパーに行ってもお年寄りばかり。しかし、やがてその方たちは日常の生活に苦労するようになり、子どもや近所の人は心配をし始めます。そして、それからしばらくするとある日突然その人達が日常の世界から消えてしまうのです。

話を聞けば「ああ、あのご主人、先日病気で入院してね」とか「ボケたから施設に入ってね」あるいは「この間お亡くなりになってね」などと・・・。

これからの10年、日本の日常の風景は大きく様変わりしますよ。高齢者が増えるということは、その方々が死などによってある日突然私達の生活している世界からいなくなることを意味しているんです。私の隣の家を見ていてもそうですが、それは本当にある日突然その状況になるのです。そしてその時が来て、みんなようやく高齢化社会の別の側面を理解するのです。

みなさん、その覚悟はできていますか?高齢化社会とは、高齢者が世の中に増えることだけじゃないんです。高齢者がある日突然日常の世界からいなくなってしまうことも高齢化社会なんです。ですから、「高齢者に頼る社会」とか「高齢者を活かす社会」ということがどれほど企業や社会にとってリスクが高いことなのか、本当によく考えていただきたいと願いますね。

誰だって人間はやがて必ず死んでしまうんです。それを大前提にしてこれからの高齢化社会を想像しなければ、ある日突然とんでもないことになったりするんです。

関連記事

トラックバック

http://moriri12345.blog13.fc2.com/tb.php/2330-b50eb7c7

 | HOME | 






プロフィール

もりり

Author:もりり
当ブログにお越しいただきありがとうございます、税理士のもりりです。のんびりと、時々辛辣に日々感じたいろいろなことを自由に書いていきたいと思います。

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード