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税理士ならではの租税教育??

2015 - 03/19 [Thu] - 15:20

今日手元に届いた税理士界を読んでいますと、「税理士ならではの租税教育を」というタイトルのコラムが書いてありました。内容をかいつまんで書きますと、「自分自身で講師をしてみて、租税教育の社会的意義はよく理解できたが、講師が税理士でなくてもできる内容や、通常授業の内容と重複するものもあって疑問を感じた。お上が用意する教材で租税教室の講師を行うだけでなく、税理士独自の租税教育が充実することを願う」といったもの。

なるほど、確かに実際に行われている租税教室の内容って大体は管轄の税務署が用意してくれる教材、資料、ビデオなどを利用して、その内容に沿って進められているものでしょう。確かにそれであれば、別に講師は税理士でなくてもよいかも知れませんし、もっと税理士ならではの視点から授業の内容を用意した方が税理士としての存在感をアピールすることができるかも知れませんね。

ただ、私の個人的考え方はちょっとこの方のものとは違います。税理士が租税教室を行う学校は、大体は小中学校、よくいって高校くらいなものでしょうか。その中ではまず生徒たちに「税金のイロハ」をかみ砕くように説明するのが第一義で、税金に関する興味を持ってもらえるのが大切になってくるとおもうのです。

そんな中で、税理士ならではの視点に立った、ちょっと小難しい内容を説明したとしても、正直いって生徒たちの印象に残る内容はほとんどないでしょう。むしろ「なんか小難しい話をして帰っただけで、何しゃべってるかほとんどわからなかった」と思われるのがオチに終わってしまうかも知れません。

なので、個人的にはこういう学校で行うような租税教室の内容は、極々基礎的なもので、生徒たちが興味を持ってくれそうなものを楽しく進めていくのがよいと思うのです。それよりも、私が意義があると思っているのは、内容がどんなものであれ、その租税教室の講師を「税理士が行うこと」です。

コラムの筆者は「こんな内容なら別に税理士が講師でなくてもよい」と書いておられますが、それはちょっと違うと思います。「税金のことは税金のスペシャリストである税理士に。どんなに簡単で、どんなにちょっとした相談でも税理士に」という意識が税理士に徹底されておらず、また会としてもそういう意識を持っていないから、テレビやマスコミの税金に関する情報コーナーで相談に応えている人がエコノミストやファイナンシャルプランナー、ヒドイ場合には「お財布コンサルタント」なんていうワケのわかんない人が税金のことについて偉そうに話をしているようなことになっちゃうんです(笑)。

そうじゃなくて、「税金のことはどんなしょうもないことであったとしても税理士に尋ねる」という意識を一般の方にまずもってもらう、という意識付けが大切だと思うんですよね。だって法律に関する説明はまずほとんど弁護士が行っているじゃないですか。だから税金に関する疑問は、税理士が答える、という状況をまず作り上げることが大切だと思うのです。

そうやって一般の方に税理士という職業をイメージ付けてもらうことができれば、税理士の社会的ニーズも高まるでしょうし、税理士に対するとっつきにくさも減るかも知れません。ですからそういう意味においていえば、租税教室の講師は、内容はどうであれ、税務署の職員さんや、学校の先生ではなく、あくまで税理士が行うべきだと思うのです。

それが税理士が租税教室の講師として小中学校などで授業を行う最大の効果だと思っています。もちろん税金そのものに関する知識を教えたり、意識を持ってもらうことも重要なのですが、それよりも「税理士とはどんなことをする人なのか?」ということをより多くの人に知ってもらうことの方が大切なのではないかと思っています。

なので、租税教室の講師はどんなつまらない内容であったとしても税理士が行う、そしてテレビ・ラジオ、新聞などで税金に関する疑問を解決するコーナーなどがあれば、必ず税理士が回答を寄せるようにする、という地道な活動を続けることが、税理士の社会的ニーズを高めることにつながるのではないかと考えますね。

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