税理士もりりのひとりごと

税理士もりりがぶつぶつと日ごろの出来事についてひとりごとを綴っていきます





  税理士もりりのひとりごとのナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 経営・ビジネス > 崖っぷちのシャープ  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

崖っぷちのシャープ

2015 - 03/18 [Wed] - 01:23

家電メーカーのシャープの経営状態がいま非常に悪いのだとか。

まさかこんなことになるとはシャープ、最終局面へ

大阪では「三洋は助けるけど、シャープは切る」と以前からまことしやかにささやかれていましたが、銀行もシャープを見捨てにかかっていると言われているのであれば、本当にシャープは切り捨てられようとしているのかもしれません。それにしても、シャープほど浮き沈みの激しい会社はなかなか無いかもしれませんね・・。

シャープといえば、実は学生の頃採用面接を受けに行ったことがあったので少なからず縁は感じているのです。当時「大学の推薦枠内で筆記試験と面接を受ければ必ず受かる」と言われ、わざわざ日曜日に本社まで出かけて推薦者ばかりを集めた試験と面接を受け、そしてその後は大学のOBとも面会して採用間違いなし、だったはずなのになぜか不採用(笑)。よほど私の資質がダメだったのかな、と当時は結構落ち込んだものです(笑)。

シャープというメーカーそのものについて言えば、私が子供の頃はたぶん「日本でもっとも信頼されにくい家電メーカーの一つ」に間違いなく数えられる部類の会社だっただろうと思います(笑)。当時、私の母方の田舎のおばさんの家に行くと、街中の家庭ではほとんど見かけることがなかったシャープのテレビなどがずらっと並んでいて、子供心に「ああ、田舎ではこんなシャープみたいな製品くらいしか買うことができないのか・・」と思ったものでした(笑)。今の時代の感覚で言えば、中国メーカーの液晶テレビを買うようなイメージでしょうか。なんか残念な感じ、といえばいいかもしれません。

で、先ほどの面接を受けて不採用になったものの、その当時はやはりシャープはイマイチな家電メーカーの地位は変わらず。関西の総合家電メーカーの中では、松下、三洋の遥か後塵を拝している、というところでしたよね。作る製品もいまいちパッとしないし、お世辞にも売れているとは言えない感じでした。

ところがその後バブルが訪れ、そしてシャープが液晶に注力し液晶の評判が高まるに連れ、シャープの製品力とブランドイメージはあれよあれよとうなぎのぼりになりました。そしてシャープという会社そのものも業績が急上昇し、人気企業の仲間入りをするに至りました。そして液晶製品で手に入れた「一流ブランド」というイメージから、作る製品の多くが人気商品となり、紛れも無い優良企業としての地位を確立しました。

別の会社に就職した私も、当時のシャープの劇的な社会的評価の高まりと、社員待遇の良さを目の当たりにするにつれ、「くそー、俺はあそこで働いていたはずだったのに」と、そもそもの自分の評価の低さを棚に上げて、ずいぶんと悔しがったものでした(笑)。

しかし、ある時期にシャープの社長が「液晶のシャープになる!」と宣言し、堺に大規模な工場を建設する、と発表した辺りから「ちょっとこのまま行くとシャープはマズイんじゃないの?」と素人目にも感じられるようになってきました。確かに勝てる商品に経営資源を大胆に投入することは良いことです。しかし、当時の液晶ビジネスの状況を冷静に判断してみると、液晶だけに経営資源を集中させて巨額投資を行い、そこに社運を賭けるのは、市場の風向きが変わった時に大きな痛手を被るのではないかと誰もが思ったはず。

しかも当時のシャープは「高級なものこそ利益を得られる」とばかりに「亀山モデル」などと銘打った高級液晶を作ることに力を注ぐことで液晶ビジネスでの勝ち残りを図ろうとしていました。しかし市場ではサムスンなどの安価な製品が既にシェアを奪い始めており、計画の発表段階から高級商品製造のために巨額の投資を行なうことに対しては懸念する声が少なくありませんでした。もはやその姿は、驕り高ぶって謙虚さのかけらもない、勘違いした裸の王様のようにすら見えました。

果たして、残念ながら液晶を取り巻くビジネス環境は、高級品よりもコスト競争力の高い製品が市場を席巻するに至り、そのあたりから風を完全に読み違えたシャープの長い低迷期が再び始まることになってしまったのです。しかし一旦勝ち癖が付き、変な自信とプライドを持ってしまったシャープの社員たちが再びなりふり構わず突き進むようなことができるのか、疑問が残ります。

こんな感じに、シャープという会社は「すぐ壊れる安物の超三流メーカー → 人も羨む超一流メーカー → 再び数千億円の赤字を垂れ流す三流会社」とアップダウンが激しい会社だというイメージが私の中ではあります。果たしてシャープはこれから復活できるのでしょうか?残念ながら、私個人のイメージで言えば、自力での再建は難しいのではないかと思います。

なにより、「液晶のシャープ」を目指そうとしていた頃の勘違い、そして間違いに気づいた時からの軌道修正の遅さこそがシャープの経営のレベルを如実に表しているように思うのです。液晶ビジネスが既に低価格製品にシフトしかかっていたにかかわらず高級液晶で生き残りを図ろうとし、そしてその方針に誰も異論を唱えなかったところがまず疑問ですし、堺の巨額投資だって、違約金を払ってでも中止すべきだったのに突っ走ってしまったところなどに、シャープには逆境になった時に正しく風を読める人が経営陣にいなかったのではないかと思わざるをえないのです。

もちろんその頃とは経営陣もメンバーが違うのでしょうが、末端の社員までに染みついた会社の色というのはなかなか急に変わるものではありません。果たしてシャープは不死鳥のようによみがえるのか、それともこのまま世間から見捨てられて朽ち果てていくのでしょうか・・・。もし朽ち果てた時、果たしてどこに買い受けられるのでしょうか??

関連記事

トラックバック

http://moriri12345.blog13.fc2.com/tb.php/2322-7228bee3

 | HOME | 






プロフィール

もりり

Author:もりり
当ブログにお越しいただきありがとうございます、税理士のもりりです。のんびりと、時々辛辣に日々感じたいろいろなことを自由に書いていきたいと思います。

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。