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半年で営業を止めちゃった飲食店

2015 - 02/23 [Mon] - 19:19

うちの事務所の近くにおいしそうな飲食店がつい先日できたと思っていましたが、ほんの半年ほどで気がついたら無くなっていました(笑)。結構お金をかけて店舗を作っていたように見えましたが、すごく諦めのよい経営者だったようです…。

前にもこのブログに書いたことがありましたでしょうか、飲食店ってお客さんさえ入ればものすごく儲かる商売です。ただ、難しいのはこの「お客さんを集めること」。だいたい誰でも独立開業しようなんて人は、自信満々でお店を開くもので、まさか自分が失敗するなんて夢にも思っていないんですよね。

確かに成功を夢見て自信をもって店を開くのは大切なことなのですが、そこには必ず冷静かつ客観的に成功できるかどうかを見定めた上での自信でなければなりません。それがなければ、その自信は「ただの勘違い」になってしまうからです。

今回うちの事務所の近くで開業したお店も、基本的にはお酒を伴う飲食店です。しかも駅から歩いてくると実に中途半端な距離で、店の前を歩く人はそれほど多くありません。また、国道に面した路面店であるにもかかわらず駐車場もなく、ターゲットが徒歩客なのか車客なのかさっぱりわかりません。

こういう飲食店を開業する場合、必ず綿密な市場調査が必要です。自分が開こうとしているお店のターゲットとなる客層を定め、その客層が近隣の徒歩圏内にどれくらいの人数いるのか。また、そのお店はターゲットとなる人が通るコースにあるお店なのか。そして店舗への投資額と人件費、原材料費、家賃などから逆算して一日の損益分岐点売上高はいくらなのか。そして客単価を想定し、一日に何人のお客が来てくれればトントンになるのか、そして一時間あたりどれだけの客数が必要なのか、さらにそれだけのお客をを捌けるだけのお店の処理能力があるのか…。

これらは飲食店を開くにあたって最低限事前に検討しておくべき課題でしょう。ここまで試算してみますと、だいたいどのお店も結構大変なハードルが設定されるはずです。そうすれば甘い夢を見て開業し、たった半年で月々の家賃も払えず、借金がかさんでお店をたたむ、なんてことは減ると思います。

飲食店って、決して安くておいしいものをお客さんに出せば口コミでお客が増えて、気がついたらいつの間にかウハウハ儲かっていた、なんてお商売ではないんです。絶対的に儲けるための事前の戦略というものが必要なんです。もちろんビラを撒くとか、ポイントカードを作るとか、マスコミに取り上げてもらうとか、割引デーを作るとか、いろんな付加的な戦略もあるでしょうが、それよりなにより、「儲かるために必要な客数と、それだけのお客を処理できるお店のキャパがあるかどうか」という基礎的な部分がわかっていなければ話になりません。

それがわかっていれば人件費を含めたコストの管理がしっかりできるし、毎日の来店客数を把握すればお店の損益状況がほぼ正確に把握できるはずです。その想定が全くできていない状態で、どこでもいいからお店を出して目立てば勝てる、なんて思っていると半年でお店を閉めなければいけなくなっちゃうんです。

飲食店を開業して一山当ててやろう、と考えている方は世の中にたくさんいると思いますが、飲食店は一山当てるための作戦づくりがとても重要な事業だと思いますね・・。

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