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紙ベースによる資料保存からの脱却

2015 - 01/05 [Mon] - 15:03

今日から世の中は一斉に新年の営業開始日になっていますよね。税務署も今日から業務開始で、平成26年12月分の確定申告書の提出日は今日ですね。

うちの事務所でも先ほど電子申告で提出を終わらせました。で、今回は事務所に行かないで自宅からリモート操作(=簡易DaaS)による申告書提出をやってみました。まあ、事務所のパソコンを事務所で操作しているのと同じ画面なのですから、何の不都合もなく提出作業は終了しました。

とにかく今年はさらなる業務の効率化と電子化、そして私自身のストレス・疲労軽減策を強力に実践するつもりですので、こういったこともテストと経験を兼ねてどんどんやっていこうと思っています。

で、こうやってリモート、あるいはクラウドによって事務所以外の場所、例えば自宅や出張先から業務を行っていて唯一困るのは紙ベースでの資料を見ることができないことですね。紙で保存されている資料を見るためだけに事務所に行って仕事をしなければならない、という部分があるのが紛れもない事実ですからね。

逆に言えば、紙ベースの資料を可能な限り電子化していけばほぼ完璧に事務所を電子空間上に設置することが可能になるわけですね。考えてみれば、私達のような仕事はほとんどが紙による書類・資料を元にして行われているんですよね。私自身は紙という「メディア」の保存性と利便性の高さが大好きで、これを超えるものはなかなか発明されないと思っています。だからこそ人類は有史以来この紙というメディアを利用した情報伝達と情報の記録を行ってきたわけですね。

とはいえ、時代も進んできており、うちの事務所でもそろそろ紙メディアに大きく依存した状況から一歩前に進まなければならない時に来ているように思います。紙ベースの資料を可能な限り電子化することができれば、私達の業務は在宅勤務化、そして複数事務所化(というより、ネット上での事務所設置)が可能になるわけです。

以前にも書きましたけれども、もう私は時代についてくることができないで一向に見直される気配が感じられない「税理士の二ヶ所事務所禁止規定」については無視しようと思っています(笑)。こんなものを厳密に厳守していたりしたら、これからの時代には税理士業はどんどん儲からない時代遅れの仕事に成り下がってしまいます。

座して死を待つ、なんて御免被りたいので、私は税理士の二ヶ所事務所禁止規定が柔軟に見直されることなど待ってられません。時代についてこれない規定なんてあるだけ邪魔だし、私達のより良い業務の実現を阻むものにしかならないので、こんな規定は無視してうちの事務所では業務の効率化と、コストの最適化を進めていきます(笑)。

いや、本当に税理士業はもっと進化していかないとダメだと思いますよ、まじめに。「お客さんが小規模事業者ばかりだから、そこまで業務の効率化や電子化を図る必要がないし、お客さんからもそんなこと求められない」と思っておられる方が多いのだろうと思いますが、違いますよ、業務の効率化や電子化は私達自身が生き残って儲かるためにやっていくべきことなんです。

サービスは時代に合わせて進化していかないと絶対に生き残っていけないし、どんどん儲からなくなっていくんです。記帳代行を業務の柱にしていた事務所が儲からなくなったのはみなさんご記憶にあると思います。それは「パソコンの低価格化」「会計ソフトの低価格化」そして「顧客による自計化」の流れを読みきれずに、というか無視して、相変わらず事務員を多数抱えてマンパワーにひたすら頼ったビジネスモデルから変わろうとしなかったから、そういう結果になったわけです。

今からの時代は更に早く進化していきます。民間の世界でビジネスを行っている私達の顧客は、たとえ小規模事業者といえども、その時代の流れに則した業務の効率化を少なからず取り入れながら生き残ろうと一生懸命努力なさっておられます。その中で私達税理士が時代についていかないでお客さんの役に立つことなど到底ありえないんですよね。私達もお客さんと同じように時代の流れについていって、そして進化し続けないとならないのです。

確かに税理士業は戦後からほんの十数年前まではほとんど変わらないビジネスモデルで商売を行なうことが出来ました。それは事実です。だからこそベテラン税理士さんたちはその頃の良い思い出があまりに残っているために時代についていくことから目をそむけたのだと思いますが、しかし、もうこれからは税理士が時代の流れについていかないで儲けることなど不可能なのです、どう考えても。

進化論、ご存じですか?世の中「適者生存」なんです、なんでも。世の中や時代の変化に適応して順応した者だけが生き残ることが許されるんです。それができない者達は世の中から淘汰されてしまうんです。税理士の平均年齢はオーバー60歳と言われますが、その方たちが事業を続けるのはせいぜい10年程度。確かにその方たちにとってみれば「あと10年このままで金儲けさせてよ。電子化だの効率化だの、そんなこと俺達にできるわけないし、わかるわけないんだからやめてくれよ」という声が強いのは事実でしょう(笑)。

しかし、何事も、適者生存ですよ、適者生存。私達それぞれの税理士事務所も適者生存が求められるし、税理士業界全体も適者生存を追求しなきゃならないんです。驕れる者は久しからず、とも言いますでしょう?「今儲かっているから、これから先もこのままの状態で儲けさせて欲しい」という考えは単なるエゴなんです。

今の税理士業界は、第三者的に見れば儲かっている税理士さんたちのエゴ丸出し、って感じです。とても時代に適応して30年先、50年先も世の中から必要とされる職業であろうとする意気込みは感じられません。でも、あと10年でベテラン税理士さんとともに税理士という職業が世の中から消えていってしまっては困るんですよ、私達下の世代にとっては(笑)。

先日の税理士法改正の際に会計士への試験義務化が事実上失敗してしまったことを象徴として、税理士業界はいま大きな転換点にいます。税理士業界の目指している方向性が必ずしも時代や世間のニーズに則しているとは言えないことも露呈されているのです。それにTPPだってまだまだ予断を許しませんからね。いつ何時海外の会計士たちが日本で税務業務を会計士の資格のままでさせて欲しい、と騒ぎ出すか分かったもんじゃありません。

しかし、どんな時代になっても税理士という職業が生き残って、世の中から必要とされ、そして稼ぎ続けていくためには、今のこの時代にもしっかりとついていって、お客さんのニーズに応え、そしてお客さんに感謝してもらえる仕事をしなきゃならないんです。そのために世間の動きや変化をよく見て、日々業務の改善と見直しを行って、時代についていく努力をしなきゃいけないんです。

その努力を税理士会や税理士法に邪魔したり否定されるようなことだけはやめてほしいと、心底願いますね。そしてうちの事務所は世の中の動きやニーズから離れていかないように、一生懸命がんばって業務改善を行います。今年は書類の電子化を大胆に進めて、「どこでも事務所」「事務所のバーチャル化」を更に推進させていきます!そして税理士業界に冬の時代が来たとしても、もしっかりと生き残っていけるように頑張ります!(笑)

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