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アベノミクスは失敗?

2014 - 12/09 [Tue] - 11:06

今朝も民主党の候補でしょうか、その人が選挙カーから大きな声で「アベノミクスは失敗!安倍総理は『アベノミクスでみんな豊かになった』と言いますが、いったい誰の生活が豊かになったというのでしょうか?儲かっているのは1%の人だけ、残りの99%はアベノミクスのせいで苦しんでいます!」と叫んでいました。

なるほど、そう言われればその通りですよね。でもじゃあ、尋ねたいんですけど、民主党政権の経済政策をそのまま続けていれば良かったというのでしょうか?民主党の時よりはマシになったのは事実なんじゃないでしょうか?

確かにいま世間はまた不況に陥っている気がします。しかしそれは元をただせば、消費税増税があったから。消費税が増税される26年3月末までは駆け込み需要の影響もあってどこも結構景気は良かったです。その後の不況はその反動みたいなもの。ある意味当初から予想されていたと言えば、予想されていたのです。

で「円安になったおかげで材料の高騰に苦しんで倒産する企業が増えている」と円安を批判する人がいますが、じゃあ、その人達は民主党時代の1ドル=70円台という信じられないような円高が続いていれば良かったと思っているんですか?そりゃ円高が続けば材料輸入はメチャクチャ安く仕入れられるのでラクですよ。でも日本で作った製品を海外に売る時に高い値段になっちゃうので売れませんよ?売れないのにいくらでも海外から仕入れておけばよいとでも言うのでしょうか?

今は消費税増税の影響が思ったより長引いているので、ここはみんなで堪え忍ぶしかないんですよ。そもそも消費税増税を決定したのは民主党政権だったのですから、消費税増税による景気の冷え込みについては民主党だって自民党を批判できる立場にはないはず。

それとアベノミクスについては、成功するかどうかは今の段階ではわかりませんけれども、このブログで何度も書いているように、基本的に景気というものは大企業が牽引していくものなのです。中小企業が潤うことが望ましい、と言えば耳障りがよいですが、中小企業はそれ単独で景気を作り出すことはできません。中小企業の業績は世間の景気に左右されているだけです。

景気を作り出すことができるのは、やはり大企業です。大企業が儲かって、下請けへの発注を増やし、従業員の給与を増やして街中で消費するから中小を含めた世の中の景気が良くなるのです。消費税増税前まではこの流れが上手く行きかけていたのですが、残念ながら消費税増税でその流れが一時的に止まってしまったのです。

そもそも大企業の景気が街中まで降りてくるには時間がかかります。それが消費税増税によって遮断されてしまったような感じになってしまったのです。ですからここはもう一度大企業にふんばってもらって、再び景気を牽引してもらうしかないという気がするのです。円安は更に進み、株高も進んでいますから、これを契機に業績を一段と伸ばし、そして社員の給与アップ、そして国内での発注増という形で景気の牽引役を果たして欲しいと思いますね。

ところで、「自民党の景気対策と言ったって、小泉の時は株も上がったし、企業の業績もものすごく良くなったけれども、結局街中や中小企業まで景気の良さは実感できなかったじゃないか。だからアベノミクスだって、結局は大企業を潤すだけに終わるのがオチ」と思う方も少なくないでしょう。

小泉さんの時と比較するならば、小泉さんの時はそれまでの企業業績があまりに落ち込みすぎていたので、企業業績を回復させることに注力しすぎてしまったのです。ですからどの企業も「人件費や設備投資は抑えたままでの業績回復」を第一のテーマとしたのです。その結果、会社にお金が余ることにつながり、その余ったお金は役員報酬のアップ、という程度の影響しかなかったのです。

だからお金は大企業と比較的裕福な個人だけに貯まることになり、その人達とつながりのある一部の階層と企業だけにしかお金が回らなかったので、社会全体としての景気感が改善されることはなかったのです。確かにあのときはそれでそれなりの効果はあったのですが、日本全体の景気回復を考えた場合にはいささか失敗だったと言わざるを得ないかも知れません。

しかし今回のアベノミクスは、基本的に給与を上げることを一つの目標としています。なぜならそれが日本の景気を良くする特効薬だからです。ですから小泉さんの時と違って、大企業が儲けたのであればその儲かったお金は給料と設備投資に使って下さい、という方針を政府から経済界にお願いしているところが大きな違いなのです。

正直言って、我々のように経済活動の末端に属しているような人達は、その達成を信じて、大企業から市場の末端までお金が回って降りてくることを期待するしかありません。それ以外の景気対策があるとすれば、それはリベラル政権が得意とする全国民一律の「補助金」「助成金」「手当」という名目によるバラマキしかありません。

しかしバラ撒くためには税金を元手にした財源が必要です。消費税を少しアップしただけでこれだけ景気が冷え込むのに、どうやって税収を増やす手立てがあるのか、民主党、共産党、社民党の皆さんには明確に示して欲しいと思いますね。

そういう消去法的な意味でも、今の日本はアベノミクスに期待するほかないと思うのです。良いか悪いか、上手くいくかいかないか、ではなく、うまくいってくれることを期待するしかないのです。だって他に有効な手立てを誰も思いつかないからです。

野党がアベノミクスを批判するのは、そりゃ選挙ですから当然だし、自由だと思います。でも、その主張を聞かされている私たち有権者は「そうか?じゃあ、批判するばかりじゃなくてあんたたちならどうすればイイと思ってるんだよ?本当にできるのかよ?」と思っていることを忘れないで欲しいですね。

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