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ハイパーインフレは本当に日本に起きないのか?

2014 - 11/25 [Tue] - 19:58

すみません、経済のことなど全然知らない人間が「ハイパーインフレが起きるかどうか?」なんてタイトルでブログを書くことをまず最初にお許しください。しっかりと経済を勉強なさった皆様から見たら「アフォが、なにワケ分からんこと言ってんねん!」とお叱りや失笑を受けることを承知の上で私の疑問というか懸念を書いてみます。

いまの日本は基本的にはデフレ傾向にあるわけですが、その原因は景気が長期間低迷し、少子高齢化により購買層も変化し、そういう要因がいくつも重なって国内における消費需要の落ち込みが続いていることが原因なのだろうと推察しています。であれば、これからも少子高齢化が進み、国内需要が更に落ち込むのであればさらなるデフレが進行していくのではないかと思えてきます。

それは基本的にはそういうトレンドで推移していくのでしょうけれども、私がなによりも恐れているのは国債です。ご承知のように高齢化社会の進行により毎年膨れ続ける医療や年金・介護などの社会保障費を税収だけで賄うことができないので、政府は赤字国債をジャンジャン発行しています。つまり国が借金をして賄っているわけですね。

で、この国債の発行残高も年々膨れ続けています。私たちのバカな頭で考えると、借金が増え続けるといつかは借金が返せなくなって借金の限界がやってきてにっちもさっちもいかなくなる、と思うのですが、賢い金融・経済の専門家の皆様は「いや、大丈夫。絶対に日本は破綻も破産もしない」とおっしゃいます。

その理由は「日本の国債の引受先は日本国内の金融機関や投資家たち。だったら、お札を刷って増やし、それを使って国債を償還すればいくらでも返せる。だからいくら国債が増えても日本が破綻することなどない」ということなのだと理解しています。違うのかな?なるほど、そう言われればなんかそんな気もします。

確かにそうやって国内の国債引き受け手たちに返していけば国債残高がいくら増えても大丈夫なのかも知れませんが、本当にそうなんでしょうか?その「大丈夫」と言える前提は「国債が国内で引き受けられている」という条件が続いていることですよね?もし国債がこのままふくらみ続け、国内で引き受けられない額になってきたらどうなるのでしょうか?

そもそも円を刷って国債の償還を行う、なんて麻薬みたいなものですよね。実態はメチャクチャなのに、ただ単に上っ面だけ帳尻を合わせて綺麗に見せ、結局実態はどんどんヒドイ状態になって行ってるだけですもんね。そんなことを続ければ、円が市場にジャブジャブ溢れますから、対外的な円の価値は下がりますよね?もちろん国内では1円は1円ですからそれほど下がっているようには見えないと思いますが。

で、国債が日本の国内市場だけで賄えなくなって、とうとう海外にも引き受け手を探すようになってきたらどうなります?それまでと同じように円を刷って償還に充てていれば上手く回ると思います?海外の投資家たちは、当然ですけど自国の通貨で元本が将来償還されなければ日本の国債を引き受けたりはしませんよね?

国債を引き受けた時より、償還される時のほうが円が下がっていたら、結局損をしちゃいますよね?でも円をジャンジャン刷ってたら、円は必ず下がりますよね?じゃあ海外に国債を引き受けてもらおうとしても今のままじゃ誰も買いませんよね、だって必ず損するのがわかってるんですから。

だったらどうやって国債を発行するか、と言えば残された手は国債の利率を上げるしかないですよね?将来の元本が目減りするのがわかっているのであれば、それを埋め合わせるためには利息を上げるしかないですからね。でもそうなってくると、元本の返済額にプラスして利息の分まで円を刷るようになって来ちゃいますよね?

だとしたら、海外に国債の引き受け手を求めたとたんに円の供給量は加速して増えていくようになりますよね。逆に言えば円の価値は加速して下がっていくことになります。まだそれでも海外の投資家が日本の国債を引き受けてくれればよいですが、いよいよ海外の投資家がどれほど利息が高くなっても日本の国債を引き受けなくなってしまったら、そこで日本の「国債ネズミ講作戦」は破綻を迎えますよね…。違うかな?

そうなるとどうなるか?そりゃ円が為替市場で暴落しますよね。そうなると海外からものを買おうとしたら今まで100円で買えたものが、200円、1000円と円建てで値上がりしてしまうことが起きますよね。当然国内の物価もそれに連れて加速して高くなりますよね。そしてハイパーインフレが日本を襲う、というシナリオがあるんじゃないかと思うわけです。

だったら、そうなる前になんとかして円の供給量を減らせばいいじゃないか、と言う話になると思うんですが、国債を海外で引き受けてもらうような状態になってしまったら、そんな政策が果たして実行できるのでしょうか?ちらっと情報を見たところによれば、通貨供給量を減らすために有効な政策は「財政支出を減らす」「増税を行う」「市場で円を買い入れる」「利子を上げる」「売りオペレーション」など?

財政支出を減らす?そんなことできるわけないでしょう、だってそもそも日本はその時不況なんですから。既に物価も上がり始めているでしょうしね。通常の物価高は「好況+物価高」になるわけですが、その時の日本は「不況+物価高」になってるハズなんですよね。じゃあ、不況な状態で財政の引き締めなんかしたら景気は更に悪化しますよねぇ。

で、増税を行う?どうやって増税するんでしょうか(笑)。そこまで景気が悪化しきった状況で税収を増やせと?そんなことしたら景気は更に悪化して立ちゆかなくなるだけでしょう?これもムリですよ。市場で円を買う?円を買うためには外貨をはき出さないといけませんよ?貴重な外貨を国外に流出させて紙くずみたいな円を一生懸命買い集めることがいつまでできると思っているのでしょうか?

残った方策は、利子を上げる?いえいえ、事がそこに至るまでに利子はもう十分すぎるほど高くなってますって(笑)。これ以上利子を上げたら余計景気が冷え込むだけ。売りオペレーション?ただでも国債が国内で売れなくて困ってるのにこれ以上売るの?(笑)。結局どんな小手先の政策をとってごまかそうとしても、何をやってもハイパーインフレを防ぐ方法ってないんじゃないでしょうか?

それを防ぐ方法って、詰まるところ、国債をこれ以上増やさないようにして、海外に国債を引き受けてもらわないですむようにするしか手はないんじゃないでしょうか…?海外にひとたび国債を引き受けてもらわざるを得ない状況になってしまったら、もう日本は加速してハイパーインフレへひた走ってしまうような気がします。

…まあ、経済の素人はイメージだけでそんな風に思っているわけです(笑)。専門家の皆様から見たら「バーカ、わかってないヤツがゴチャゴチャ言うな!」とおっしゃりたいところなんでしょうが、でも残念ですが経済の偉い学者さんたちの考えるとおりに経済が動いていないことも、この二十年以上の様子を見ていれば事実。日本の英知を集めても、日本の経済も財政も良くなっていないのは衆知のこと。

じゃあ、誰がこれからの日本にはハイパーインフレなど来ない、と言い切れるでしょうか?国債の発行額を全く減らすことができないのに、なぜ最悪の事態が起きることなどない、と言い切れるのでしょうか?最近日本で起きている様々なことを見ていて、「絶対に起きない」とか「そんなの想定外」などと本当に言えますか?

だから、今回安倍総理が消費税を10%に上げなかったことをものすごくガッカリしているんですよね。これでまた財政再建への道が遠のくわけですものね。景気も悪いのに、税収を上げようとしなければますます財政は悪化するんじゃないでしょうか…??国債の発行額はまた増えるんじゃないでしょうか…??消費増税をこれ以上先送りしたらますますできなくなっちゃう気がするんですけどねぇ…。来年の増税がなんとかギリギリ間に合うくらいだったのではないのでしょうか?

本当に大丈夫なんでしょうか、これからの日本。年金の支給額を下げないといけないのに、下げようとしない。消費税収を増やさなければならないのに、先送りする。やらなきゃいけないことを、世間ウケだけを考えて先送りした結果が今の財政悪化状態なのに、団塊の世代が本格的な高齢者になろうとするのに、まだ財政再建に本気で取り組もうとしない…。

コワイですよ、本当に。大丈夫なんですかね。ハイパーインフレが本当に起きたら、購買力のない日本の対外的な信用はガタ落ちですからね。誰も日本にものなんか売ってくれないし、投資もしませんよ?エネルギーも食料も売ってくれず、日本は海外から兵糧攻めを喰らって死に絶えていくだけなんですよ…。

ああ、これから先の世代が気の毒で仕方ない…。まあ、ハイパーインフレなんかが日本で起きなければよいわけですが、本当に将来の日本でそんなことが起きない、と言い切れる人っているんでしょうか?今からの日本人はいつ何が起きても海外に逃亡できるように、英語、そしてできれば中国語あたりもマスターしておくべきではないでしょうか。それと、円での貯金はそこそこにして、現物資産や外貨で資産形成していた方がよいのではないでしょうか…。

すいません、的外れなことばかり書いていたら、アホの戯れ言ということで流して下さい…(笑)。

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