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誠意の範囲

2014 - 10/31 [Fri] - 01:56

ご依頼者からお仕事を頼まれて、私達も出来る限りご依頼者からのご期待に応えられるように仕事を頑張ろうと思っているわけですが、少なからず私達が行っている仕事がご依頼者のご期待や求めている内容からずれてしまっていることがあります。

仕事を請ける私達としては、出来る限りの誠心誠意をもってお仕事をこなしていきたいと思っているのですが、それがうまくいかないことが起きてしまうのです。なぜでしょうか?

一つには、これはごく単純な話ですが、私達の仕事の「誠意」のレベルが低いことですね。これは誰が考えたってわかることですが、お仕事をご依頼いただく方の期待が10だとすれば、私達がそのご期待の5とか6とかのレベルの仕事しかできていないのだとすれば、いくらこっちが「誠意を持って仕事を頑張っています!」と主張してみたところで、どうにもこうにも依頼者の期待には応えられていないことになります。

こういうケースの対応策は、もうこれは簡単。こちらが提供するサービスの質を高めていくしかありません。そうやって日常的にこちら側が提供できるサービスの質を高めていくことによって、様々なご依頼主から寄せられる「期待値」にできるかぎり応えられるような体制を整えていくしかありません。

もう一つは、どう考えてもこちらが対応することが無理なレベルのサービスを要求してくる場合ですね。これはどういうことかといえば、端的に言って「どれほど時間をかけても達成することが不可能な仕事を行うことが求められる場合」や、「頂いている報酬とのバランスから考えると、そこまで手間をかけて対応することなど不可能な場合」とに大別されると思います。

前者は、例えば現金出納帳を付けておられない依頼者で、ご自分でも日々の現金残高を把握しておらず、そのうえすべての経費のレシートや現金売上の際の領収書が100%整っていないような場合の記帳作業を考えてみれば良いと思います。こういったケースの場合、そもそも正しい日々の現金残高の正解が不明で、その上入出金の記帳を行う上のエビデンスまでもが揃っていないわけですから、どれほどこちらが努力と時間をつぎ込んでも決して正しい記帳など不可能です。

結局出来上がる記帳内容は、どこまで行っても不正確で、確証のない内容にしかなりません。そのため不明確な部分を帳尻合わせせざるを得ず、仕事を請け負っていて、これほど不安にかられる仕事はないほどです。売上の漏れや経費の漏れがあるかどうかの検証すらできないわけですから、これほど時間をかけるのが不毛に思える業務はありません。

こんなのは正直いってどれほど報酬を頂いて手間をかけて作業を行っても、結局正解にはいつまでたっても辿り着くことができない作業なので、やりたくないし、やるだけ無駄な作業なのです。そこにどれほど誠意をつぎ込もうと、結果的には「正解」に絶対辿り着くことができないので、依頼者にこちらの誠意が伝わりにくいことになるのです。

一方で後者についていえば、私達もボランティアではなくプロフェッショナルとして仕事を行っていますので、あまりに依頼される業務内容と報酬額、そしてそれに対して実際にかかる手間暇のバランスが取れていない場合には、こちらがいくら誠意を尽くそうとしても、こちらの気持ちがある時点で萎えてしまうんですよね。

もちろん多少そこのバランスが崩れても、一旦受けた仕事である以上、そこはプロとして最高の品質の仕事を提供すべき、という考えもあると思いますが、そういう仕事ばかり受けているとやはりこちら側がやがて耐え切れなくなってきます。それは職員を抱えている事務所であれば、職員に支払う給与と収入のバランスが取れなくなてきますし、それより何より、そういう仕事に対するモチベーション、すなわち誠意のレベルが下がってしまうのです。

そうなってくると、こちらサイドのそういう誠意の低下は、依頼主にもやがて伝わってしまい、依頼主から苦情を受けることにもなりかねないのですが、こちらサイドとしては「そんな報酬しかくれないのなら、いっそやめてもらったほうが助かる」という意識になっていることも多いので、もうそれ以上の誠意を相手に見せようと思えなくなっちゃうんですよね。そうやって関与契約が切れたとしても、何の後悔や反省も感じなくなってしまうのです。

そして最後の一つは、もう端から何をやっても誠意が通じない方が依頼主である場合ですね。これは最悪のケースです(笑)。だっていくら報酬をもらおうが、いくらこちらが手間ひまをかけて誠心誠意一生懸命仕事をこなしたとしても、依頼主が全くその誠意を感じ取ろうとしないで、文句と批判しかなさらない方であれば、もうお互いが噛みあうことなどありえません。

それはお互いの性格的な相性によってそうなる場合もあるでしょうし、また依頼主の性格や人間性の問題から何をやっても批判されることにつながるからそうなる場合もあるでしょう。いずれにしても、こちらサイドの「誠意」が一切相手に伝わらない、という点では一緒で、こういうケースではもう一日でも早く関与契約を解消するしか解決法はないと思われます。

そう、こうやって色々とこちらの誠意が仕事を依頼してくださる相手に伝わらないケースを書き連ねてきましたが、結局のところ、誠意って無制限なものでも、オールマイティなものでもなくて、こちらの誠意が相手に伝わる「範囲」って明らかに存在していると思うのです。その「範囲」を超えて一生懸命こちらが誠意を見せたって、相手に伝わる可能性は著しく低いですし、逆に言えばこちらの誠意が最も相手に伝わるケースは、相手に誠意が伝わる「範囲」に限られる、とも言えるのです。

報酬を頂いて仕事をしている以上、私達も自分たちの「誠意」が最大限に依頼主に伝わることを常に意識しながら仕事をおこなうということが大切なのではないか、と最近は思うことが多いですね。こちらが空回りしてもいけないし、こちらがやらなすぎることも同じくらいダメです。

「誠意の範囲」をいつでも考えながら仕事をすることはとても大切なんじゃないかと考えますね。

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