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お金持ちが高級外車に乗るのは税金を減らすため・・?

2014 - 08/11 [Mon] - 15:00

こういう記事をまたまたネットで見かけました。

お金持ちが高級外車に乗る理由 見栄ではなく税金減らすため

やっぱりいるんですねぇ、こういう風に思っておられる方々が。マスコミがこんなことを書き立てるわけですから、そりゃ記事を読んだ普通の人は「ふうん、お金持ちって節税のために高級車に乗るのか。すごいなぁ」って思っちゃうでしょうね(笑)。まあ、いままで何度もこのブログに書いたお話しですけれども、「節税のためにお金を遣う」っていうのは、一番能のないアイデアであり、そして一番間違っている考えですからね。

先日もテレビを見ていますと、ある芸人さんが「いっぱい稼いだんだから、節税のために高級車でもなんでも高いものを買ったらどうや?と言われたんですが、貧乏性なのでそれができず、アドバイスもらった税理士さんに呆れられてます」と話していました。

また別の女性芸人は「たくさん稼いだんだから、節税のために高い衣装をたくさん買ったらいい、と税理士からアドバイスされたんで高い服を買ってただけ」と話していたそうです。でも、そんな税理士さんいるの?(笑) いるとしたら、そんなんパチもんですよ(笑) なにが「高額商品を買って節税しろ」ですか!(笑)

何度も書いていますけれども、そりゃ高額所得者が高級車買って自分の事業用に供すれば、個人事業主であれば買った車の金額の50%くらいは税金が安くなりますよ。言い換えれば、高級車を5割引で買うようなものですから、ものすごいお得感があるような気もしますよね。

でも、1千万円の車を買えば、1千万円のキャッシュは出て行くじゃないですか。例え5割税金をトクすると言っても、差引5百万円のお金が外部に流出することはまぎれもない事実です。仮に3百万円の車を買ったのであれば、5割の節税になったとして150万円の支出。やっぱり差し引きすれば350万円は手元から多く出て行ってしまうことになります。

結局どう転んでも高いものを買えば、いくら税金が安くなるからと言ってもお金が手元から多く出て行ってしまうのは事実なんです。それを「節税」と呼ぶのは、私は間違ってると思いますね。「お金つかって経費が増えれば税金が減って当たり前」ってだけの話ですからね。こんなのは「節税策」でもなんでもないです。タダの無駄遣い。

もちろん、高級車に乗ることによって精神的な安らぎや安全性を確保できるといった側面は否定できませんから、そういう意味では高額所得者達が高級車に乗るべき意義というものが見受けられるかも知れません。しかし「節税のために高級車に乗る」というのは勘違いした考え方であって、もしそう思っているお金持ちがいるとしたら、ただ単に間違っているだけです。

これまた何度も書いていますけれども、お金持ちになりたかったら「ケチになること」、これが一番の近道です。お金は可能な限りつかわないに越したことはありません。どうしてもつかわなければならない場合や、つかうことで得られる効果が大きい場合にのみ大きな消費は行うべきです。節税のために高額消費、なんて絶対にやっちゃいけないことです(笑)。

お金持ちが高級外車に乗っている理由は、ま、ほとんどが「見栄」ですよ(笑)。その見栄を気にしないお金持ちは、平気で原付に乗ったり、古い国産車に乗ってその辺を走り回っています。彼らが高級外車に乗る理由は、ただ単に「乗れるだけのお金を持っているから乗っている」だけであって、それ以外の理由はたいしてないと思います。ましてや、節税のために乗っているなんて思っている人は少ないんじゃないでしょうか(笑)。

ただ、大金持ちであれば税金の減少額を含めて最大5割引で高級外車が買えるのは事実。普通の人が1千万円で買わなければならないものが、大金持ちの事業主であれば実質5百万円で買えるわけですからね。その点に着目して「どうせ買うならいいものを買ってしまえばいいじゃないか。どうせ5割負かるんだから」と考えている方たちは別です。

そう割り切って考えているのであれば、それは彼らの価値観の中ではアリな選択ではないかと思いますね。

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