税理士もりりのひとりごと

税理士もりりがぶつぶつと日ごろの出来事についてひとりごとを綴っていきます





  税理士もりりのひとりごとのナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 税理士 > 相続税の申告って日々勉強・・  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

相続税の申告って日々勉強・・

2014 - 08/01 [Fri] - 16:48

私は相続専門に業務を行っているわけではないのですが、年に何件か相続税の申告依頼をいただきます。私の業務キャパからしますとそれくらいの件数がちょうどよいのですが、お仕事を処理するたびに「相続税って、日々勉強だなぁ」と思います。

もちろん、税理士試験で相続税を選択しましたので一通りの税法については勉強しているつもりですけれども、相続税の申告で注意が必要なのは「通り一遍の勉強だけですべてがわかったつもりになっていると危険!」ということですよね。きっと相続税の申告にからんでおられる税理士さんの多くが同じ感想を持っておられるのではないかと思います。

いや、確かにある意味簡単といえば簡単ですよ、ルールやマニュアルに基づいて財産を評価して、ソフトに入力して税額を計算するだけなら。そうやって相続税の申告をこなしていっておられる税理士さんも、世の中には決して少なくないと思います。

それももちろん間違った相続税申告ではありませんから、悪くないといえば悪くないです、その申告内容で依頼してくださった皆さんが満足するのであれば。でも、相続税の申告って、極端な言い方をすれば、同じ遺産の内容であったとしても、算出される税額ってものすごく幅がある税務なんですよね。

ある税理士さんが申告すれば税額が3百万円と出るものが、別の税理士さんなら1百万円と申告するかも知れません。またある税理士さんが1百万円と税額を計算するケースについて、別の税理士さんは税額0円、と申告するケースだってザラにあるでしょう。それが相続税申告の難しくもあり、怖いところでもあり、別の言い方をすればそれぞれの税理士の知恵の見せ所でもあるわけです。

私も一通り税理士試験で勉強しているといっても、相続税は本当に毎回毎回申告のたびに勉強しているという気分です。何しろ財産評価って、誰一人として同じ内容のケースってないですからね。しかも相続人の中に未成年者や障害者がいたりもしますからね。

で、ここのところ相続のお仕事をしていて強く感じるのは、「相続税って、時間をかけて考えれば考えるほど税額を安くするアイデアが出てくる」ということなんですよねぇ。もちろん、それは私自身が相続税の申告の経験がそれほど豊富ではないから、ということもありますけれども、本当にじーっと考えていろいろなアイデアを探していると、ふと「あぁ、こうすれば税額が激減するやんか!」って思いついたりするんですよね。

最近の例でも、私たちは都会をベースにしている税理士なので、普段から農家の方の所得税申告をしたこともありませんし、農地の相続評価などを行うこともめったにありません。ま、大したことがない大きさの土地であれば評価通達を見ながらやりますけれども、依頼いただく内容によっては、地方都市の住宅地のど真ん中に放置されたままで残っている広さ数百㎡の草ボーボーの路線価が付されている元農地を評価しなければならない事例なんかに当たったりするわけです。

農業相続人がいるわけでもなく、耕作をしているわけでもなく、造成費用を引いて考えたらいいのかなぁ、どうしたものかなぁ、とあれこれ考えていると、ふと、これが広大地に該当することに気付いたりするわけです。広大地の申告なんてそれまでやったことがなかったので、税務署にいって広大地評価を行うための絵の書き方を教えてもらい、その上で広大地として評価すれば、ビックリするくらい評価額を下げることができたりします。

さらにはよくよく相続人のお話しを聞いていますと、少し体調を崩されてずっと入院なさっておられる相続人もおられることがわかりました。で、更にお話しを詳しく聞きますと、どう考えてもその方は特別障害者に該当する可能性が見えてきます。しかし障害者手帳は持っていない、と依頼者である相続人がおっしゃいます。

「ああ、残念。障害者手帳がなければ障害者控除が受けられないや」と一瞬残念に思ったりしますが、しかしそんなことはありません。障害者手帳を取得するには少し日数がかかりますので、相続税の申告期限には間に合いませんが、申告期限において取得中であれば障害者控除が使えますので、それも適用させます。

そうやってなんだかんだとやっていけば、結局税額はゼロになってしまいます(笑)。財産の内容からすれば、当初は税額が結構な金額になるように思われましたが、いろいろと考えていけばゼロです。なにも考えずに申告を行えば税額は平気で100万円くらい出ちゃうでしょうけど、少なくする方法はないかとあれこれ考えていけばゼロにする方法も出てきたりするのです。

そう考えると、相続税の申告って、ご自分で申告をしたり、あるいは税理士に申告を依頼するにしても「初めての相続税申告」って講座を受けるような税理士に依頼したりすると、もうそれは税額がえらいことになる可能性がありますよね(笑)。平気で100万円をドブに捨てるようなことになりかねないケースだってあると思います。しかもその税理士さんは税額を少なくする方法をまったく知らなかったりする場合だってあるわけですから、こんな恐ろしいことはありません。

本当に相続税の申告は責任重大です(笑)。しかも仕事をするたびに「自分が行っている評価は本当に正しいのか?本当はもっと評価を下げる方法があるんじゃないか?」と自問自答しながらおこなう必要があります。それは自分自身の財産評価通達の理解が足りない場合もありますし、通達が変わっていることもありますし、また判例によって税務の取扱が変わってくる場合もあるし、当然ながら税法が変わることもあるからです。

毎月数件ずつ相続税の申告を行ったりするわけでもないので、どうしてもそのあたりの最新情報を漏らしている恐れがありますので、実際に申告の依頼をいただくとじっくりと時間をかけて自分が知っている評価方法や税額控除の内容以外に確認しておくべき事項がないかをチェックする必要があります。それでも気がつかないこともあるので、不安な時には税務署や相続スペシャリストのOB先生に確認したりします。

まあ、とにかく相続税の申告を行う際には、慎重な上にも慎重に処理を行う必要があります。それでも間違えてしまって税務署から指摘されたりしますが、(笑)、自惚れることなく、もっと納税額を低くする方法はないのか常に追求しつつ、そうやって依頼者の皆さんに「あー、こんなに税額が少なくなるとは思わなかったわ。アンタに頼んでホントよかった。」と喜んでいただけるようにこれからもがんばっていきたいと思いますねぇ。

相続税だけは、本当に日々勉強ですねぇ。

関連記事

トラックバック

http://moriri12345.blog13.fc2.com/tb.php/2024-9a647f15

 | HOME | 






プロフィール

もりり

Author:もりり
当ブログにお越しいただきありがとうございます、税理士のもりりです。のんびりと、時々辛辣に日々感じたいろいろなことを自由に書いていきたいと思います。

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。