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橋下徹、所詮は時代のあだ花か?

2014 - 02/04 [Tue] - 11:46

 大阪市の橋下市長が辞意を表明し、出直し選挙によって有権者の民意を問いたい、と考えているそうですね。最近の維新の会の低迷を見るにつけ、一発逆転狙って大将自らから戦に打って出たな、という感じなのでしょうね。

 まあ、確かに議会などから総スカンを食らっている大阪都構想を推し進める戦略としては悪くないアイデアだとは思いますが、ただ今回の判断は正しかったんでしょうかねぇ。個人的な意見を正直に言えば、もう維新の会の旬はとっくの昔に過ぎ去ってるような気がするんですよねぇ。

 会見における橋下市長の談によれば、議会に反対されている都構想を先に進めていくためには、市民の強力なバックアップが必要であると。その民意を問うための選挙である、と、そういうことのようですね。でも、例え民意を得られて橋下市長が再選されたとしても、議会が言うことを聞かなかったら一緒なんじゃないでしょうかね?

 もちろん、橋下市長は「民意を得られたならば、都構想を推進いていく上で議会の同意は必要ない」といった趣旨の発言をしていますけれども、しかし、そんな大きな話を議会の同意を得られないままで進めていっていいものなんでしょうか?それは議会制民主主義を無視しているような気がしますし、法律的にどうであれ、道義的・心情的にいろいろな問題をはらんでいるような気がするんですけどねぇ。

 大阪に住んでいない私があれこれ言うのはどうかとは思いますが、住んでいないからこそことの成り行きを客観的に見れるかも知れないので意見を言わせてもらいますと、そもそも、大阪都構想ってずっと遠い将来においても持続可能なアイデアなんでしょうかね?

 確かに橋下市長の話だけを聞いていれば、大阪都にすれば行政のムダが減り、大阪が中央からの呪縛から解かれて自由に発展できる、ということなのかも知れませんが、それは橋下市長の個人的な思い入れに負う部分が大きすぎることはないのでしょうか?将来橋下市長以外の人が大阪市長や大阪府知事(大阪都知事?)になっても永続的に持続できるようなアイデアなんでしょうか?

 現時点でも具体的に手続きを進めていく中で様々な反対意見が出てきているワケですが、それを今は橋下市長が上からガーッと押さえつけることでなんとか封じ込めているようにも見えるのです。でも、それと同じことが他の市長や知事になってもできるんでしょうか?たった一人の政治家にしかできないことを、将来にわたって維持していく制度として残すことの危うさ、というか不安がものすごくあるような気がするんですよね。

 結局、大阪市長の唱える大阪都構想って、現時点でもこれだけ総スカンを食らっているワケですから、そもそも制度として持続可能性があるものなのだろうか?多くの人の賛同を将来も得続けることができるシステムなんだろうか?って思えてきちゃうのです。

 それに、そもそも論の話として、そもそもそれほど大阪を都にして行政を一元化することが望ましいシステムであるとするならば、なぜ今まで誰もそれに取り組もうとしてこなかったのでしょうか?同じことは大阪だけでなく、横浜や名古屋、神戸などの大都市でも言えるわけですが、なぜそのような政令指定都市を抱える都道府県で同じ議論が出てきたり、実際に都構想を実現させる人が一人もいなかったのでしょうか?

 それとも橋下市長がそのアイデアを提唱した初めての人物だったのでしょうか?いや、さすがにそれはないと思いますね、総務省にいる官僚や、東京都にかかわる人達の中には、東京都以外の大都市地域で都のシステムを導入することのメリットについて考えた人は少なからずいたはずです。

 ということであれば、なぜそのアイデアを思いついた人達が、今までも誰ひとりとしてその都構想を実行に移そうとしなかったのかということも考えてみるべきだと思うのです。つまり、確かにシステムとしても面白いアイデアかも知れませんけれども、実現させるためにはいろんな問題があったから実現させなかったのではないか、とも思えるのです。

 そんなこんなで考えてみれば、大阪都構想を前面に打ち出して華々しく政治家デビューした橋下氏でしたが、結局のところただの時代の流行りモノ、あだ花だったのではないか、と思えてきたりもするわけです。テレビで顔が売れていた人ですから、応援してくれる有権者も多かったわけですが、果たしてそのアイデアや実行力、リーダーとしての適性に問題はなかったのか、という気もしてくるのです。

 猪瀬都知事などを見ていても、いくら最多得票数だったと言っても、その民意が正しいとは言えないわけです。民意はしばしば誤った選択を行ってしまうわけです。橋下市長が辞意を表明して出直し選挙を行おうとしていますが、もはや選挙でしか注目を集めることができなくなっている橋下氏にとっては、無投票で再選されることになってしまうと、民意を問うこともできないわけで、辞意を表明した意味がなくなっちゃうんですよね。

 本来であれば、辞意を表明するより議会を解散させるべきですよね?だって議会が都構想に反対しているから都構想が先に進まないわけですからね。しかし、いま議会を解散しても維新の会が選挙で過半数を取れる見込などまったく無いので、大将自らが切り込み大将になって選挙を行うことによって再び世間の注目を一身に集めたい、という思惑があるのがありありですよね。

 ですから、その思惑を見透かして対立候補を立てようとしないで橋下氏の動きを無視している他党の動きは戦略としては大正解ですよね。それでも、以前であれば維新の会が人気あったので、橋下氏が「僕の意見に反対であれば、他党も候補を立てて民意を問うべきだ」という呼びかけを行えば、対立候補を擁立しない他党に世間の批判が一気に集まっていましたが、今はそんなこともないですからね。

 きっと今回橋下氏が描いている市長再選のシナリオはことごとく失敗しそうな気がしますね。他党が対立候補を擁立しないことで無投票で再選、それにもかかわらず再選されたことを有権者の総意であると主張して都構想を強引に進めようとする橋下市長に対して他党と有権者から批判が高まる、という流れのような気がしますね。

 ぶち上げたアイデアは面白いモノだったのかも知れませんが、お金儲けのウマい弁護士兼テレビタレントが政治家に転身してしばらくは世間に楽しい思いをさせてくれたけれども、所詮はそれも時代のあだ花だった、ということのような気がしますね・・。

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