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羮に懲りて膾を吹く・・・

2014 - 01/09 [Thu] - 18:57

 昨年末ですか、安倍総理が靖国を参拝したことについて、中韓米あたりから批判が出ていることが報道されたり、国内でも「右傾化が暴走する」と懸念する声が聞こえているように感じます。

 海外からの文句はいままでも何度でもあったことで、別にいまさらことさらに取り上げる必要などないと思うのですが、私が今ひとつ理解できず、そして疑問に思うことは「なぜ日本のマスコミは、自分の国の首相が靖国神社に参拝すると、すぐに第二次大戦前の軍事政権が大戦にひた走ったことと結びつけ、極端な右傾化と軍事政権化に暴走することを懸念するのか?」ということですね。

 これは「羮に懲りて膾を吹く」といった状況と似てないでしょうか?

 いや、確かにわかりますよ、70年ほど前に日本には軍事政権が存在していて、その政権が後先も考えずに愚かで無謀な戦争を起こしてしまい、結果的には多くの国民の命と自尊心を失うことにつながってしまったということくらい。だから、その過ちを二度と繰り返さないために、二度と戦争を行おうとする政治体制にすることだけは避けなければならない、ということも。

 それは私だって百も承知していますけれども、日本のマスコミや、一部の左翼がかった人達の意見を聞いていますと、どうも過剰に反応しているのではないかな、と思うのです。まさに「羮に懲りて膾を吹く」の諺のように。そう言ってしまうと「楽観視しすぎている」と批判されるのかも知れませんが・・。

 しかし「戦後の日本の状況が理想的だったか?」といえば、それは違うと思うんですよね。「憲法9条の下の平和主義」といえば言葉は綺麗に聞こえますが、その実態はといえば、日本に軍隊を持たせて戦争を行わせないために、戦勝国であるアメリカが、日本を守るという名目の下にアメリカの極東における最前線拠点として日本の軍事防衛を肩代わりしてくれていただけのことですからね。決して日本という国がまったく丸腰な状態で、憲法9条だけを楯にして戦後70年他国から侵略されずに過ごしてきたわけではありません。

 ですから、このまま将来も日本がアメリカにすべての軍事防衛を依存しつづけてよいのか、という点については多くの問題をはらんでいると思うのです。理想主義に走りがちな左翼の方々は、アメリカ軍を日本から追い出して憲法九条を遵守すれば、日本は将来も夢のような平和国家として存在できると強硬に主張しているようですが、日本周辺の国際情勢をごくごく普通に見回してみれば、そのようなことが現実的なことでないことくらい誰にでもわかる話だと思います。

 では、日本がとるべき道は二つに一つなのです。現状と同じようにアメリカに日本の防衛を肩代わりし続けてもらうというのが一つ。もちろんその金銭的な負担は日本が行うべきです。そしてもう一つは、アメリカによる防衛を少しずつ弱め、代わりに日本が自国で軍隊を強化させて自分で守る、ということです。

 何度もこのブログに書いていますが、自分の国を自分の軍隊で守ろうとすることは、軍国主義でも右傾化でもなんでもありません。国としてはごくごく普通の姿です。アメリカという国が自国の軍隊で自国を守っていることについて、日本のマスコミや学者が「アメリカは極右軍事政権に牛耳られた、恐ろしい国家である」と批判していることを聞いたことがありますか?永世中立を謳うスイスが自国の軍隊によってその地位を守っていることを「極右軍事政権による恐怖政治」と批判していますか?

 もうそろそろ日本の多くの国民の皆さんにも、冷静に日本の将来の国の姿とか、防衛というものについて考えて欲しいと強く願いますね。自分達が暮らしている日本という国を自分達の手で守ることを「右傾化」とか「軍国化」という言葉で批判することが、まったく的外れであるということを客観的に理解するべきではないかと思うのです。むしろ日本が極東のスイスになるためには、適切な軍隊を持って、あらゆる他国からの戦争参加の誘惑をキッパリと断れる状態に在るべきではないかと思うのです。それが真の意味で現実的な「平和主義」ではないかと思います。

 靖国神社に自国の総理が参拝するたびに「日本の右傾化と軍国化が懸念される。決して過去の過ちを繰り返してはならない」という論調で語ることは、ある意味「羮に懲りて膾を吹く」の諺と同じくらい愚かで短絡的な意見ではないかと思うのです。本当に日本という国を他国から独立して平和な国家として将来も維持していくためには、自国の軍隊による防衛論をタブー視して避け続けるのではなく、極めて客観的で冷静な国際的視野に立って全国民的に検討することがとても重要なことではないかと思いますね。

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