税理士もりりのひとりごと

税理士もりりがぶつぶつと日ごろの出来事についてひとりごとを綴っていきます





  税理士もりりのひとりごとのナビゲーター   トップページ > 経営・ビジネス > 事業経営の目的  

事業経営の目的

2007 - 04/28 [Sat] - 11:29

 事業経営の目的は何でしょうか。社会貢献?自己実現?お客を喜ばせること?社員を幸せにすること?確かにこれらはとても大切なことですが、いずれも良い事業経営の結果得られる副産物です。綺麗事を一切無視していうならば事業経営の目的は「利益を上げること」これしかありません。なぜなら逆に考えてみれば分かりますが、利益を上げることができなければ事業を継続することは絶対にできないからです。どれほど立派な事業目標を掲げたとしても、利益を継続して上げることができない限り事業を続けることすらままならないのです。事業を続けることができなければ社会の役に立つことも、顧客を喜ばせることも、社員を幸せにすることもどれもできないのです。


 しかしこのあたりが逆説的で難しいところなのですが、利益を追求することが事業の経営の最大の目的と言っても、利益だけを目標としてしまうと事業は継続できないんですね。それは詐欺集団や悪徳リフォーム業者、闇金融などの活動を考えてみればよいと思いますが、結局効率的に利益だけを追求すると社内外で反社会的、反道徳的行為がはびこる結果となり、例え利益を上げることがあったとしてもいずれ事業を継続することはできなくなるからです。


 そこで事業の継続や発展のために大切になるのが「事業の社会貢献」、「顧客満足の追求」や「社員の幸せを追求」させるといったことになるのです。なぜならこれらのことを実現させることができないと事業を継続させることができず、結局のところ「利益を上げる」という事業の最大の目的も達成させることもできないからです。


 ですから事業経営はやはり社会や顧客や社員に貢献し彼らから喜ばれるものでなければならないのですが、宗教や哲学、思想などと企業経営が大きく異なる点はその最終目的が「利益を上げる」という営利追求であることではないでしょうか。つまり事業を発展させるためには社会貢献などという社会への善意が必要不可欠なのですが、事業経営はボランティアと違って善意だけに基づいて行われるべきものではないということです。事業とボランティアの最大の違いは「利益追求」であり、いくら善意に基づいた事業展開が求められるからといっても、そこには必ず「損得計算」を度外視するわけにはいかないのです。


 即ち「利益を上げる」ために「社会貢献」して事業のイメージアップをはかり、一度顧客になってくれた人を事業へのリピーターとし、そして高い利益率を維持するために「顧客満足の追求」を行い、さらには会社のために努力してくれた社員に「さらなる幸福の実現」をもたらし、その結果さらに頑張って会社に利益を還元してもらえるようにする必要があるのです。ただしこれらの副次的な産物の実現を表層的に行うのであればそれは社会や顧客、さらには社員に見透かされてしまい、最大の目的である利益の追求に結びつくことはありません。ですから企業経営においては「利益追求」という最大目標があるものの、それ以外の「社会貢献の追求」、「顧客満足度の追求」そして「社員幸福の追求」などもほぼ同じレベルで追求しなければならないことになるのです。


 この辺りのバランスが上手く取れているかどうかということが事業成功の重要な鍵ではないかと思います。私の顧問先の事業を拝見していてもこのバランスがどちらかに偏っていて、その結果業績に悪影響を与えているように感じることがままあります。つまり状況が悪化してきているのでリストラの結果効率と利益追求だけを重視しすぎていることや、逆に利益を冷静に判断せずただ闇雲に自分の顧客へサービス過多になって適正な利益を逸してしまっているような場合ですね。結局何事もそうかも知れませんが、これらのバランスもどちらかに偏りすぎてはいけないのであって、そのような場合その偏りを逆方向に戻す作業が必要になります。


 もしご自分の事業がどうも上手くいっていないな、と感じておられるのであればこのバランスが上手く取れているのかどうかを一度検証してみるのも良いのではないかと思います。

関連記事

トラックバック

http://moriri12345.blog13.fc2.com/tb.php/190-1af1c55d

 | HOME | 






プロフィール

もりり

Author:もりり
当ブログにお越しいただきありがとうございます、税理士のもりりです。のんびりと、時々辛辣に日々感じたいろいろなことを自由に書いていきたいと思います。

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード