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税理士のミスは相続される

2013 - 08/21 [Wed] - 15:06

 今年、死亡した税理士のミスによる損害を遺族に支払わせるという判決が確定したそうですね。仕事をしていれば誰しもミスをする可能性があるわけですが、そのミスを行った税理士が死亡した場合に、その損害賠償は誰が行うのかという点は、私も以前から疑問でした。

 理屈から考えれば、今回の判決はごくごく当たり前の内容だと思いますね。被相続人が負うべき債務は相続人が引き継ぐのが当たり前ですからね。ただ、税理士などの一身専属の資格の場合には、本人が死亡してしまうと遺族がその地位を引き継ぐわけではないので、死亡した税理士が生前に行った仕事に関する損害については相続人がその責任を負わない、と解する向きがあったのも確かだと思います。

 以前、同じような内容を弁護士に相談したことがあったのですが、やはりその弁護士さんは一身専属を理由に、死亡した税理士が行った業務による損害がその税理士の死亡後にわかった場合には、その損害を相続人が負う必要はない、との見解を述べてましたね。

 まあ、現実問題として、業務を行っていた税理士が既に死亡しているわけですから、仮にミスなどがあって依頼者に損害を被らせることになったとしても、その税理士がどのような意図を持ってその申告を行っていたのか、という弁明や反論ができないのですから、裁判になった場合に被告側が著しく不利すぎる、ということにもなりますからね。

 反論できない相手に対して損害賠償を請求するなんて、それはそれであまりに非人道的じゃないか、という気もしますからね。しかしながら、一方で逆の立場に立てば、仕事を依頼した税理士が死亡してしまったら、誰にもその仕事のミスの責任を問えないというのであれば、依頼者があまりにかわいそうだということも言えます。

 今回の判決では、まあ、妥当といいますか、当たり前の判決が出たようですね。いくら一身専属の職業人であったとしても、その業務において生じた債務がその死亡後に明らかになった場合には、その債務を相続人が引き継ぐべき、ということになったわけです。

 私たち税理士から見れば、「そんなんじゃおちおち死ぬわけにもいかない」ということにもなるんでしょうけど、それだけの責任を背負っている職業なのだ、ということをよく理解するべきなんでしょうね。無償独占とかを業界として主張する以上、重い責任を負わされるのは当然なのです。

 自分が死んでしまったら、自分の責任のミスは自分の配偶者や子供が背負わされるんだ、という意識を持って仕事を行うことが、これからの税理士には求められるんでしょうね。

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