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テレビボード完成!そしてフレンチポリッシュの技術メモ

2007 - 03/22 [Thu] - 12:08

 以前よりテレビ台を製作していることをご報告していましたが、やっと本日完成しました!長かった!画像をブログに載せる道具がないのでご披露できないのが残念ですが(近いうちに娘の携帯で撮った写真をアップしたいと思っています。私は携帯を持ってない・・。)、フレンチポリッシュで一生懸命磨いたおかげか、マホガニーの表面は鏡のように光っていて、素人仕事にしてはまあまあではないかと思っています。


 まあ~、でも本当に時間かかりましたね。製作期間ほぼ丸々2ヶ月。そのほとんどが塗装にかかった時間で、まあ全くの素人がフレンチポリッシュにまで挑戦して試行錯誤しながらそれなりに仕上げるわけですから、そりゃあ時間がかかったのも仕方ありません。反省点を挙げるとすれば、板の最初の下地仕上げがやや荒かったことですね。おかげで塗料で木の表面を平坦に埋めていく作業に恐ろしく時間がかかってしまいました。次にフレンチポリッシュを行う機会があるとすれば、今回の経験をふまえてずいぶん効率よく作業が行えると思います。


 でも今回の作業でフレンチポリッシュ、大体会得しました(笑)。会得した、なんていうとプロの職人さんに怒られてしまいますが、でもこの2ヶ月間ほぼ毎日のようにシェラックを塗っていたおかげでシェラックを塗る作業についてはかなりのノウハウを得ることができました。もしこれからシェラック塗装、またはフレンチポリッシュを行おうとする方のために、或いは私が将来もう一度フレンチポリッシュをするときのためにフレンチポリッシュを行う際の注意点を書いておきたいと思います。


 フレンチポリッシュを行う道具は、シェラック、無水アルコール、オリーブオイル、そして塗るためのタンポが二つです。タンポのうち一つはシェラックを塗るために使い、もう一つはシェラックを塗った後でアルコールを付けて磨くためのものです。シェラックはほとんどの場合2カット(シェラック24グラムに対してアルコール約100ccの溶液)の濃度で塗ります。シェラックは密封できるジャムの瓶などに溶液を作り、シェラックを塗るのに使ったタンポは使用後乾かないようにビニール袋に入れて密封します。またシェラックが手に付かないようにタンポを持つ方の手に薄いゴム手袋をします。


 塗り方の基本はシェラックをタンポに染み込ませてそれを木材に薄く薄く塗っていき、2,3度塗った後600番、800番程度の紙ヤスリで撫でるように水研ぎをし(石鹸を付けて研ぐ)、そしてまたシェラックをくり返し塗ってペーパーで磨く・・、この作業を延々とくり返すだけです。最後の方ではペーパーの番手を800番、1000番程度まで上げていきますが、基本の作業は一緒です。ただペーパー磨きは決して力を入れてはいけません。またシェラックはアルコールで溶かしてあるので作業後すぐに乾きますが、できれば一度塗った後は2,3日しっかりと乾かした方が良いです。一度に塗る回数は2回くらい塗っても大丈夫です。


 フレンチポリッシュにはいろいろな塗り方が有りますが、私の経験からいえばシェラックを適当に染み込ませたタンポにオリーブオイルを一滴程度塗り加えて作業を進めていくのがベストだと感じました。理由はオイルを加えた方が塗りやすいのと塗りが奇麗に仕上がるからです。これは最終仕上げを除いて一貫して同じ濃度のシェラックとオリーブオイルで塗り重ねていきました。


 塗り方はこれまた色々あるようですが、私がいろいろ試した結果によれば、ほぼ全ての行程で塗る表面と平行に円を描くようにタンポを動かしてシェラックを塗り込んでいくのがベストでした。木目に沿ってまっすぐ塗る方法もあるのですが、これは最後の最後にアルコールで磨くときや板の横側を塗るときだけで良いと思います。何故なら木目に沿ってタンポを動かす塗り方を行うと、一見奇麗に塗れているように見えるのですが表面がガタガタに波打ってしまうからです。また直線に塗るやり方だと、端の処理がどうしても上手くいきません。ですから直線の塗りをどうしても使いたいときは端の処理に円運動の塗りを行えば上手く処理できます。ただ円運動で丁寧に塗り重ねていくと塗りムラが最もできにくいので表面を最も奇麗に仕上げられると思います。円運動の大きさは一定させず、大きな円を描いたり、小さな円を描いたりといろいろ変えながら塗り込む方が塗りムラが無く仕上がります。


 そしてシェラックを一つのタンポで塗った後、もう一つのタンポにアルコールをちょっと(2-3滴程度)付けてシェラックを塗ったばかりの表面を同じく円運動でタンポを動かしながら磨いていきます。シェラックはアルコールに溶ける性質を持っていますので、木の表面に塗ったシェラックをアルコールだけが付いたタンポで微妙に溶かしながら表面を均してつるつるに仕上げるわけです。またこのアルコール磨きには、シェラックを塗った際に加えたオリーブオイルがシェラックが乾く過程で塗装表面にしみ出てくるので、この表面に浮き出たオイルをアルコールで脱脂するという意味もあります。このアルコール磨きを行う際は、シェラックを塗ったときよりもより大きな円を描きながら磨いていくと奇麗に仕上がります。もちろんいろいろな大きさの円運動を使って最終的には仕上げていきます。


 シェラックを塗るためのタンポを使ってシェラックを塗り込む際に多少の塗り跡が残っても、このアルコールで磨く作業を行っていくと消えるのでそれほど神経質にシェラックを塗らなくても大丈夫です。それよりも困るのはオリーブオイルを余り付けずに塗ると、シェラックは元々すぐに乾いてしまうので、タンポが板にひっついてしまいシェラックを塗った表面がガタガタになることです。またもう一つ困るのは、先ほども書いたように磨き用のタンポにアルコールが付きすぎたり、シェラックを厚塗りしすぎて余り乾いてない場合に磨いたときに、磨き用のタンポからしみ出たアルコールによって木の表面のシェラックが溶けてしまいタンポにひっついてシェラックの塗装がガタガタになってしまうことです。


 いずれの場合もタンポが塗装面にひっついてしまうと、タンポに付着している埃が一気に塗装面に張り付くことになります。これが一番塗装面を台無しにしてしまうことで、そういう意味でもタンポが塗装面にひっつかないように細心の注意をする必要があります。ただこうなってしまっても丁寧に作業を重ねると修正はできます。しかし修正作業が結構めんどくさいのでできればそうならない方が良いです。このようにならないためにはシェラックを余り厚塗りしないこと、そしてアルコール磨きを行う際はアルコールをタンポに付けすぎないこと、この二点が奇麗に仕上げるコツです。


 さてこうやってお好みの回数重ね塗りとペーパーによる仕上げを行い、表面がつるつるに鏡のようになり、手で触っても本当に滑らかになったらいよいよ最終仕上げです。最終仕上げはちょっとアルコールが多めのシェラックをタンポで薄く塗り重ね、ペーパーによる削り跡が奇麗に消え、そして最後にアルコールだけによる磨きを行えば完了です。私が参考にした資料ではこの最終仕上げの段階ではオイルを使わず、ごく薄いシェラックをタンポ塗り(注:円運動ではなく木目方向に直線に)するように書いてあったのですが、実は私はこれを実行してそれまでの塗装面を台無しにしてしまいました。なぜかといえばアルコール分の多いシェラックを塗装面に塗り込んでいくと、どうしても古い塗装部分がアルコールに溶け出してタンポが塗装面にひっついてしまうからです。こうなると前述のようにそれまでの作業がすっかり台無しになってしまいます。また直線塗りはどうしても力の加減が難しく、せっかく時間をかけて今まで作った塗装面をダメにしてしまう恐れがありますので、私のような素人は余り直線塗りをしない方が無難だと思います。


 そういうわけで私は最終仕上げにおいてもタンポが塗装面にひっつかないようにオイルを少し加えてシェラックを円運動で塗り込み、その後のアルコール磨き完了させることにしました。これで仕上がりで、この後コンパウンドなどで表面を磨く必要などないのですが、ただこれからの数日間、シェラックがガチガチに固まっていくにつれてそれまでの塗装に使ったオリーブオイルがちょっとずつ表面にしみ出てきて塗装面を曇らせます。オイルで塗装面が白く曇っているのを見ると塗装を失敗しているように感じてしまいますが、気にせずアルコール磨きを行えば奇麗にピカピカになります。


 以上が私が自分流にアレンジしたフレンチポリッシュの方法です。基本的に参考にしたのは昔ながらのフレンチポリッシュ技法を日本語訳した文章でしたので、私の手法も伝統的なフレンチポリッシュとそれほど離れていないと思います。オイルの使い方とか、タンポの塗り方とか、細かいところはその参考文章と多少違いますが、その文章にすら「フレンチポリッシュは行う人によって様々な方法がある」と書いていましたので、多少の違いは許される範囲だと思います。


 とにかくこのシェラックによるフレンチポリッシュのポイントは、オイルを効果的に使うこと(使いすぎると後処理が大変)、そしてアルコールによる磨きを上手く処理すること、この辺りを上手にやれば手際よく、そして奇麗なシェラック塗装ができるはずです。本当にフレンチポリッシュの塗装は時間はかかりますが自分が想像していたよりずっと楽に、そして奇麗に仕上がります。なかなか文章だけでは伝わらないと思いますが、もし日曜大工で木工製品を奇麗に作ろうと考えている方の参考になれば幸いです。
 

 このテレビ台で家族に好評だったので、次は何を作ろうかと考えています。何しろこの塗装に使うために買ったシェラックが沢山残っているので、何かに使いたいと思っています。うーん次は奇麗なサイドテーブルでも作ってみようかな。また塗師になってみるか。

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