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小学校の英語 教科化を提案

2013 - 05/28 [Tue] - 12:43

 いまニュースを見ていますと、政府に対してどこかの機関が小学校からの英語の教科化を提言したのだとか。その理由は、国際的な人材を育てなければ今からの日本は危機的な状況になってしまうからなのだとか。また、現在の大学の状況は危機的で、世界的に開いた大学にしなければならないという理由もあるのだとか。

 それは全くその通りだと思いますね。これからの日本人は、日本語と英語が自由に使えるようにならなければダメです。海外に行く機会があるかないか、なんて関係ないんです。逆に「いつでも躊躇なく海外に自由に出かけられる」ために、すべての日本人が英語を自由に使えるようにならなきゃいけないんです。それがこれからの日本を救うことになるのです。

 けれども、今日のニュースを見ていて、気になったのは「どこまで本気でそれを行うつもりか?」というもの。私が何度もこのブログに書いていますけれども、日本の英語教育を本気で変えるためには、二つの克服すべき課題があります。

 一つは、大学入試における、英語出題内容の見直し、です。極論すれば、今の日本の学校における英語教育の内容は、すべてが大学入試のためのものです。だから中学校や高校で習う英語の内容は、ほとんどすべてが大学入試をパスすることを目的とした内容になってしまうのです。

 残念ながら、その大学入試における英語の内容が、ほとんど全くと言って良いほど実戦的なものではないので、日本人は中高と6年間英語を一生懸命学んでも、実際の場面ではなんの役にも立たない英語力しか身につけられないのです。あんな高度な論文を読むための単語力や文法を身につけるためだけの勉強を行っても、日常ではなんの役にも立たないことくらい、勉強している学生本人が最も良くわかっているはずです。

 ですから、まず大学入試における英語の内容を大幅に見直すことが大切ですね。むしろ、大学入試における英語試験など廃止してしまって、TOEICやTOEFLのスコアで合否を決めればいいんじゃないかと思いますね。

 そして、もう一つの改善点は、英語教師ですね。とりあえず、英語を話すことが出来ない日本人教師に英語を教えさせることは、一刻も早く止めて欲しいですね(笑)。これは本当に、お笑いか冗談にしか思えないほど奇妙な話で、きっと日本の学校教育における七不思議の一つと言っても良いと思いますね。

 日本語しか話せない英語教師から、英会話や発音、文法を学んだって意味ないじゃないですか。だって先生自身が英語をしゃべれないのに、生徒がそんな先生から何を学べるって言うのでしょう?そんなもの、ネイティブの外国人教師と、様々な話題について会話を行う授業のほうがどれほど英語力が身につくか、考えるだけでもわかるでしょう。

 ところが、簡単に外国人教師に英語の授業を任せられない事情が今の学校にはあるから困るんですよね。それが第一の問題点である「大学受験における英語」なんです。結局「ニワトリが先か、卵が先か」みたいな話で、大学における英語入試の内容が問題なのか、それとも中高における英語教師の質が問題なのか、どちらも密接に結びついて問題を大きくしているんですよね。

 ですから、日本の英語教育を大胆に見直して、日本人の英語力を大胆に高めようとするのであれば、大学入試における英語の取扱い見直しと、学校における英語教師のネイティブ化を同時におこなう必要があります。それをバラバラにやろうとするなら必ず失敗しますので、必ずセットで行わなければ意味がありません。

 それができるのなら、別に小学校からやらなくてもよいように思いますね。もちろん、早くやればやるほど効果は高いと思いますが、それよりも現行のシステムの中でも、先ほどの二点を改善すれば大きく事態を変えることは可能だと思うんですよね。

 だから、そこが最初に書いた「本気でやる気があるか、どうか」の問題だと思うんです。本気で日本人の英語教育の質を変えたい、と思っているのであれば、今すぐにでもできるんですよね。「小学校から英語教育を始めよう」なんて言う前に、できることはいくらでもあるんですよ。

 それを阻んでいる障害を取り除くことが大切なことであって、早期に英語教育を始めることが事態改善の有効策ではないのです。今回、安倍総理に提言を行ったくらいであるのなら、日本人の英語力修得を阻害している本当の原因を見つめて、そしてそれを排除する方向に素速く動いて欲しいと願いますね。

 もうこれ以上日本人の英語教育を放っておくことは許されない状況にきていることを、多くの人々がしっかりと認識すべきだと思います。結局のところ、すべての問題は今の中高大における「日本人英語教師」にあるんですよね。彼らを日本の英語教育界から排除することができるかどうか、という覚悟が問われているんです。

 そう考えれば、簡単に英語教育改革、といいますが、相当な抵抗が巻き起こり、容易にことが進まない、ということがわかりますよね。だからこそ、政府主導による、本気の覚悟の有無が問われますね。

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